棟板金を固定強化して風害雨漏りを防ぐ維持管理法

棟板金を固定強化して風害雨漏りを防ぐ維持管理法

屋根の上に設置されている棟板金ですが、棟板金も釘浮きや抜け落ちてしまっている箇所もあると雨漏りに繋がってしまうことがあります。また、強風や積雪の重さにより外れてしまうことがあるのです。棟板金は、主にスレート(カラーベスト …

バルコニー防水層の劣化と適切な改修工法の実例

バルコニー防水層の劣化と適切な改修工法の実例

S様から雨漏りの連絡がありました。晴天でも、バルコニーに水が溜まっていて雨漏りを疑っているとのことでした。雨漏りの部位といては、屋根が一番多いですが、壁やバルコニーといった屋外空間も少なくないです。バルコニーから雨漏りが …

屋根から始まる雨漏りが軒天に拡大する原因と修繕手順

屋根から始まる雨漏りが軒天に拡大する原因と修繕手順

先日、所沢市にて軒天の交換修理に行って参りました。確認してみると、軒天まで屋根の軒先から雨水が侵入しておりましたこのままでは、軒天が落下してしまう危険性もあるので早速交換をすることになりました。また、上記でも述べたように …

積雪や凍結を雨漏りと勘違いしやすいケースの見分け方

積雪や凍結を雨漏りと勘違いしやすいケースの見分け方

全国的に大雪になり、関東では記録的な冷え込みが続いています。これによって水道管の凍結や破裂が起こってしまいました。注意していただきたいのが、凍結した水道の蛇口をひねったままにしないで欲しいという事です。中野区E様邸ではご …

外壁浸水を止めた補修工法と施工過程の記録

外壁浸水を止めた補修工法と施工過程の記録

U様から雨漏りの連絡がありました。外壁から雨漏りがしているような気がする、ということでした。雨漏りで一番多いのは屋根ですが、外壁からの雨漏りも同様に多いです。近年は、台風や暴風雨などの異常気象が多いので、横殴りの雨が降る …

屋根上に残る雪が歪みを生む構造的原因と対処法

屋根上に残る雪が歪みを生む構造的原因と対処法

雨漏りで困っていますと言う新宿区K様よりご連絡いただきました。屋根に上がらせていただき調べてみると、谷樋のサビ、めくれ、隙間などの劣化が見られます。谷樋は立地や住宅の造りによって設けなければならない場合があり、片流れや切 …

メンテナンス未実施屋根で発生した劣化と構造的影響

メンテナンス未実施屋根で発生した劣化と構造的影響

一度もメンテンナスをしていない約築20年以上の一般的な屋根の内側は外見は綺麗で問題ないと思いがちですが、ボロボロになっていることがあります。実は皆様のお宅も。築15年~20年は経っているのであれば同じ状態になっているかも …

雨漏り調査で見落としがちな潜在的損傷と確認要点

雨漏り調査で見落としがちな潜在的損傷と確認要点

先日の雪の後、皆様のご自宅で家の不具合はないでしょうか。雨が何度かあった後、とうとう雨漏りを発見。そのあとに、雨漏り工事をしてもらったにもかかわらず実は直ってなかった。という事例も出てきています。 工事をしたのになぜ雨漏 …

ベランダ残雪が引き起こす雨漏りリスクと防止策

ベランダ残雪が引き起こす雨漏りリスクと防止策

雪の影響で、昨日から雨漏りについてのご相談を多くいただいています。Y様邸では今まで一度も雨漏りを経験した事はありませんでしたが、今朝になって壁の雨染みに気づいたという事でした。昨日の夜から降り続いた雪がベランダに予想以上 …

緩勾配屋根に多い雨仕舞不良の補修施工事例

緩勾配屋根に多い雨仕舞不良の補修施工事例

I様から雨漏りの連絡がありました。早速屋根調査行いました。その結果、雨漏りの原因は、屋根を葺いている金属板の一部にできた隙間だと分かりました。 その部位を実際剥がしてみると案の定、下地材は消耗しきっておりました。さらに屋 …

デザイナーズ住宅で起きやすい雨漏り事例と設計上の注意

デザイナーズ住宅で起きやすい雨漏り事例と設計上の注意

築年数が古い・建物の痛みが酷いといって雨漏りが生じるとは限りません。定期的に建物を手入れしてきたかによってお住まいの劣化度合いには大きな差が生まれます。近年デザイナーズハウスや外壁がオシャレ等が主流ですが屋根裏や床下など …

寒暖差が原因で起こる雨漏り誤認と正しい診断の方法

寒暖差が原因で起こる雨漏り誤認と正しい診断の方法

H様邸では雨漏りした場所を発見したとご連絡いただきました。雨漏りは1階のサッシ付近です。近頃は寒さのため窓も結露しているので、出窓の上から雨漏りしている事にしばらく気づかなかったようで雨漏り改修を行う事になりました。出窓 …

木胴縁使用時に注意すべき浸水リスクと対策

木胴縁使用時に注意すべき浸水リスクと対策

昨日の続きになります。木胴縁を用いる場合は、通常木胴縁の上に捨て水切りを設置して、水が流れる捨て水切りにはできるだけくぎを打たないようにします。ところが今回のケースでは金具留めをすることが前提になっており入隅部のみ木胴縁 …

屋根釘浮きによる雨漏りの原因特定と補修技術の実際

屋根釘浮きによる雨漏りの原因特定と補修技術の実際

先日、所沢市のお客様うより関東でも積雪予報が出ているので屋根のメンテナンスをしておきたいとご連絡を受け行って参りました。普段見ない屋根の上ですが、メンテナンスして初めて分かる事が多くあります。中でも多いのが屋根の釘が浮き …

積雪後に発生する想定外の雨漏り箇所と点検の重要性

積雪後に発生する想定外の雨漏り箇所と点検の重要性

雪が降ると、今までは雨漏りしなかった部分から急に雨漏りが始まる事があります。雨降りの場合は時間が経過してからの雨漏りは、建物内に染み込んだ雨水が出てくる時に発生しますが、屋上やベランダに雪が積もると数日同じ場所に積もった …

連続雨漏り修理で分かった外壁構造の問題点

連続雨漏り修理で分かった外壁構造の問題点

昨日のブログの続きです。雨漏りの修理は、住宅瑕疵担保責任保険が利用できました。まず状況を確認しながら南面のサイディングを撤去しました。サイディングは金具留めとなっていました。窓上部の透湿防水シートを確認しましたが大量に雨 …

積雪による屋根裏雨漏り被害と構造的対策の最適化

積雪による屋根裏雨漏り被害と構造的対策の最適化

関東でも毎年、積雪によるお問い合わせやご相談は多く寄せられます。雪に慣れていない関東住まいですと、気づかないまま過ごしてしまい、屋根に破損があったなどの被害が寄せられます。日光により屋根に積もった雪はどんどん溶け始め、溶 …

天井シミ相談から判明した雨漏り被害の実態と対策法

天井シミ相談から判明した雨漏り被害の実態と対策法

定期的にお世話になっている藤沢市のHさんから昨年の11月頃から2階の天井にシミができて、なんだか大きくなってきているのだけれど雨漏りかもしれない。とご心配のお電話を頂きました。 早速伺って拝見すると、確かにシミがありまし …

サイディング劣化による浸水トラブルと修理法

サイディング劣化による浸水トラブルと修理法

T様から、雨漏りの連絡を受けました。2階サッシ脇の壁紙に黒カビが発生しているので雨漏りを疑ったそうです。築5年ということなのですが、施工した工務店は倒産しているということで弊社に相談したそうです。早速調べてみますと、南面 …

2月に多発する凍結積雪被害を防ぐ屋根点検の重要性

2月に多発する凍結積雪被害を防ぐ屋根点検の重要性

関東は年間を通して雪の降る確率が2月が一番大きいそうです。その前にと屋根修理や調査のご依頼が増えています。以前新宿区のS様邸ではカーポートの屋根から雨漏りがあり、積もっていた雪をホースで散水したという事です。点検してたと …

トタン屋根からガルバリウム鋼板葺き替えの利点

トタン屋根からガルバリウム鋼板葺き替えの利点

M様より、屋根修理の依頼がありました。今まで屋根に関しては何の関心も無かったそうですが、隣に新築が建って急に自分の家がみすぼらしく見えるようになったということで、外壁と屋根をリフォームしようと思い立ったそうです。また、最 …

野地板まで腐食した屋根葺き替えにおける再設計の重要性

野地板まで腐食した屋根葺き替えにおける再設計の重要性

先日、所沢市にて屋根調査を行ったところ、気づかず長年放置してしまった為今回どうしようもなくなり葺き替え工事になっていました雨漏りが大変厄介なところは、雨が降る日に雨漏りが発生する訳では無いという事です。一度雨漏りが起こっ …

屋根同士の隙間補修で行う浸水防止の実際と課題

屋根同士の隙間補修で行う浸水防止の実際と課題

N様から、湿気によるカビの相談がありました。カビが生えている場所は、自宅と物置小屋が隣接していて、その微妙にあいた隙間にあるそうです。カビの原因は年中隙間に流れ込む雨水です。そのためいつも湿気ているため、壁が黒く汚れてい …

住環境を見直すための断熱防水劣化対策の基本知識

住環境を見直すための断熱防水劣化対策の基本知識

最近、私たちを取り巻く環境への見直しが増えている中で住宅への見直しの考えも大きく増えてきています。 というのは、具体的に食生活、住居、などをはじめとして 囲まれる生活全体への環境をより快適に、より安全に、より健康的にと考 …

錆の発生原因を構造面から分析し防止するための実践策

錆の発生原因を構造面から分析し防止するための実践策

まだまだ寒い時期が続いておりますが、1月も終わりに差しかかって参りました。今回は、錆びてしまった箇所からの被害を少しご紹介いたします。◆錆とは?錆が発生する原因は金属の表面が酸素や水と酸化を起こし、金属自体が腐食してしま …