瓦からスレートへの葺き替え費用と施工上の注意点

屋根を瓦からスレートに葺き替えることを検討している方は、費用がどれくらいかかるのか気になりますよね。
瓦からスレートへの葺き替え工事は、費用を抑えられる一方で、注意すべき点もいくつかあります。
この記事では、瓦からスレートへの葺き替え工事にかかる費用相場や注意すべき点をわかりやすく解説することで、安心して屋根の葺き替え工事に臨めるようにサポートします。

□屋根瓦からスレートへの費用相場

 

屋根を瓦からスレートに葺き替える工事の費用相場は、およそ90万円~150万円です。
これは、既存の瓦屋根の解体撤去費用、野地板の増し張り費用、防水シートの設置費用、新規スレートの設置費用、役物板金(棟やケラバなど)の設置費用、諸経費などを合わせたものです。

 

1:既存瓦屋根の解体撤去費用

瓦屋根は重く、一枚一枚が大きいため、解体撤去に多くの費用がかかります。
解体撤去費用は、瓦の種類や枚数、屋根の形状、解体方法によって異なりますが、一般的には20万円~30万円程度です。

 

2:野地板の増し張り費用

野地板は、屋根材を支えるための下地材です。
瓦からスレートに葺き替える場合、スレートは瓦よりも軽量なため、野地板を増し張りする必要があります。
増し張り費用は、屋根の面積や使用する木材の種類によって異なりますが、一般的には15万円~25万円程度です。

 

3:防水シートの設置費用

防水シートは、雨水が屋根内部に浸入するのを防ぐためのものです。
瓦からスレートに葺き替える場合、防水シートを新しく設置する必要があります。
設置費用は、屋根の面積や使用する防水シートの種類によって異なりますが、一般的には10万円~20万円程度です。

 

4:新規スレートの設置費用

スレートは、瓦よりも安価な屋根材です。
ただし、スレートの種類や品質によって価格は大きく異なります。
設置費用は、屋根の面積や使用するスレートの種類によって異なりますが、一般的には25万円~45万円程度です。

 

5:役物板金(棟やケラバなど)の設置費用

役物板金は、屋根の端や角を保護するための金物です。
瓦からスレートに葺き替える場合、役物板金も新しく設置する必要があります。
設置費用は、屋根の形状や使用する板金の材質によって異なりますが、一般的には15万円~25万円程度です。

 

6:諸経費

諸経費には、工事中の保険料や清掃費用などが含まれます。
諸経費は、工事規模によって異なりますが、一般的には5万円前後です。

□瓦とスレートの特徴

 

瓦とスレートは、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらの屋根材が最適かは、住宅の構造や立地条件、ライフスタイルなどを考慮して決める必要があります。

 

1:瓦の特徴

瓦は、古くから日本で使われている伝統的な屋根材です。
耐久性が高く、美観にも優れている点が特徴です。
しかし、重く、地震に弱いというデメリットもあります。

 

2:スレートの特徴

スレートは、セメントに繊維を混ぜて作った屋根材です。
瓦よりも軽量で、施工がしやすいというメリットがあります。
また、スレートは瓦よりも安価で、様々な色やデザインがあります。
しかし、瓦よりも耐久性が低く、定期的なメンテナンスが必要になります。

□まとめ

 

瓦からスレートへの葺き替え工事は、費用を抑えることができる一方、注意すべき点もいくつかあります。
費用相場は、およそ90万円~150万円ですが、屋根の面積や使用する材料によって大きく変わります。
瓦とスレートは、それぞれメリットとデメリットがあります。
どちらの屋根材が最適かは、住宅の構造や立地条件、ライフスタイルなどを考慮して決める必要があります。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。

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