快晴続きでも発生した雨漏りの原因究明と修理方法

Y様から雨漏りの連絡を頂きました。 調べてみますと、雨漏り箇所は化粧スレートのケラバ部分のようです。 ケラバ部の捨て水切り上で、土・埃が化粧スレートの尻部に詰まっており、 雨水が水切りからオーバーフローしていました。 そ …

トップライトの利点と弱点を理解した上での施工判断

ここ2~3年、トップライトについて質問される事が多くなりました。 リモートワークが定着するなど、 ご自宅で過ごす時間が増えた方も多いと思います。 屋根リフォームを検討中の新宿区E様からのご質問で、 外に出る機会が減って自 …

瓦屋根破損を状況に応じて部分交換する施工法

屋根の修理と言うと、大がかりになりそうだなと思いがちですが、状況によってはすぐに対応可能であり費用もお安く済むことが有ります。 例えば瓦屋根です。 瓦屋根は、1枚から交換可能な屋根材です! 費用も数百円~2000円で交換 …

外壁透湿防水層不良で生じた雨漏りと補修工事の流れ

昨日の続きになります。 雨漏りの原因は、外壁の透湿防水シートの下端部が、床から壁へ立ち上げたシート防水の 室内側に設置されていたことに依るものでした。 サイディングから侵入した雨水は透湿防水シートの表面を流れて 居室へと …

屋根材の飛散が洗濯物に直撃した事故と対策の必要性

春は新生活も始まり防災意識が高まり、雨漏り調査のご依頼も多くなります。 屋根をチェックする時は屋根材の劣化、ズレや亀裂、色あせや変色、 クギの浮きやサビ、コケや植物が生えているか、 棟板金の不具合などをチェックしていきま …

ベランダリフォームで防水性を高める施工方法

ご自宅での雨漏りは屋根や外壁からだけと思いがちですが、実はベランダからも雨漏りが発生することが有ります。 ベランダやバルコニーからの雨漏りの原因としては、ほとんど経年劣化や施工不良の可能性が高いです。 ベランダの経年劣化 …

雨染みに似た兆候から雨漏りを早期発見する視点

H様からのお問い合わせです。 リビングでTVをみている時に不意に雨漏りのようなシミを見つけたのですが、 と心配なお電話をいただきました。 実はちょっと前から何かおかしいなーと気にはなっていたものの この冬は雨も少ないので …

被害を防ぐための瓦屋根メンテナンスの重要性

少しずつ春の陽気になり、そろそろ衣替えを考えている方もいらっしゃるかと思います 部屋の中だけではなく、お住いのメンテナンスもご検討されてる方はこの時期はお勧めの時期ともいわれていますよ! お住まいもお体と同じで、悪いとこ …

外壁カバー工法を用いた雨漏り修繕の具体的な方法

M様から2階の居室から雨漏りがあるとの連絡がありました。 M様のお宅は築13年の鉄骨造の3階建ての戸建てです。外壁は、 白い窯業系のサイディングがベースで、アクセントがグレーの 溶融アルミ亜鉛合金めっき鋼板の縦張りです。 …

ベランダ活用で注意すべき防水層の特徴と劣化対策

自宅のベランダを工夫して活用される方が増えました。 洗濯物や布団を干す他にも家庭菜園やガーデニングなどの箱庭づくりや、 人工芝を貼ってテントを置いたり夏にはプールやペットの水遊び、 バーベキューや子どもの遊具置き場など様 …

加湿器使用が引き起こす住環境劣化のリスク

乾燥した日々が続くので加湿器を使用しているのですが ちょっと心配で というお問い合わせをいただきました。 お聞きすると、この秋からずっと今まで、特に加湿に気を使っていた。 昨年は空気清浄機能のついた加湿器をさらに買い足し …

屋根構造に必要な通気性と耐久性を両立させる工夫

寒い季節は内側と外側の温度差により窓に結露が発生します。 屋根は普段見えないのでイメージがわかないかもしれませんが、 雨漏りと同様の形で結露が現れる事があるのをご存知でしょうか。 足立区N様から雨漏りのご相談を受けてお話 …

定期診断でわかる屋根の劣化状況と補修の必要性

Y様の屋根の定期診断を行っていました。 その際に雨漏りと浸水の違いが何かと問われました。 この問いを聞かれることがしばしばあります。 結論から言えば、雨漏りも浸水も雨水の侵入に変わりはありません。 雨漏りとは、主に野地板 …

外壁雨漏りで発生するカビ被害と予防策の解説

N様邸では壁紙に雨染みができていたとの事でした。 外壁にヒビが入って雨水の侵入が確認でき、 壁紙は湿気を含んで内側がカビています。 一般的に雨漏りと言えば屋根の不具合からだと想像してしまいますが、 外壁からの雨漏りは防水 …

徐々に進行する雨漏り被害を食い止める診断と修理

K様から雨漏りの連絡がありました。 調べてみますと、野地板や垂木など、かなりのダメージが見られました。 K様によれば、今までは雨漏りの兆候が無かったとのこと。 おそらく気づかぬ程度に、屋根材のすき間から雨水が徐々に侵入し …

露出した配線が雨漏りから漏電を招く危険性

お住いは建物の中に電気を通す配線が組み込まれています。 その配線が建物の経年劣化により剝き出しになってしまうことが有るのです。 実はそれはとても危険な状態です。 剥き出しになった箇所は雨水で漏電する可能性が有ります。 例 …

新築直後の賃貸マンションで発生した雨漏りと補修

新築間もない賃貸マンションで居室で雨漏りが生じているとの連絡を打受けました。 柱や梁と壁を分離するために用いる構造スリットが雨漏りの原因となっていました。 最上階の柱と壁の間に設置した構造スリットの真上にあるパラペットの …

雨水が集中しやすい部位での屋根対策と注意事項

今回雨漏りでお困りなのは新宿区M様で、 2階の天井に雨漏り跡が見られます。 屋根に上ってみると谷樋に穴が空いており雨水の侵入が確認できました。 谷樋とは屋根と屋根が谷状に取り合う部分で、 私たちでも多くの雨漏り修理を行っ …

屋根の上に潜む汚れが劣化を加速させる理由

お住いのメンテナンスの中に雨漏りや修理以外にも屋根の上の掃除が有ります。 皆様もご存じの通り、屋根は365日、風雨などの影響を受けており、普段目に出来ない箇所でもありますので劣化も思いの外早く進行してしまいます。 目の届 …

薬剤処理済の胴縁が防水性を低下させる!薬剤についても詳しく!

昨日のブログの続きになります。 薬剤処理済の胴縁が防水性を低下させるという件についてです。 防腐防蟻処理に使われる薬剤は、木材への浸透性を高める ため、洗剤などと同様に「界面活性剤」を含んでいます。この界面活性剤の成分 …

水の逃げ道を確保し通気性を維持する重要性と工法

S様が窓枠付近に湿り気があるという事でした。 結露の可能性もふまえて屋根のつなぎ目と同時に、 建物本体と下屋根の取り合い部分も調査します。 こちらの下屋根は複雑だったため、 つなぎ目が必然的に多く劣化や剥がれがみられます …

窓枠劣化が原因で発生する雨漏りの特徴と補修内容

窓枠から雨漏りをすることも有ります 窓枠の金属は経年劣化により穴が開いてしまったり、外壁との取り合いも悪くなってしまい隙間が出来てしまいます。 経年劣化を放置してしまうと、劣化した部位に穴が開いた箇所から雨水が侵入してし …

施工中物件で発生した雨漏り現象の原因と対応方法

I様から連絡がありました。I様のお宅は、木造住宅で新築工事中 なのですが、晴天が続いているのに木材から水滴が 雨漏りのように滴り落ちていて、施工不良ではないか との疑惑がぬぐえないので、客観的に見て欲しいとのことでした。 …