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お客様からのご相談
「また漏れてるわ」
受話器の向こうで、母の力ない声が響きました。実家に駆けつけると、居間の天井には痛々しいシミが広がり、床にはバケツがポツンと置かれていました。長年、家族を守ってくれた屋根も、気づけばあちこちがボロボロ。雨が降るたびに、練馬区のJ様のお母さまは空を見上げては溜息をついていたそうです。
高齢の親が一人で暮らす家。これから先、何十年も住み続けるわけではありません。いずれは建て替えか、あるいは別の道か。そんな現実的な未来を考えると、最新のガルバリウム鋼板でピカピカにするのは、少し予算が重すぎました。
「贅沢はいわない、ただ、母が安心して眠れるようにしたい」
そんな思いで出した結論は、「今の暮らしに見合った、最小限で最大限の修理」でした。
これまでの屋根は、継ぎ目からじわじわと水が浸入していました。特に雨樋の周りには泥や落ち葉が溜まり、行き場を失った水が屋根の裏側へと回っていたようです。
本当なら、耐久性に優れた金属屋根へ一新するのが理想です。しかし今回は、コストを抑えつつ防水機能を確実に取り戻す工法を選びました。
古くなった部分を丁寧に剥がし、新しい下地を整えていきます。派手なリフォームではありませんが、一枚一枚が「安心」という名のパズルを埋めていくような作業でした。
工事が終わり、新しく葺き替えられた屋根が鈍い光を放っています。以前のような荒れた印象はなくなり、キリッと引き締まった表情に変わりました。
お客様の声
何よりも嬉しかったのは、母の顔から曇りが消えたことです。「これで今夜から、雨の音を怖がらずに済むね」と笑う母を見て、この選択で間違いなかったと確信しました。











