集合住宅で発生した雨漏りが住民トラブルに発展

集合住宅で発生した雨漏りが住民トラブルに発展

集合住宅にて雨漏り修理をした時の事ですが、こちらでは雨樋が真ん中から割れて雨水がうまく排出されない状態でした。雨樋の途中からあふれた雨水は建物の外壁に打ちつけ、同じ場所に水が長時間あたっている状態は、湿気によるカビや害虫 …

外壁ひび割れが示す原因と種類別の補修アプローチ

外壁ひび割れが示す原因と種類別の補修アプローチ

住宅は様々な種類の外壁が有りますが、どんな外壁でもメンテンテナンスを定期的に行わないとヒビ割れ(クラック)が発生します。 ◆外壁のヒビ割れの種類と原因とは?①ヘアークラック・髪の毛のような細いヒビ割れ。塗装の膜に発生する …

打ち放しコンクリート住宅に発生した浸水補修の実際

打ち放しコンクリート住宅に発生した浸水補修の実際

J様からサッシ周りで雨漏りの連絡がありました。調べてみますと、モルタル仕上げと外壁のサッシの取り合い部から雨水が侵入したようです。サッシ周りからの雨漏りは、最近増えつつある漏水箇所の一つです。 J様のお宅は、コンクリート …

木造三階建て住宅特有の雨漏り修繕と構造的課題

木造三階建て住宅特有の雨漏り修繕と構造的課題

F様から雨漏りの連絡を受けました。F様のお宅は木造3階建てです。調べてみますと、軒天井と外壁の納まり部分から雨漏りが生じていました。軒天井と外壁の納まり部分からの雨漏りは、3階建て住宅にはよくある現象です。その原因は、3 …

外壁塗装が雨漏り発見を遅らせるリスクと盲点

外壁塗装が雨漏り発見を遅らせるリスクと盲点

雨漏りでお困りの新宿区K様邸では外壁が原因だと判明しました。K様は雨漏りは屋根からだけだと思っていたそうですが、外壁が原因で発生する雨漏りもあるのです。屋根と同様に外壁も風雨や直射日光、寒暖差を受けて劣化してきます。経年 …

雨漏りが起こりやすいベランダ構造と防止策の実際

雨漏りが起こりやすいベランダ構造と防止策の実際

ベランダは何件もの雨漏り修繕を行ってきた、非常に雨漏りしやすい条件が揃った場所です。と言うのも、紫外線や風雨に直接さらされるという環境と、手すりの上部に位置する笠木や排水口、外壁と防水層の取り合いなど、様々な防水処理を必 …

棟板金劣化で発生する飛散リスクと補修による防止策

棟板金劣化で発生する飛散リスクと補修による防止策

強風や悪天候により、屋根の上や庭で凄い物音がしたてから、慌てて確認したところ、棟板金が無くなっていることが有るのを知っていますか?これは棟板金の経年劣化により飛ばされてしまい屋根の雨漏り・破損や事故に繋がることが有るので …

コーナー部分の施工について!職方に質問してみた

コーナー部分の施工について!職方に質問してみた

昨日のブログの続きです。直線部分の防水シートの施工について問題になることはほとんどありません。難しいのはコーナー部分になります。雨漏り検査に立ち会った現場監督や職人に、べランダの腰壁上面を覆う防水シートについてコーナー部 …

点検で発見された雨漏り予備軍の早期是正と対策

点検で発見された雨漏り予備軍の早期是正と対策

I様は雨漏りで気になる所は全て直して欲しいという事でしたが、 今回は雨漏りが止まればいいと言うお客様もいらっしゃいます。 雨漏りしている場所とは直接関係なくても、 修繕が必要だと思われる部分を発見する事もあり、 追加工事 …

ベランダ手すり部に多い雨漏り発生の注意点と対処法

ベランダ手すり部に多い雨漏り発生の注意点と対処法

N様からベランダから雨漏りのような現象が起こっている、との連絡を受けました。サイディングやタイルといった外壁とベランダの手すりの間に、シーリングを施している住宅をよく見かけます。雨漏り防止の目的ならこのシーリングは意味が …

破損した雨樋の修理と排水機能を回復する施工工程

破損した雨樋の修理と排水機能を回復する施工工程

雨漏りは屋根材や防水シートが経年により傷む事が原因になりますが、他にも雨樋がズレたり金具が緩み雨漏りにつながるケースもあります。この場合は比較的簡単な修繕で済む事も多く、樋の位置を正しく収めて、金具を締める事で不具合がな …

防水層省略が招いた腰壁雨漏りを改善する施工法

防水層省略が招いた腰壁雨漏りを改善する施工法

R様からベランダで雨漏りがあるとの連絡がありました。調べてみますと、ベランダの手すりを固定した腰壁の上面から雨水が侵入した模様です。腰壁の合板は腐食していたため、長期間にわたって雨水がしみ込んでいたのではないかと推定でき …

斜面地に立つ建物は要注意!結露の可能性が高い?

斜面地に立つ建物は要注意!結露の可能性が高い?

昨日の続きになります。このようなマンションの事例はしばしば遭遇します。冷気だまりができやすいケースのもう一つの事例が斜面地に立つマンションです。日当たりの良い南斜面に建つマンションでも、北側は斜面と向き合うことになります …

断熱材を省略した施工で発生する結露と雨漏り問題

断熱材を省略した施工で発生する結露と雨漏り問題

賃貸マンションのオーナーから依頼がありました。部屋の結露が酷くてカビが生えているとのことです。調べてみますと共用廊下から玄関の距離をとるために設けたアルコーブに面した部屋に結露被害が集中していました。アルコーブが冷気だま …

ベランダ防水層劣化で起きる浸水被害と補修法

ベランダ防水層劣化で起きる浸水被害と補修法

防水加工が劣化してしまうと、雨漏りの原因に繋がることが有ります。 ベランダの防水加工が劣化すると、実は雨水が下地に侵入して雨漏りを起こしてしまうのです更に家の内部へ侵入し、腐食してしまうと家全体の寿命を縮めてしまうことに …

異素材接合部で発生する雨漏りリスクと施工の注意点

異素材接合部で発生する雨漏りリスクと施工の注意点

笠木からの雨水侵入はよく見られるケースです。原因は様々で、上に被せた板金が錆びて笠木が腐食したり、ビスのアタマ部分から雨水が浸水する事もあります。 集合住宅では中廊下部分に雨漏りが発生したようです。調査をした時に疑った通 …

ケラバ部分からの浸水トラブルと修繕の具体的工程

ケラバ部分からの浸水トラブルと修繕の具体的工程

A様から雨漏りの連絡がありました。調べてみますと化粧スレートのケラバ部分が雨漏りしていることがわかりました。ケラバ部の捨て水切り上で、土、埃が化粧スレートの尻部に詰まっており、雨水が水切りからオーバーフローした模様です。 …

繰り返す外壁ひび割れの危険性と防止策の必要性

繰り返す外壁ひび割れの危険性と防止策の必要性

どんな小さな雨漏りでも、原因を明確にしないと、いくら修理や補強をしても繰り返し発生してしまいます。人間で言うと、大切な体を襲う病のようなものです。原因がわからない状態で治療や対応をしても、根本的な解決にはならず、すぐに再 …

一部補修で済んだはずの雨漏りから学ぶ施工教訓

一部補修で済んだはずの雨漏りから学ぶ施工教訓

K様邸では、雨漏りがしてきたのでご自身でコーキングしたあと、しばらくしてまた雨漏りが始まったという事でした。今はインターネットで大抵の事は検索でき、ホームセンターのDIYコーナーも充実しているので、その気になれば誰でもコ …

釘浮きを放置した場合の危険性と早期補修の重要性

釘浮きを放置した場合の危険性と早期補修の重要性

スレート屋根の棟板金(トタン屋根)にお住みの場合、定期的メンテンナンスや気になって調査してもらう際に発覚することの多い釘浮きですが、これは珍しいことでは有りません。また、釘が浮いている箇所が数か所確認されることも有ります …

断熱材省略が原因で起きた雨漏り修理の施工実態

断熱材省略が原因で起きた雨漏り修理の施工実態

G様は築3年の木造住宅に住んでおられますが、新築時より玄関わきの結露が発生しているのに気付いたそうです。そして冬場になると水滴が流れ、結露水が廊下に流れ出し、水をまいたような状態になったので連絡をくださいました。調べてみ …

積雪後に発生する雨樋の歪みとその是正方法

積雪後に発生する雨樋の歪みとその是正方法

H様邸で、雪が降ったあと雨樋が歪んで見えるとお悩みです。少しの歪みだからと放置すると、雨水がうまく流れず雨漏りに繋がってしまいます。目が届く範囲で歪みが確認できたという事は、目が届かない上層部も同様に劣化が進んでいる可能 …

結露を雨漏りと誤認する現象と正しい診断方法

結露を雨漏りと誤認する現象と正しい診断方法

今回は、寒い時期に相談が増えてくる結露関連です。W様のお宅は在来軸組工法2階建て住宅です。入居後まもなくして1階の和室の押入れの天井にシミがあるのを見つけたそうです。そしてまもなくするとカビも生えてきたというので雨漏りを …

断熱材未使用部で発生した雨漏り修繕と改善策

断熱材未使用部で発生した雨漏り修繕と改善策

N様から雨漏りを疑う現象があるので見て欲しい、との連絡を受けました。天井面に大量のカビが発生しているというので早速調べてみることに。N様は、マンション住まいです。斜線制限でカットされた外壁付近の居室の天井面が特に酷いとい …

シーリング劣化によって生じた雨漏り修繕の実態

シーリング劣化によって生じた雨漏り修繕の実態

建物は様々な部位・材料を用いて建てられていますその為、部位や材料によりメンテナンス時期も異なります。 その中で雨漏りで多く有るのが、シーリングの劣化から始まる雨漏りです。 このシーリングは、様々な部位で使用されています。 …