谷樋メンテナンスで防ぐ季節性雨漏りの再発リスク

谷樋メンテナンスで防ぐ季節性雨漏りの再発リスク

雨漏り箇所第一位と呼ばれているのが、谷樋という部位になります。谷樋は、屋根の谷型の部分で、雨水や雪などが溜まらないように排水する道の役割を果たしています。屋根に降った雨水などが集中する場所なので、劣化や腐食が起こりやすく …

石材調塗装後に発生した雨漏り原因と再施工の留意点②

昨日の続きになります。ALCパネルの外壁面に石材調仕上げ塗料を施工することは大きな問題があります。石材調仕上げの厚い塗膜によって、ALCパネル目地が完全に隠れてしまうからです。ALCパネル目地のシーリング材の剥離や破断は …

強風時の横殴り雨で発生する雨漏りの原因と対策法

強風時の横殴り雨で発生する雨漏りの原因と対策法

雨漏りの原因は様々にあります。大田区より強風をともなう雨降りの時だけ雨漏りがあるとご相談いただきました。強風をともなう雨降りの時は、普段と違い風によって雨水が巻き上げられ、風圧により屋根や外壁に横や下から打ち付けられます …

壁紙から判明する雨漏りの兆候と内部劣化診断の重要性

壁紙から判明する雨漏りの兆候と内部劣化診断の重要性

K様邸で壁紙に雨染みが発生したとの事で調査にうかがいました。外壁にクラックができて雨水の侵入が確認でき、壁紙は湿気を含んで内側がカビていました。雨漏りと言えば屋根からだと思ってしまいますが、K様邸の雨漏りは外壁から防水層 …

石材調塗装後に発生した雨漏り原因と再施工の留意点①

石材調塗装後に発生した雨漏り原因と再施工の留意点①

M様のお宅は、鉄骨造で外壁はALCパネルです。一昨年、塗装業者からメンテナンスフリーだからと勧められてALC外壁に石材調塗装を施したそうです。ところが壁から雨漏りするのでおかしいと思い、弊社に相談されました。ALCパネル …

ベランダ配管周辺の防水納まり不良と再施工の改善策

ベランダ配管周辺の防水納まり不良と再施工の改善策

N様は軽量鉄骨造の家にお住まいです。昨年ベランダの防水工事をした結果、以前は起こったことのない雨漏りが発生したそうです。ベランダ防水工事の前には雨漏りしたことは無いとのことでしたので、防水工事に何らかの原因があって雨漏り …

劣化した庇交換で外壁への雨水被害を防ぐ施工技術

劣化した庇交換で外壁への雨水被害を防ぐ施工技術

先日、所沢市のお客様より外壁の色あせが目立ちはじめているので塗装したいとご連絡を受け調査に行って参りました到着し外壁塗膜剥がれはもちろんでしたが庇の経年劣化の方が目立ちました。庇とは窓上に設置されている雨除け、日差し除け …

サッシ上部閉塞による排水不良と漏水是正の施工設計

サッシ上部閉塞による排水不良と漏水是正の施工設計

K様は外壁がモルタル下地の磁器タイル仕上げの木状住宅にお住まいです。築10年ほど経った頃、サッシ周りから雨漏りがするので、施工業者にお願いして対処してもらいました。しかし、状況は良くならないどころか酷くなったので弊社に相 …

外壁クラックからの雨漏りを防ぐ構造補修と再塗装法

外壁クラックからの雨漏りを防ぐ構造補修と再塗装法

DIY外壁などクラックで発生した雨漏りを修理して、短い期間で雨漏りが再発してしまいうお宅が多くありますが、雨漏りは確実な原因を見つけないと、いくら修理や補強をしても繰り返してします。病気と同様、原因がわからない状態で治療 …

笠木接合部からの雨漏りリスクと防水改修の重要性

笠木接合部からの雨漏りリスクと防水改修の重要性

雨漏りが発生したと新宿区T様よりご連絡いただきました。2階バルコニーの笠木から雨水が侵入していました。笠木は立ち上がりの壁の上に被せた板金の事ですが、コーナーやつなぎ目などがあるため隙間があれば雨水が侵入して雨漏りに繋が …

屋上防水層の膨れに対する改修工程と防止対策

屋上防水層の膨れに対する改修工程と防止対策

昨日の続きになります。このようなトラブルを防ぐには、防水改修工事の工法の選択が重要になります。今回のケースではウレタン塗膜防水の密着工法で施工されていました。これは施工面である押さえコンクリートの表面に直接ウレタン防水塗 …

外壁内部への雨水侵入を防ぐ吸水防止と修繕技術

外壁内部への雨水侵入を防ぐ吸水防止と修繕技術

雨漏りは屋根が原因だと思い込んでいる方は多いと思いますが、外壁のヒビや破損、または地震や電車、車などの震動による変形や反り、クギ穴などからも雨水は侵入してきます。N様邸では以前に屋根点検した時は異常なかったという事ですが …

屋上防水層の膨れ原因を解析し再施工で改善した事例

屋上防水層の膨れ原因を解析し再施工で改善した事例

E様から所有するマンソンの改修工事の依頼がありました。そのマンションは3階建ての鉄骨造で築25年で、10年前に1回改修工事を行っています。E様によれば、前回の改修工事の際にも、屋上防水工事を実施したとのことです。屋上へ登 …

排水計画を見直して改善したカバー工法不具合の修正例

昨日の続きになります。J様のケースで、カバー工法が雨漏りを誘発する可能性として下地の腐朽状態を確認することができない工法であることが挙げられます。カバー工法の一般的な施工手順は、既存のスレート瓦材などの上に粘着層付のアス …

防水シートの構造と屋根保護における役割選定基準

防水シートの構造と屋根保護における役割選定基準

屋根の上に敷かれているこの緑のシートが防水シートです。防水シートという名前の通り雨から家を守ってくれるという役目があります。屋根はお家にとってとても重要であり、瓦や化粧スレートなどの屋根材だけではまだ不十分なのです。何が …

天井シミから特定する初期雨漏り診断と早期対応法

天井シミから特定する初期雨漏り診断と早期対応法

なんだか天井にシミがあるように見えるので、雨漏りだと思うので来ていただけますか?というご相談をいただいたのは、W様からでした。 天井のシミ、イコール雨漏りと考えがちですが、実は原因が雨漏り以外の場合も少なくありません。で …

カバー工法後に発生した雨漏り再発事例と改善ポイント

カバー工法後に発生した雨漏り再発事例と改善ポイント

J様は、ある業者に勧められるがままにカバー工法をしたら雨漏りするようになったそうです。カバー工法をやる前は雨漏りしたことはなかったそうです。屋根のカバー工法とは、スレート瓦や金属系屋根材などの既存の屋根材を撤去せず、その …

部分修理を積み重ねて建物寿命を延ばす維持管理の考え方

部分修理を積み重ねて建物寿命を延ばす維持管理の考え方

集合住宅より雨漏りのご相談をいただきました。こちらはメンテナンスの時期という事で建物全体の改修工事を行います。屋根材や外壁にも劣化が見られ雨樋も歪んで雨水がうまく排出されない状態です。雨樋は後回しでも大丈夫でしょう、とい …

窓枠錆の進行が外壁へ与える影響と防錆再塗装の実践法

窓枠錆の進行が外壁へ与える影響と防錆再塗装の実践法

先日、江東区のお客様より、外壁の錆が酷いから綺麗にしたいとご連絡を受け調査したところ、原因は窓枠の酷い劣化による錆が外壁に伝っていたからでした錆はどうやら、放置された窓枠劣化が原因で広い範囲で一部錆が進行していたのでした …

陸屋根防水改修工事に求められる納まりと品質管理

陸屋根防水改修工事に求められる納まりと品質管理

昨日の続きになります。H様の陸屋根ぼ雨漏りは、屋根の面積に対してギリギリの排水能力しかもたない排水ドレンに改修用ドレンを設置したことにより雨漏りの危険性が増したと言えます。しかも目皿により雨水の流れはさらに悪くなります。 …

加湿器が建物内部環境に与える影響と適正使用の指針

加湿器が建物内部環境に与える影響と適正使用の指針

今年は比較的暖かい冬 と言われています。そんな中でもコロナ後、ずっと空気清浄機能のついた加湿器を使用している方は多く、やはり冬には手放せなくなっているようです。 N様からは下記のようなお問い合わせがありました。この秋から …

ベランダの雨漏りリスクを下げるセルフチェック項目

ベランダの雨漏りリスクを下げるセルフチェック項目

寒暖差が厳しい今日この頃ですが、影響が出ているのは人間だけではありません。ベランダは紫外線や温度差で防水層が劣化し、床や壁が収縮して亀裂が入り浸水しやすい場所です。さらにエアコンの室外機などを置く場合もあり常に厳しい環境 …

陸屋根防水改修工事における施工手順と品質管理

陸屋根防水改修工事における施工手順と品質管理

H様は賃貸マンションを所有しています。昨年にそのマンションの陸屋根の防水改修工事を実施したのにも関わらず、その後大雨の際に雨漏りが発生したといいます。原因は、屋根に雨水が溜まってしまい満水状態になり塔屋出入り口の扉付近か …

サッシ歪みによる雨水侵入トラブルと修正施工の実例

サッシ歪みによる雨水侵入トラブルと修正施工の実例

春のような暖かい気候になったと思ったら、3連休には雪が降る予報が出るなど、今週は寒暖差に悩まされます。I様邸では毎回台風の時だけ雨漏りがあるとの事でした。このようなケースはよく聞く話ですが原因は色々思いあたります。台風の …

不適切施工で再発した雨漏り修理の実態と防止策

不適切施工で再発した雨漏り修理の実態と防止策

昨日の続きになります。屋根修理工事と言って、あらゆる隙間にシーリング材を充填するとどうなるか説明いたします。まず、広い屋根においてすべての隙間を完璧にシーリング材で充填することは容易ではありません。シーリング材だけで完全 …