
スタッフより
横須賀市のI様から雨漏りのご相談がありました。
早速小屋裏を調べてみますと、野地板が結露しているのが見つかりました。
野地板が結露すると色々問題点が生じます。
野地板の腐朽(腐食):
結露した水分が野地板に吸収されることで、木材腐朽菌の繁殖を促進します。
腐朽が進行すると、野地板の強度が低下し、屋根全体の支持力が失われる可能性があります。最悪の場合、屋根がたわんだり、崩落する危険性も出てきます。
カビの発生:
結露による湿気はカビの温床となります。野地板だけでなく、断熱材や内装材にもカビが広がる可能性があります。
カビは見た目の問題だけでなく、アレルギーや呼吸器系の疾患など、健康被害の原因となることもあります。
断熱性能の低下:
結露によって野地板やその周辺の断熱材が湿気を含むと、断熱材本来の性能が著しく低下します。
断熱性能が低下すると、冬は寒く夏は暑いといった室温の安定性が損なわれ、冷暖房費が増加する原因となります。
構造材への影響:
野地板の結露が放置されると、垂木などの野地板を支える構造材にも水分が伝わり、同様に腐朽やカビが発生する可能性があります。
これにより、建物の構造全体の耐久性が損なわれるリスクがあります。
金属部分の錆び:
野地板に接する釘やビス、ルーフィングの裏側にある金属部分などが結露によって錆びやすくなります。
錆びが進行すると、固定力が弱まったり、最終的に脱落するなどの問題が生じる可能性があります。
雨漏りの誘発:
野地板が腐朽して穴が開いたり、ルーフィングが劣化したりすることで、雨漏りが発生しやすくなります。
雨漏りは建物内部の広範囲に被害を及ぼし、修繕費用も高額になる傾向があります。
今回は、野地板を断熱材で覆うことで少し様子を見ることになりました。
結露の状態は、各家庭の状況によって異なるため、専門家に相談することをお勧めします。
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