コーキング補修で対応できる雨漏りの範囲と施工限界

雨漏りが発生すると、住んでいる人の心は不安でいっぱいになりますよね。
「どこから漏れているんだろう」
「自分で修理できるのかな」
そんな悩みをお持ちのあなたへ、今回は雨漏り修理にコーキング剤が使えるのか、その原因と具体的な補修方法について解説します。
コーキング剤を使った応急処置の方法を理解することで、雨漏りを一時的にでも止めることができ、専門家に依頼する前に状況を把握することができます。

□雨漏り修理にコーキング剤は使える?

 

雨漏りの原因によっては、コーキング剤は効果的な補修方法となるでしょう。
しかし、すべての雨漏りに使えるわけではなく、適切な状況で使用しないと雨漏りを悪化させる可能性もあるため、注意が必要です。

*コーキング剤で補修できる雨漏りの原因

 

コーキング剤は、屋根材の小さなひび割れやずれ、天窓やサッシまわりのコーキング剤の劣化、雨樋の継ぎ目の破損、外壁のコーキング剤の劣化、外壁のひび割れなど、比較的軽微な雨漏りに効果を発揮します。
これらの原因に対して、コーキング剤は応急処置として有効な手段となります。

*コーキング剤で補修できない雨漏りの原因

 

一方で、コーキング剤では修理できない雨漏りの原因もあります。
例えば、屋根材が完全に剥がれてしまった場合や、防水シートが劣化している場合は、コーキング剤だけでは根本的な解決にはなりません。
このような場合は、専門会社に修理を依頼する必要があるでしょう。

*コーキング剤を使う際の注意点

 

コーキング剤は、使い方によっては雨漏りを悪化させる可能性もあるため、注意が必要です。
例えば、コーキング剤を塗布する前に、しっかりと汚れや水分を拭き取っておく必要があります。
また、コーキング剤の種類によっては、乾燥時間が異なるため、適切な種類を選ぶことが重要です。

□コーキング剤で雨漏りを修理する方法

 

コーキング剤を使った雨漏りの応急処置は、以下の手順で行います。

1:準備するもの

・コーキング剤
・コーキングガン
・マスキングテープ
・カッター
・ヘラ
・プライマー
・ハケ

 

2:手順

まず、既存のコーキングをカッターで除去します。
その後、ハケなどで水洗いして乾燥させます。
続いて、施工箇所の周辺をマスキングテープで養生し、施工箇所にプライマーを塗布します。

次に、コーキング材をコーキングガンに入れて注入し、ヘラで形を整えます。
そして、コーキング材が乾く前にマスキングテープを剥がします。
最後に、乾燥させたら完成です。

 

3: 注意点

コーキング材の種類や天候によって乾燥時間が異なります。
そのため、乾燥するまでは水に濡らさないようにしてください。

また、コーキング剤はあくまでも応急処置です。
状況によっては、当社のような専門家に修理をご相談ください。

□まとめ

 

コーキング剤は、雨漏りの原因によっては効果的な補修方法となりますが、すべての雨漏りに使えるわけではありません。
コーキング剤を使った補修はあくまでも応急処置であり、根本的な解決にはなりません。
雨漏りが発生した場合は、早急に専門会社に相談することをおすすめします。
今回の記事が、雨漏り修理の際に役立てば幸いです。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。

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