自分で屋根のコケを落とすのは危険!絶対にDIYしてはいけない理由とは

家の周囲を点検していたところ、屋根に気になる部分があった——。
そのようなご相談をいただきました。
ベランダ脇の屋根にコケが生えているように見え、ご自身でデッキブラシを使って落とせないかと考えられたそうです。

DIYが得意な方であれば「自分でできそう」「すぐ取りかかりたい」と思うのも自然な流れ。
しかし、屋根のコケ落としをDIYすることは絶対におすすめできません。

DIYでコケ落としが危険な理由

屋根のコケ掃除は一見簡単な作業に思えますが、実際には非常に高い危険が伴います。
その代表的な理由がこちらです。

1. 勾配のある屋根は想像以上に滑りやすい

屋根には傾斜があり、ただ立っているだけでもバランスを崩しやすいものです。
さらにコケが繁殖した屋根材(スレート・セメント瓦など)は、雨の日の路面以上に滑りやすく、足元の安全性は極めて低くなります。

2. コケの粉が舞い、作業中にさらに危険度が増す

ブラシで擦るとコケの粉末が空中に舞い、吸い込むリスクがあるだけでなく、粉が屋根材に広がってより滑りやすい状態をつくります。
少し踏み込んだだけでも転倒・転落につながる可能性があります。

3. 落下事故が“もっとも多い作業”が屋根上のDIY

毎年、屋根からの転落事故で救急搬送されるケースは少なくありません。
特にベランダから乗り移るような動作は、不安定な姿勢になるため大変危険です。

4. コケ落としの方法を誤ると屋根材を傷めてしまう

力任せに擦ると、スレートの表面塗膜を削り、かえって劣化を早めることがあります。
最悪の場合、防水性能を低下させ、雨漏りの原因になることも。

コケが生えやすい屋根には共通点がある

ベランダの陰になり日当たりが悪く、風通しも弱い位置などの共通点があります。
こうした環境では湿気が溜まり、コケ・カビが非常に発生しやすくなります。
ご自宅の中で「北側」「樹木の近く」「建物の影になる部分」がある場合、同じようにコケが生えている可能性があります。

まとめ:屋根のコケは“見つけたらプロに相談”が正解

屋根のコケは見た目の問題だけでなく、滑り事故・屋根材劣化・雨漏りなど多くのトラブルの原因になります。
「見つけたらDIYせず、まずは専門業者の点検を受ける」のが安全で確実です。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。

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