お客様からのご相談
昨日の続きになります。外張り工法のデメリットについて紹介します。通気層を小屋組み陽の垂木とは別の通気垂木と合板で形成することから「二重垂木工法」とも呼ばれ、通気垂木と合板のコストがかさみます。上棟時の屋外作業も増えます。屋根勾配が急な場合は、合板の足場があっても作業は危険です。これらが問題になる場合は、充填断熱をおすすめします。もう一つのおすすめ工法は、天井断熱の桁上工法です。天井とは別に合板を張り、それを足場にしながら断熱材と防湿・気密シートを施工するので、外張り工法と同じように作業性が同じ天井断熱でも、桁下工法と天井直上工法は、足場や脚立に載って、上向きで作業するのが一般的です。作業性は桁上工法よりも劣ります。桁上工法は照明器具や配線類を桁下の天井裏に設置して、断熱・防湿・機密各層に穴を開けないので、施工品質を確保しやすくなります。この点は、桁下工法でも同様です。桁上工法は屋外作業が増えるのが欠点です。減らしたい場合は、桁下工法が良いでしょう。天井直上工法は天井を施工するだけで済むので、安価で施工が容易そうに見えますが、実際は、断熱・防湿・気密各層の貫通孔を塞ぐ作業は面倒になります。施工品質も確保しにくくなります。明日に続きます。











