電気配線が絡む雨漏り修理で注意すべき施工の要点

T様から雨漏りの連絡がありました。 早速小屋裏を調べてみますと、電気配線が防湿、気密層を破っていることが 原因だと分かりました。 天井断熱でも、屋根断熱と同様5層(※)を明確に区分して計画することは重要です。 ただし、通 …

防水処理の重要性を理解するための施工ガイド

ここ数年は梅雨時や台風時以外にも自然災害による家の被害が取りざたされています。 しかし、その時は心配はしたものの、まだそこまでは、 と思っている方が大多数かと思います。 そこで 例えば 屋根からの雨漏り と聞くと、実際な …

庇と外壁の取り合い劣化で発生した雨漏り注意点

庇をメンテナンスした際に劣化が進行していることが良くあります。 意外と見落としがちで忘れられている庇ですが、劣化してしますと雨漏りし繋が危険があります 庇が付いていると雨から外壁を守ることができる為、庇が取り付けられてい …

バルコニーに集中する雨漏りリスクとその対策

E様はサッシの下部分に雨染みがあるので雨漏りが心配だとの事でした。 2階窓近辺を調べてみると外壁の下地板に雨水の垂れた跡が見られます。 しかし窓と外壁の取り合いに隙間やヒビは見られず、 すぐ上に位置するバルコニーも防水処 …

ドローン調査で屋根劣化を把握する利点と依頼の流れ

昨日の続きになります。 G様に設計図面をみせてもらったところ、図面上は建物の全周にわたり、外壁材と破風板水切りの間に隙間を確保していました。しかし、実際には全周にわたって隙間を密閉していたのです。これは珍しいことではなく …

雨漏り点検相談から得られる重要な診断視点

雨漏りといえば? 台風や大雨の時、室内の天井からポタポタと水滴が、または壁をつたってジワーッと、湿り気が徐々に部屋の内部に落ちてくる。 室内なのに? ではいったいこの雨水はどこから来ているのでしょうか? まず水の侵入口と …

軒ゼロ住宅で発生した雨漏りの原因と修繕ポイント

昨日の続きになります。 雨水の浸入口として野地板裏面と破風板の隙間を最初に疑いました。 そこで棟を下から見上げてみたのですが、野地板の裏面は露出していませんでした。 破風板水切りで隙間をしっかりカバーしてありました。 と …

異常気象に備えるための最新雨漏り対策の提案

春の強風で屋根材やシャッターが突風で歪むなどの被害が出ています。 異常気象が話題になる近年では季節の常識に関係なく、 大雨、大雪、台風、竜巻などがいつ発生するか分からない状況でもあります。 突風の影響で屋根調査のご連絡が …

ベランダ排水不良が引き起こした浸水トラブル

暖かくなると排水溝の臭いや虫が湧いてこないように気になり、室内の水回りを大掃除することも増えますよね 本日はベランダの排水溝も詰まりを放置してはいけない原因を少しご説明させて頂きます!! ◆ベランダの排水溝つまりうを放置 …

屋根葺き替え相談で検討した施工内容と注意点

屋根の葺き替えの件で品川区のW様からお問い合わせがありました。 屋根の葺き替え(張り替え)工事は、面積や形状、劣化状況によって多種多様ですのでご紹介したいと思います。 この工事には大きく分けて2つの方法があります。 今の …

片流れ屋根と軒ゼロ設計に潜む雨漏りリスクの分析

G様から雨漏りの連絡がありました。G様は、新築間もない戸建て住宅にお住まいです。屋根は ガルバリウム鋼板(溶融アルミ亜鉛メッキ鋼板)を用いた片流れ屋根です。 軒の出が小さい、今流行の軒ゼロ住宅で縦ハゼぶきで納めていました …

錆を放置したことで拡大した劣化と雨漏りリスク

気づいたら、 「屋根や外壁の錆がどんどん広がってきている・・・」と思うことがありませんか? 錆は、しっかりメンテンテナンスをしてあげないと、広がり続ける習性が有ります。 屋根や外壁で広い範囲で錆が発生していると、雨漏りに …

屋根リフォームを余裕を持って計画すべき理由

K様邸では窓から見える屋根が欠けているのが気になっていました。 調査してみると屋根材が欠けて浮いており雨水の侵入が確認できます。 屋根は経年とともに撥水効果が低下し、 水を吸収してカビやコケが生えてしまうのです。 K様は …

将来の雨漏りを懸念して依頼された点検内容

集合住宅では陸屋根のヒビが広がって、 これから先の雨漏りを心配されていました。 屋根のない屋上の事を「陸屋根(りくやね)」といいます。 鉄筋コンクリートのビルやマンションのような四角い建物は陸屋根になります。 木造住宅で …

春先に屋根外壁を梅雨対策するメリットと要点

桜の季節も関東は終わりに近づいてきました このまま季節も変わり、あと2,3か月で梅雨に入ります。 春のうちに早めに対策することをお勧め致します!! なぜならば・・・ 連日雨の日が続く梅雨時期は、突然の雨漏りで困ってしまう …

入居直後に起きた雨漏りの検証と改善のプロセス

昨日の続きになります。 K様から弊社に相談が来ましたので、さっそくK様邸を調査してみると、 使用している骨組の寸法などは図面通りでした。 しかし、床下の骨組や床材料の取り付け方など、実際にみることができない 部分に不整合 …

築年数をきっかけに始める建物メンテナンスの必要性

築年数10年、15年、20年などに建物メンテナンスを考えるものです。 いま雨漏りがあるわけでなくても定期的にメンテナンスする事で、 部分的な修繕で食い止める事ができます。 中野区C様邸の屋根調査にて、 普段は見えなくて気 …

トタン住宅の維持に必要な定期メンテナンス

今も多くのトタン造りのお住いが有ります。 先日、厚木市にてトタン造りの家のメンテンテナンスに行って参りました トタンは、塗膜が命と言われており、確認してみるとチョーキング現象が発生していました。 チョーキング現象とは、外 …

新築住宅で早期に雨漏りが発生する原因と対策

K様はコロナ禍をきっかけに完全なテレワークになったので、 駅から離れた広い土地を購入し戸建てを新築することに決めたそうです。 K様が自邸の工事を依頼したのは大手建設会社系の会社です。 その会社ではツーバイフォー工法を手掛 …

DIY施工が招いた雨漏り悪化と費用増加の実態

新N様は以前から雨漏りしていたのでご自身でコーキングを塗ったところ さらに雨漏りがひどくなったとの事でした。 近頃は修理に必要な道具がすぐ手に入るため、 ご自身で雨漏りを修理しようと試みる方が増えていますが、 むやみに水 …

結露?雨漏り?判断に迷ってしまった例をご紹介!

W様から、天井仕上げ材が湿気、水分によりはがれて 雨漏りではないかという相談がありました。 現地へ行きますと、すでに天井材ははがれていました。天井材がはがれているのは 部屋の一部で、真上は屋上でした。W様によれば、天井回 …

ベランダ軒天裏で発生した雨漏りを調査した事例

ベランダやバルコニーの防水加工を気にする方は多いかと思います。 その中で、ベランダやバルコニーの裏側の軒天井を確認したことはありますか? 先日、S様邸より軒天井から雨漏りがするとの事でご連絡を頂きました。 早速調査に伺っ …

雨漏り対策を目的に行った定期点検と改善工程

雨漏りというと。 台風や大雨の時、室内の天井からポタポタと水滴が、または壁をつたってジワーッと、湿り気が徐々に部屋の内部に落ちてくる。 室内なのに、 ではいったいこの雨水はどこから来ているのでしょうか? まず水の侵入口と …

梅雨前に進めた複雑屋根の雨漏り修繕と施工計画

梅雨時期は雨漏り修理が増えますが、 K様は梅雨に入る前に屋根のメンテナンスを希望されました。 こちらは旗竿地のため屋根もL字型をしており、 このつなぎ目は雨漏りしやすい場所になります。 屋根の形は色々あります。 三角屋根 …

雨漏りと結露の違いを見極める診断ポイント

昨日のブログの続きになります。 A様のお宅の散水検査の追跡調査として、サッシまわりの木枠を解体 すると、水受け周辺の木枠にカビが著しく付着していました。これは水抜き穴を ふさいでいたため、水受けからあふれた結露水が水受け …