水切り省略による雨漏り修繕で注意すべき施工手順

昨日のブログの続きです。 F様のお宅の軒先のセメント瓦を剥がすと、防水紙や鼻桟に濡れた跡が残り、 軒とけらばが交わる化粧破風板を剥がすと、黒ずんだ破風板が出てきたという 状況が起こった原因は、以下のようです。 劣化した破 …

建物全体を対象とした詳細な雨漏り調査の実施報告

今年は寒い冬、と言われて過ごしてきましたが ここのところたまにホッと過ごせる日もあり しかし、体調を崩す方も多いと聞いています。 実は!家だってそうなんです。 というのも 家に関するトラブルも多いのです。 トラブルを回避 …

外壁塗装の剥がれから始まる雨漏りリスクと補修方法

先日、厚木市にて外壁塗装のメンテナンスに行って参りました 屋根塗装は皆さん雨漏りを心配するので気にする方はほとんどですが、外壁塗装も屋根同様に経年劣化により雨漏りすることが有ります。 外壁塗装は、変色してもただの劣化だと …

危機意識の高まりから始めた屋根リフォーム検討事例

近年は自分の身近な住居に目が向いている傾向があり、 ご自宅を片付けたりリフォームしている最中に 雨漏りを発見したという話をよく耳にするようになりました。 F様は瓦屋根のリフォームをご検討中との事でした。 ご自宅の瓦屋根は …

軒先水切り省略が招いた雨漏りを是正する施工工程

F様から2階の居室からの雨漏りがあるとの連絡を受けました。 F様のお宅は、外壁をALC板(※1)で覆われた築22年の鉄骨造2階建です。 原因を調べるため、外壁を調査してみましたが、塗装やシーリング材に 問題はありませんで …

瓦屋根に繁殖する苔がもたらす劣化とメンテナンス法

どんなに瓦屋根が立派なお宅でも、苔で汚れていると美観も悪く、瓦屋根を維持するに当たって良い状態とは言えません。 下からでは確認しにくい屋根の上ですが、瓦屋根の場合苔に気づくのは下からでも確認出来る鬼瓦になります。 鬼瓦に …

外壁からの雨漏り原因を究明し補修した具体的手法

昨日の続きになります。 円弧状の押さえ金物とパラペットの形状は全く同じに施工することは 難しくどうしてもそこに隙間が発生します。その隙間シーリングで 埋めていました。なので、この場所のシーリングが劣化すると 雨漏りしやす …

年間を通じて計画的に進める屋根修理と点検の重要性

屋根修理は屋外作業になるので天候に左右されます。 天候による中断や延期、スケジュールの変更などが発生する可能性があります。 台風の時期など、季節によっては普段より日数をいただく場合があり、 修理のタイミングや時期を検討し …

外壁上部からの雨漏りを改善した補修工程の記録

O様から雨漏りの連絡を受けました。 O様は築20年の賃貸アパートのオーナーで、雨漏りはあることを 他社に相談したところ、外壁塗装すれば雨漏りが直るということで 実施したらしいです。しかし、実施後も雨漏りが続いており、 弊 …

屋根角度が雨仕舞に与える影響と施工時の注意点

雨漏りとひとことで言っても原因は色々あります。 室内にバケツを置いて天井からの雨粒を受けているシーンを 思い浮かべる方も多いと思いますが、 私たちの所に修理でご相談いただく多くは、 屋根、ベランダ、雨樋、外壁が原因の雨漏 …

軒裏や軒天劣化による落下リスクと補修の必要性

先日、調布市にて、軒天の修復工事に行って参りました。 軒天とは、簡単にいうと、外壁よりも外側に突き出ている屋根(軒)の裏側の天井のことを示します。 軒天には木製のべニア板を使用するのが一般的で、雨や気候などの影響を受けて …

透湿ルーフィングを活用した屋根寿命延長の方法

昨日の続きになります。 透湿ルーフィングにも新技術で、長寿屋根を可能にした ものがあります。 通常、屋根の葺き材はタッカーで野地板に留めつけられます。 桟木もくぎで野地板に固定されますが、この際のくぎ穴が 雨漏りのリスク …

春の嵐前に行うべき屋根メンテナンスと点検要点

各地で雪の情報もあるこの時期は防災意識も高まり、 雨漏り調査のご依頼も多くなっています。 春の嵐が吹いて梅雨や台風の季節がくるので、 H様邸でもその前に雨漏り調査をお願いしたいとの事です。 自宅の屋根の表面がボロボロに剥 …

雨樋の役割と機能不全が招く住まいのリスクを解説

雨樋を気にしたことは有りますか? 見落としがちな雨樋ですが、機能しなくなると様々なデメリットが発生する可能性が有ります。 ◆雨樋の役割とは? 雨水の侵入を避けるという重要な役割を持っています。 もし、雨樋がなかったら雨水 …

屋根修理は原因や内容によって工事の方法を替える必要がある!

屋根修理に関してのお問い合わせ例をご紹介いたします。 屋根修理には原因や内容によって工事の方法は様々あります。 ・古くなった屋根全体をリフォームする場合や、 ・塗装のみを行う場合 ・または台風などによる被害で雨漏り修理を …

最新素材を取り入れた屋根長寿命化施工の取り組み

昨日の続きになります。 屋根材の会社ケイミューから2020年化粧スレート屋根の通気 工法が発表されました。これを採用することで野地板と下ふき材を80年長持ちさせる とのことで、メンテナンス費用を抑えられるそうです。 この …

寒暖差が影響したベランダ防水不良の修繕工程

日本には春夏秋冬の四季があり寒暖差がありますが、 これが建物に大きく影響をおよぼしています。 人はエアコンを使ったり重ね着をするなど防寒対策ができますが、 物言わぬ建物はそういうわけにはいきません。 足立区のY様邸で雨漏 …

トタン屋根のデメリットを理解し雨漏り対策に活かす方法

トタン屋根は人気の屋根材でも有りますが、デメリットもあるのでご自身でデメリットも把握して選ぶのはどんな屋根材を使用していても重要になります。 ◆瓦棒葺きのデメリット ①錆が発生しやすい 塗装が劣化したり傷がついて剥がれた …

バルコニー床の防水端末部の劣化による雨漏り!でも実は…

H様から心配なお問い合わせをいただきました。 実はちょっと前から何か気にはなっていたものの この11月、12月は雨も少ないので気がつかなかったのですが、 ある日の雨で、もしや と気づきご連絡となったようです。 早速拝見さ …

屋根長寿化を目指す工法を試した改修施工の実践

昨日の続きになります。 屋根を長持ちさせる工法はまだほかにもあります。それは、 野地板にたまる湿気を排出する通気機能を備えた金属立平ふき材 を採用することです。それはガルバリウム鋼板(溶融アルミ亜鉛めっき鋼板) 製です。 …

原因特定前のDIY施工が雨漏りを悪化させる危険性

雨漏りの原因になる雨水侵入の入口を探す時は様々な可能性を考えます。 一つの出口が塞がれてしまったと言う事は、 出口を失った雨水が別の出口を探して再び流れ出す事を意味します。 中野区のS様邸では室内のサッシ付近が雨漏りして …

屋根長寿化を目指すための最新技術と施工の工夫

工務店の知り合いから新情報を得ました。 一般的には野地板に屋根ふき材を直に固定するのですが、 その工法ですと、くぎ穴から侵入した雨水が直接野地板に 達し、老朽化が早いという指摘が以前からありました。 その野地板の含水リス …

防水工事相談から始まる劣化診断と施工計画の流れ

M様より防水工事についてお問い合わせがありました。 防水工事はいくつか種類がありますので こちらでもご紹介したいと思います。 1つ目はウレタン防水です。 こちらは全箇所に対応できる防水方法です。 防水剤を流し込み、その後 …

冬に誤解しやすい結露と雨漏りを見極める診断方法

O様邸で雨漏りしているとの事でした。 ガラス窓に面した壁にカビが発生しています。 O様邸には24時間換気システムがついていますが、 ゴーという音が気になるということで、 引越し早々に24時間換気システムのスイッチを切って …

季節の変わり目に行う屋根裏湿気対策と調査の重要性

まだまだ、寒い時期では有りますが、季節は春の準備を始めています。 暖かくなるにつれて、虫が湧いたり、動物の繁殖期になったり、じめじめとしてカビの発生もし始めてきます・・・ その時期が終わると、次は梅雨の時期です ここでお …