軽量瓦リフォームで耐震性と意匠性を両立する設計法

K様からご相談をいただきました。 昔ながらの瓦屋根なのですが、 軽量タイプの瓦にしてリフォームしたいと考えているのですが、可能かどうか見ていただくことはできるのでしょうか。 とのことでした。 確かに、今のままの状態に復活 …

再塗装では解決しない屋根劣化の深部補修手法

雨漏りしているようだと心配になったO様邸の屋根を見てみると、再塗装して特に問題ないように見えますが心木部分を見てみると心木がスカスカになり心木を留めるクギが錆びて、そこから雨水の侵入跡が確認できました。 このままにすると …

軒天劣化を放置しないための点検交換スケジュール

先日、江東区にて軒天の板が結構劣化してきたので取り換えてほしいとご依頼を受け行って参りました 外壁や屋根は近年塗装等をし終えておりましたが、軒天だけ経年劣化が確認されました。本来ならば外壁塗装と一緒に塗る方が相場も抑えら …

外壁からの雨水浸入を防ぐ施工点検の基本指針

T様は雨漏りしていないか気になっていました。 以前に屋根点検した時は異常なかったという事ですが、なぜか室内で湿気を感じてカビ臭い時もあるそうで雨漏り修理の専門家に調べてもらいたいとの事です。 確かに屋根は雨水が侵入するよ …

釘やビス固定不良による屋根損傷リスクと改善方法

屋根はビスや釘で「固定されています。 その、ビスや釘が浮いてしまったり、抜けてしまうと少しずつ雨水が侵入し雨漏りの原因に繋がることをご存じでしょうか? 屋根のビスや釘浮きなどは、7-8年程でメンテンナンスをする必要があり …

排水不良による下屋根雨漏りの原因と修理プロセス

S様邸では窓付近が湿っているが雨漏りかどうか分からないので調査して欲しいとの事でした。 場所は1階の窓付近で湿気もあり結露していました。 出窓上の屋根を調査したところ折板と折板のつなぎ目部分が剥がれる経年劣化が見られ雨水 …

トタン屋根塗装で梅雨台風に備える耐久対策

先日、所沢市にてトタン屋根のメンテナンスに行って参りました お客様は長年トタン屋根をご愛用しているお宅になります。 到着し確認していくと大きな破損は有りませんでしたが、塗膜の劣化が見受けられました。トタン屋根は塗膜が必須 …

天井雨染みが示す初期雨漏りの発見と対応手順

U様邸で天井に小さなシミを発見した事から、見えない建物内部の状況を心配して雨漏り調査のご連絡いただきました。 天井にできた雨染みを発見した事から雨漏りを認識する場合が多いものですが、それは建物内部に留められなかった雨水が …

スレート屋根を長期維持する塗装とメンテナンス戦略

現在、日本国内の住宅の約8割がスレート屋根で建てられています なぜそんなにも人気の屋根材なのかは、理由が有ります。 ◆ストレート屋根とは? ・別名:スレートをカラーベストやコロニアルと呼ばれています。 主成分がセメントの …

鉄骨造集合住宅における雨漏り要因の解析と是正

昨日のブログの続きになります。 さらに原因を突き止める為に外壁サイディングの下2段のみを解体してみました。 サイディングは通気金具留めとなっていました。2段分の透湿防水シートに 雨染みが見つかりませんでした。このことから …

トップライト撤去時の屋根改修ディテールと防水処理

早くも沖縄では梅雨に入ったようです。 毎年、春や秋がなくなってきている感覚が報道されていますが、今年の夏の暑さも気になるところです。 暑さと共にやはり気になるのが これから迎える梅雨や台風。 むしろそれ以外に今では通年で …

季節変動に強い屋根設計と雨漏り予防の最適化

天候がコロコロ変わる時期はご自宅の屋根を心配して雨漏り調査のご依頼が増えます。 足立区のE様からも今後の雨漏りを心配してご連絡いただきました。 調査したところ屋根に目立った破損はなかったのですが、破損が無いと安心するのは …

ベランダ防水劣化の兆候と補修判断のポイント

ベランダはどんなに完ぺきな防水加工を施したとしても、経年劣化します。 他の屋根や外壁同様、定期的にベランダ防水工事を施す必要があります ◆ベランダ防水工事は劣化の兆候・症状とは?? ・ベランダが白くなる 白っぽく変色して …

下屋根の劣化診断と強風後の安全確認の実施手順

M様邸では強風の際に屋根の一部が飛んできたという事で、屋根が実際どうなっているか見たうえで修繕をお願いしたいとのご希望です。 さっそく調査したところ屋根材の劣化が見られ、表面の一部が強風で剥がれたのが確認できました。 建 …

長期化した雨漏りの原因特定と段階的改修計画

N様の所有する事務所ビルは、 鉄筋コンクリート造で築30年になります。8階建てで一部が7階建てに なっており、以前から8階の天井に雨漏り現象が見られるそうです。その状態も もう10年以上になるのそうです。何度か改修を試み …

コロニアル屋根を長持ちさせるための点検補修計画

今も人気のあるコロニアル屋根は、現在最も普及している屋根材になり多くの業者が施工を経験しています その為、塗装や破損修理なども手馴れているのです。 これは、結構「最大の長所」だと言っても良いです なぜなら、屋根の耐久性や …

陸屋根構造の特徴とメンテナンス上の利点課題

マンションやビル、工場や鉄筋コンクリートのビルのような四角い建物の屋根は平面な形の陸屋根になっています。 木造住宅での陸屋根は構造上あまりお勧めできませんが、近年では陸屋根風に設計された住宅も見られ、無駄のないシンプルで …

瓦一枚の損傷でも放置できない補修判断と施工法

たまに、メンテンナス時には何の影響もなかった瓦屋根でも何らかの影響により1枚だけ落下してしまったり剥がれてしまったりずれてしまうことがあります。 恐らく、原因は様々ですが経年劣化により振動や強風が加わり漆喰の劣化が始まっ …

屋根苔汚れ発生の要因と洗浄防藻処理の管理方法

最近は天気はもちろんのこと、気温や雨の場合の雨量 時間ごとの状況まで、ネットで調べられる状況で 便利で助かります。 そんな中、現在は症状はないが 屋根のメンテナンスに関して今のうちから確認しておきたい、といったお問い合わ …

希少瓦屋根の保全と伝統工法を活かした修繕技術

F様邸では強風のあとから雨漏りが気になるという事で、瓦の一部がズレて破損箇所が見つかりました。 屋根リフォームには、現在の屋根をすべて撤去して新しい屋根にする葺き替え工事と、現在の屋根の上に新しい屋根を被せるカバー工法が …