雨漏りは意外な場所から始まる可能性と診断方法

A様邸で雨漏りがありました。 雨漏りがしてきたのでご自身で調べてコーキングしてみたが、 しばらくしてまた雨漏りが始まったという事でした。 今はSNSで大抵の事は調べられますし、 ホームセンターのDIYコーナーも充実してい …

歪んだ雨樋がもたらす劣化リスクと早期対応の重要性

雨樋の破損はすぐに目につくと思いますが、歪みも注意しないと雨を上手く受けられ無い状態になってしまうことを知っていますか?? 歪んだままだと、強風時や積雪などより雨樋が外れ落ちてしまう可能性があります。 部分修理でも可能で …

初動対応が重要となる雨漏り修繕相談の実態

天井にシミがあるように見えるので、雨漏りが起きている気がして。 どうしたらいいのでしょう? というご相談をいただいたのは、I様からです。 天井のシミ、イコール雨漏りと考えがちですが、 実は原因が雨漏り以外の場合も少なくあ …

棟部修理の重要性と屋根の接合部に潜むリスク

強風や豪雨、台風の後に屋根修理のお問い合わせで多いのが棟の修理です。 ここは屋根の頂点にあたり、屋根と屋根を繋ぐ大切な役割をしています。 風雨や紫外線を真っ先に受けるためダメージをうけやすく、 板金のクギも浮いて雨水が侵 …

屋根断熱と天井断熱を比較した施工計画の考察

昨日の続きになります。 屋根断熱と天井断熱の区分で見ると、屋根の形を考慮に入れることも 必要になります。組み合わせの方法によっては、断熱や通気経路の施工に 手間がかかります。 推奨しない組み合わせの一つは、 切妻の大屋根 …

建物に必須となる防水シートの役割と施工の注意点

家を建る時に必ず設置するのがこの緑のシートが防水シートです 屋根は、雨から家を守ってくれるという重要な役目があります。 その為、天敵であす水からしっかり守る工程が必要になるのです!! しかし、瓦や化粧スレートなどの屋根材 …

雨樋からサッシへ伝った浸水事例と修繕方法

この冬は前シーズンより毎日寒いので、1月2月とどうなってしまうのだろう。とご心配の方も多いのでは。 そして、間違いなくまた春の突風や、梅雨や台風など 自然からの災害は予想通りとはいかないものも多くあります。 今年、願わく …

外張り工法の弱点を補った断熱施工の流れと所見

昨日の続きになります。 外張り工法のデメリットについて紹介します。 通気層を小屋組み陽の垂木とは別の通気垂木と合板で形成することから 「二重垂木工法」とも呼ばれ、通気垂木と合板のコストがかさみます。 上棟時の屋外作業も増 …

雨樋の不具合から派生する浸水リスクと改善策

この冬は例年より気温の下がるのが早かったようです。 12月にもうこの寒さ?と感じた方が多いのでは無いでしょうか。 その原因の1つに西・北方向からの強い風があります。 そして家にとっても、特に強い風は大きな影響があります。 …

新年に備えた雨漏りと屋根点検の取り組み要点

2023年が始まりました。 今年も雨漏りや屋根の事を記事にしていきますので、 どうぞよろしくお願いいたします。 下屋とはメインの大屋根の下にある小さい屋根のことを指します。 無駄を省いたスッキリした建物が人気ではあります …

屋根断熱と天井断熱における施工要点と改善策

本年もどうぞよろしくお願いいたします! 昨日の続きになります。 屋根断熱と天井断熱は断熱材の施工方法は、全部で5つの工法に 細分化されます。工法ごとに作業性のメリット、デメリットがあります。 屋根断熱は、断熱材を下地鋼板 …

ベランダ防水加工による雨漏り対策の施工要点

意外と見落としがちばメンテンナンス場所がベランダです。 日常的に洗濯物を干したり、外の空気と触れるなど、生活に欠かせない場所ですよね しかし、水漏れや雨漏りの原因となる場所でもあるので定期的にメンテナンスをしてあげること …

詳細調査を前提とした雨漏り修理依頼のポイント

今年の冬の特徴は乾燥ですね。 とおっしゃる方が多かったです。 秋から冬は特に加湿に気を使っていた。 そして 中には加湿器や空気清浄機能のついた加湿器をさらに買い足し、 ほとんど1日中付けっ放しで加湿しているとのこと。 そ …

快適な年越しを実現する雨漏り修繕の提案と実務

2022年も最後の1日になりました。 異常気象や予想できない出来事など、 めまぐるしく変わる日々についていくのが大変な年でもありました。 そんな状況もあり在宅の時間が当たり前となり自宅の事に目が向いた影響か、 たくさんの …

屋根断熱と天井断熱に取り組んだ施工計画の実際

本年一番印象に残ったのは数か所で行ったで屋根断熱と天井断熱の 取り組みです。 まず小屋裏の断熱方法は大きく「屋根断熱」と「天井断熱」に分けられます。 2つの違いは、断熱材の施工位置、小屋裏の熱的環境、屋内の水蒸気を 外部 …

外壁ひび割れの種類と発生メカニズムを専門解説

外壁の割れにも様々な種類があり、原因もいろいろあります。 また、素人ではなかなか判断しにくいひび割れも有るので見つけたらまず放置はしないことをお勧めしております ◆ひび割れの種類とは? ・ ヘアークラック よく見かける髪 …

崩落部を伴ったエントランスパラペット修繕の全容

昨日の続きになります。 このコンクリートの崩壊部はパラペットの下面のひび割れとつながっていて 広範囲に影響を及ぼしていました。最近の瓦屋根では壁との納まり部に 捨て水切りを入れて雨漏りを回避していますが、40年前の建築物 …

年末に間に合わせる雨漏り修理スケジュールの工夫

年末になると気になる事を今年中にスッキリさせたいと思う方が増えるせいか、 屋根修理のお問い合わせをたくさんいただきました。 足立区のS様邸でもご近所が外装リフォームを行っているのを見て、 屋根の塗り替えをご希望ですが、そ …

コロニアル屋根の棟板金交換で防水性能を再生

K様邸へコロニアル屋根の棟板金交換に行って参りました 定期的にメンテナンスなさっているようで、今年は突発的な豪雨や台風が酷かったことも有り屋根の状態を気になされてご連絡を頂きました 早速確認してみると、棟板金に打ち付けら …

エントランスパラペット部の浸水を改善した施工内容

昨日の続きになります。 まずパラペットの棟瓦から撤去しました。棟瓦はふき土と銅線で緊結されていて 鉄くぎは使用されていないので、棟瓦にひび割れは見当たりませんでした。 それから、傾斜部分の瓦を撤去しました。パラペットの傾 …

放置を悔やむ雨漏り修理と依頼のタイミング考察

雨漏りしていても修理を依頼するまでに時間がかかる傾向があります。 一度雨漏りしても次回の雨降りには雨漏りしないかもしれないと思う方が多く、 誰しも雨漏りを認めたくないという気持ちが働いているからかもしれません。 また雨漏 …

シーリング劣化が屋根雨漏り進行を加速させる要因

屋根のメンテナンスは葺き替えや、塗装のし直しだけでは有りません。 特にひび割れや雨漏りが進行や色あせをしていなくても、シーリングの劣化が始まっていることが有ります。 シーリングとは、雨水に侵入を更に防ぐもので、屋根材と屋 …

省エネ性能を考慮した屋根改修相談と施工検討

T様から屋根に関してのご相談がありました。 在宅が増えた頃から気になってはいたのですが、 暑い夏の間も1日中クーラーをかけていたため 電気代にビックリしていた、とのこと。 そして冬は暖房も。 高いだろうなと思っていたが、 …

エントランス部で行った雨漏り補修工事の実務工程

アパートのオーナーのM様から連絡がありました。 エントランスの入り口の庇が雨漏りして、ひび割れているとのことです。 さらにパラペットの傾斜部は瓦ぶきなので、その瓦にもひびが入り、 いつ通行者に落下するか大変危険なので修理 …