屋根に発生する苔が劣化を早める要因と対処法

コケってどこにでも発生しますが、屋根にも発生することが有ります。 日々、日光や雨風にさらされている屋根は、年数が経つと色あせなどの劣化だけでなく、コケが生えてしまうこともは少なくないのです。 下からだけでは、経年劣化によ …

屋根点検相談から導かれた現況診断と提案の要点

K様からのお問い合わせです。 築年数が35年 ということで、ここ数年の自然被害の多さから 雨漏りが起きる前にきちんとしたメンテナンスを。とお考えになって、ということでした。 K様宅は屋根の勾配があまり無く、その分、ご自身 …

棟板金の釘浮きを直して雨漏りを防止する施工手順

お住まいには様々な箇所や部位で釘やビスが使用されております。 その釘ですが、経年劣化や振動により時々抜け始めてしまったり、完全に抜け落ちてしまったりするのを知っていますか? 釘浮きの代表的な原因は、経年の温度変化や、釘が …

劣化した太陽光パネルが引き起こす雨漏り事例

H様より屋根からの雨漏りの連絡をうけました。調べてみますと、 場所は、どうやら太陽光パネルの下辺りであることが分かりました。 太陽光を設置することで雨漏りが引き起こされるケースは珍しくありません。 太陽光パネルを屋根に設 …

寒冷期に起きやすい屋根材の収縮とダメージ解説

寒暖差による防水層の収縮が原因でクラックが入ったり、 寒さにより屋根材がダメージをおこす凍害もあるので注意が必要です。 雨降りが少ないから雨漏りしないだろう…というのは誤解で、 冬でも見えない所で雨漏り被害は進行している …

火災保険を活用した屋根修理の注意点と相談要領

火災保険に関してS様からお問い合わせがありましたので こちらでもお伝えしたいと思います。 まずは、皆さんが当たり前のように何気なく入っている火災保険。 その火災保険は、実は火事以外でも使えることをご存知でしょうか。 その …

結露が雨漏りにつながる原因と室内環境対策

E様は、秋ごろから続いていた雨漏り現象が、数カ月経って見過ごせ なくて連絡をくださいました。屋根を見てみますと、釘で野地板を垂木 に留め付けた場合に、両者にできるわずかな隙間に結露が生じていました。 ところどころシミが見 …

屋根棟部の不具合が招く浸水リスクと補修の必要性

雨漏りの原因と聞いて一般的に思い浮かべるのは屋根からですが、 屋根の中でも雨漏り修理の多い場所があります。 中野区T様邸でもスレート屋根からの雨漏り調査を行ったのですが、 屋根の一番上に位置する「棟板金」の不具合が確認で …

シーリング劣化が雨漏り対策に直結する重要な理由

屋根や外壁、建物の様々な箇所に使用されているシーリング(コーキング)ですが、約5年以上経過した時点で打ち替えをするのが望ましいと言われています。 何故かというと、5年を経過すると、シーリング(コーキング)がひび割れてしま …

屋根葺き替え相談で確認すべき耐久性と施工内容

屋根の葺き替えについてI様からお問い合わせがありました。 葺き替えをお考えの方でもそれぞれお悩みや理由が異なりますが 下記の4つでご依頼が多いです。 1つ目は 実際に雨漏りしている場合です。 原因の箇所を修理しても止まら …

特定しにくい雨漏り箇所を調査した実務知見

M様から雨漏りの連絡がありました。 M様のお宅は、プレキャスト板壁構造のマンションです。雨漏り箇所は1階 住戸の共用廊下側の窓でした。調べてみると同じ位置にある2階と 3階の部屋では、クロスが剥がれるなど結露現象が起こっ …

積雪に弱いトップライト住宅の雨漏り対策と施工法

関東地方にも雪が降るかもしれないと聞き、 新宿区でトップライト付き住宅にお住いのB様が 雨漏りの心配をされていました。 トップライトがある建物や、陸屋根も積雪が弱点となり、 雨漏りに繋がる可能性があるので注意が必要です。 …

棟瓦の歪みが発生する原因と補修による改善方法

先日、江東区にて屋根の調査及びメンテンナンスに行って参りました 早速確認してみると、棟の部分が歪んでおり今にも崩れてしまいそうな箇所が有ることがわかりました。 のし部、大棟、冠部と瓦屋根の一番高い位置の箇所が経年劣化によ …

三階建て特有の構造による雨漏り修繕の対応策

A様から雨漏りのご連絡がありました。A様のお宅は木造3階建てです。 最近は都内の戸建てといえば、3階建てが主流と言っても過言ではないのですが、 3階建ては2階建てにはない特有のトラブルがあるのです。 それは軒天井と外壁の …

正しいメンテナンスが雨漏り防止の近道となる理由

M様邸では雨漏りしているようだと心配になったようです。 見た目は再塗装して特に問題ないように見えますが、 心木部分を見てみると心木がスカスカになり心木を留めるクギが錆びて、 そこから雨水の侵入跡が確認できました。 このま …

建設業で普及するドローン調査の利点と活用事例

ドローンと言う単語は一度は耳にするようになってきた時代になりました 個人的使用では無く、様々な業界で使用されています。 そんなドローンですが屋根調査でも大活躍しております ◆ドローンのメリットとは? ・職人が屋根に上るこ …

住宅トラブル相談で整理された雨仕舞改善の課題点

住宅トラブルに関してのお話です。 台風や災害を始め、最近では家環境の見直しなどなど、 多くの方が雨漏り修繕の工事を検討し 業者への相談や依頼を行っていることかと思います。 そこでぜひ注意をして欲しいのでここに紹介します。 …

外壁裏側に潜む雨漏りを発見した調査の実際

屋根が原因の雨漏りは、天井のシミや水滴で気付く事ができますが、 外壁が原因の雨漏りは雨水が下に落ちるため、外壁の内部に吸収されて 目では見えにくく発見が遅れる場合があります。 雨漏りは屋根が原因だと思い込んでいる方は多い …

チョーキング現象を放置する危険性と早期対応策

◆チョーキング現象とは? 触ると白い粉のような物が付着するので、外壁や屋根など、ご自身で確認することも出来ます。 それは、防水機能を失ってきているという外壁塗り替えのサインになります。 発見したら放置せず、なるべく早い段 …

排水機能改善を目的とした雨水処理施工の実務

F様からバルコニーから雨漏りがあるとの連絡を受けました。 調べてみますと、2階バルコニーにある排水口をシーリング材でふさいで いました。そのため、2階のサイディング横目地から雨水が侵入して いたのです。本来はバルコニーの …

コロニアル屋根の利点と欠点を理解した修繕計画

コロニアル屋根は人気があり、現在最も普及している屋根材と言われております。 多くの業者が施工を経験しています。 その為、塗装や破損修理なども手馴れているのため、最大の長所だと言っても過言ではありません 理由は、屋根の耐久 …

屋根汚れから始まる劣化兆候と清掃メンテナンスの要点

この冬は平年より気温の低い日が多く感じられます。 本格的な寒さはまだこれから。 自然環境は毎年その時になってみないとわからないことが多いよです。 そんな中、現在は症状はないが 屋根のメンテナンスに関して今のうちから確認し …

小さな疑いが雨漏りにつながる可能性と初期診断法

U様は窓付近が湿っているが雨漏りかどうか分からないので、 調査して欲しいとの事です。 場所は1階の窓付近で湿気もあり、結露していました。 出窓上の屋根を調査したところ、 折板と折板のつなぎ目部分が剥がれる経年劣化が見られ …

築年数がさほど経っていないのに雨漏りする物件は少なくない!

昨日のブログの続きになります。 サッシの上枠は水が溜まりやすいという問題があるのですが、サッシ 上枠と縦桟の間に10-15mm程度の隙間を設けると有効だということが 分かりました。 この隙間によって雨水がサッシの上枠を移 …

外壁爆裂現象がもたらす劣化と構造への影響分析

外壁が爆発する現象があるのをご存じでしょうか?放置しておくと、耐震にも大きく影響を及ぼし悪化してしまうと大変なことになってしまう現象です ◆爆裂とは? ・建築物が古くなってくる壁面にもクラックが発生してしまいます。 発生 …