
スタッフより
昨日のブログの続きになります。
T様邸にて実施した散水検査の追跡調査において、サッシ周辺の木枠を解体したところ、水受け付近の木材部分にかなりカビの発生が確認されました。
調査を進めた結果、解体時に確認された内装材の状態から判断して、サッシと水受けの取り合い部分における施工上の不具合も一定の影響はあるもの、最大の原因は水抜き穴が塞がれていたことにより、結露水が適切に排出されず、水受けから溢れ出してしまったことと考えられます。
また、T様のお話によれば、該当のお部屋にはご家族4人が寝室として使用しております、特に冬場は扉を締め切った状態で過ごしていたとのことでした。
人間やペットは就寝中でも体から水分を放出します。 冬季は外気温が低下するため、朝方には室温と相対的に相対湿度が高くなり、サッシや窓ガラスに多量の結露が起こるのです。
今回の事例においては、結露が主要な原因でありながら、水の浸入経路や症状の見た目から雨漏れと誤認されやすく、初期対応が遅れてしまいました。
また、水抜き穴がふがれていた原因として、時の施工シーリング処理やコマ混入の可能性が考えられます。
このような結露被害を予防するために、以下のような対策が有効です。 まず、室内の換気をこまめに行うこと。 特に冬季には、短時間でも窓を開けて空気を保つことが湿度の調整に効果的です。 また、除湿機の使用や、結露防止フィルムの設置、断熱性の高い窓への交換なども検討できます。
さらに、サッシ周辺の構造や施工状況に応じて、水受けや水抜き穴の清掃や保守点検を定期的に実施することで、同様のトラブルを未然に防ぐことができる可能性があります
今回の調査結果をふまえ、T様には必要な補修工事や今後のメンテナンス方法についてもご案内させていただきます。 居住環境の快適性を維持するためには、建物の構造的な理解と日常の管理の両面からの取り組みが必要になります。
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