もらい錆による外装劣化を防ぐ定期洗浄と金属保護処理法

貰い錆という言葉をご存じでしょうか? この、貰い錆は結構厄介なもので、意外と知られていない現象の一つになります。 ◆貰い錆とは? ・他で発生した錆が雨や風の影響によって、別の物に移ってしまうことを言います。 例えばですが …

太陽光パネル設置後の結露発生要因と屋根断熱の対策法

昨日の続きになります。 屋根断熱の結露を防止するには「南東面と北西面の軒先の吸気口」、 「通気層」「棟部の排気口」の3点を設けることがが不可欠になります。 今回のケースのように、せっかく通気層を 設けて両側の吸気口をつな …

悪徳業者による屋根修理詐欺を防ぐ契約前確認のチェック法

屋根業者の悪徳詐欺の手口は様々でいくつかケースを上げてみます。 火災保険型・屋根修理型・屋根リフォーム型の3パターンに分かれるといわれています。 ・火災保険型 火災保険は正しく申請をすることで適応されるものです。 しかし …

天窓まわりで発生する結露の原因分析と防止施工の実例

昨日のブログの続きです。 このケースの場合、天窓付近からの結露水の発生場所を特定することが まずやるべきことです。 一般に結露は断熱層の周辺で発生することが多いです。 E様のケースでは、南北それぞれに軒先側に天井断熱を施 …

屋根葺き直し工事の流れと既存屋根材の再利用可能性の判断

Y様宅から、屋根の葺き直しのご依頼がありました。 ちょうどご近所にて弊社の工事があった後だったのですが、 ご近所の事例を聞いてからと、いろいろお考えだったとか。 その後早速、拝見させていただきました。 長い間、屋根のメン …

野地板交換による断熱防音防水性能向上の施工技術

屋根材の下にある雨漏り防止に欠かせないパーツの野地板ですが、修繕方法としては既存の野地板に重ね張りする工法があります。 近年注目されている太陽光パネルを設置する際に、屋根の強度が足りない時に既存の屋根を補強してくれます。 …

コロニアル屋根の適切なメンテナンス時期と再塗装基準

人気のコロニアル屋根ですが、メンテナンス時期をご存知でしょうか? コロニアル屋根は、低価格で施工でき、最も普及している屋根材になります。 メンテナンスをする業者も多く、ノウハウもたくさんありますので、安心して任せられるの …

太陽光パネル設置後に起こる結露被害と屋根構造の改善策

E様から雨漏りの連絡がありました。E様のお宅は 築17年の木造2階建てで屋根材は平板瓦です。屋根の形状は 切妻屋根で、北西面には天窓があり、南東面には太陽光発電パネルが 設置されていました。断熱仕様は天井断熱と屋根断熱の …

外壁修繕助成金制度の概要と申請手続きにおける注意点

今年の冬は平年並みの寒さ と予想はされていますが もはや平年がわかりにくくなってきています。 天候や自然による影響は想定どおりにいかない、 むしろ想定外のことが起こるのが当たり前となってきている昨今、住環境にも備えが必須 …

屋根勾配が水はけ性能に与える影響と設計上の最適化手法

雨漏り修理でご相談いただく多くは、屋根、ベランダ、雨樋、外壁ですが、日野市のM様邸では屋根の傾斜が原因で雨漏りが発生しました。 屋根の傾斜で雨漏りするなんてとM様も驚いていましたが、屋根の傾斜は水はけに関係してくるのでと …

屋根裏カビの発生要因と健康被害を防ぐ換気防水対策

お客様より室内の二階の寝室の天井にカビが酷いとご連絡を受け早急に行って参りました。 先日カビのアレルギーを発症して病院に行き主治医に相談したところお住まい自体では無いかと言われたそうです。 そこで、天井にカビが確認された …

防水シート劣化が招く漏水事例と改修時の施工ポイント

S様より雨漏りの連絡がありました。 S様の屋根は瓦屋根です。さっそくドローンで屋根点検を 行いました。その結果、雨漏りの原因になったであろう箇所を 見付けました。ある部分が防水シートが露出して劣化していたのです。 屋根の …

築年数を問わず必要となる屋根防水修繕の見極め基準

今年築15年目になる足立区のE様はご自宅の防水の耐久が心配になり、屋根修理を検討中とご相談いただきました。 E様邸では気にされていた屋根よりもベランダの防水層に劣化があり、先にベランダの修繕を実施させていただく事になりま …

長寿屋根を維持する定期点検と再塗装計画の最適化戦略

E様より、屋根の老朽化が目立ってきたので 葺き替えを検討したいという連絡が入りました。E様の家は築50年超で 屋根は瓦です。 それまで、一度も屋根点検や屋根修理をしたことが無いそうです。 基本的に日本瓦屋根は長持ちする素 …

雨漏りを防ぐための定期メンテナンス計画と点検周期の目安

先日、江東区にて家のメンテナンスに行って参りました 近年、突然の天候変化が激しくなった為突然の雨漏りを起こすことも少なくありません。 雨漏りは、大雨だけではなく、強風が同時に吹いたときなど、築年数が経過しているお宅は注意 …

歪んだ雨樋の修理と排水機能を回復するための補正手順

I様邸では雨樋が歪んで困っているという事でした。 詳しくお聞きすると歪んでいるのは最近偶然見つけただけで、本当はいつからそうなっていたのか分からないそうです。 少しの歪みを見逃すと雨水がうまく流れず雨漏りに繋がってしまい …

瓦屋根修理における漆喰補修とズレ防止の施工要点

M様から雨漏りの連絡があり、さっそく伺ってまいりました。 M様の屋根は瓦屋根です。調べてみますと、 原因は漆喰の崩れによる雨漏りと判明されました。 漆喰とは、日本瓦の目地の充填や、接着に用いられる 水酸化カルシウム(消石 …

天窓の構造的弱点を理解した上で行う雨漏り対策の施工法

最近は秋が短く急に冷え込む日がある度に冬が近づいて来たと感じますね皆様、屋根のメンテナンスはお済でしょうか? 今回は、厚木市にて天窓と屋根の定期メンテナンスに行って参りました。 ◆天窓の代表的なデメリットは2つ ・雨漏り …

再発する雨漏りの再調査で判明した防水層劣化の修繕事例

皆様のご自宅で家の不具合はないでしょうか。 雨が何度かあった後、とうとう雨漏りを発見。 そのあとに、雨漏り工事をしてもらったにもかかわらず 実は直ってなかった。という事例も出てきています。 工事をしたのになぜ雨漏りが直ら …

屋根材サビを放置したことで拡大する劣化事例と防止策

放置していなければ被害も防げていた屋根劣化沢山あります。 先日、江東区にて屋根調査を行ったところ到着しすぐにサビの進行が酷く修理が必要なことが目視で確認出来ました。 お客様はトタン屋根のお宅で、数十年間いお住まいのメンテ …

屋根塗装で実現する防水性強化と耐久寿命延長の実践技術

U様から屋根点検を依頼されました。 今のところ雨漏りは無いとのことですが、築30年で一度もメンテナンスをしたことがないそうなので、 屋根の塗装を提案しました。屋根は消耗するものではないという認識のお客様が多いです。 屋根 …

棟板金や屋根接合部など雨漏りを招く要注意箇所の徹底解説

H様邸でスレート屋根からの雨漏り調査を行ったのですが、屋根の一番上に位置する「棟板金」の不具合が確認できました。 固定しているクギが浮き出してくるのは経年すると仕方のない事ですが、その穴から雨水が侵入した跡が確認できまし …

破損した屋根材放置による雨漏り拡大リスクと早期修繕の重要性

屋根に破損が確認されても雨漏りしていないから未だ大丈夫と、勝手な判断で剥がれた屋根材を放置したりしていませんか? それは、費用も危険性もどんどん跳ね上がるので絶対にいけません✖ 剝がれ落ちた屋根材を放置すると、今は雨漏り …

換気システム起因のカビ発生と住宅環境改善の技術的対策

高断熱、高気密で床下から壁内を通って天井裏へ空気を送ることで断熱効果を狙い、床下にエアコンを設置することで、床下の空気を床のガラリから居室へ送り出す全館空調を果たすことになっていたはずだったのに、それは全く機能していませ …

寒暖差による屋根材へのダメージを防ぐ断熱防水施工法

寒暖差による防水層の収縮が原因でクラックが入ったり、寒さにより屋根材がダメージをおこす凍害もあるので注意が必要です。 雨降りが少ないから雨漏りしないだろう…というのは誤解で、冬でも見えない所で雨漏り被害は進行していると思 …