
お客様からのご相談
昨日のブログの続きになります。
さらに原因を突き止める為に外壁サイディングの下2段のみを解体してみました。
サイディングは通気金具留めとなっていました。2段分の透湿防水シートに
雨染みが見つかりませんでした。このことからサイディングの継ぎ目からの
浸入でないことが分かりました。
玄関ドアの枠と水切りの取り合い部の外側は一部シーリングされていましたが、
奥には隙間が見られました。
サイディングの取り付け金物と水切りを撤去すると、玄関ドアの枠と床立ち上がり部
の間に隙間がありました。暴風雨時に、水切りの上を横走した水はドア枠へ
伝わり、枠を流下して1階の室内天井へ漏水するだと確認できました。
今回の問題点は、水切りの端部に捨てシーリングが施されていないことです。
仕上げ面だけでなく下地段階でもシーリング処理を施すことは重要です。
水切りの端部を立ち上げてサッシ枠などに面で接するようにする袋加工を
施しますが、その際も捨てシーリングは不可欠です。
改修では、まず雨水の進入口となっている隙間を埋めました。
玄関ドアの枠と床立ち上がり部の隙間にシーリングを施して塞ぎました。
アパートの場合、玄関ドアの枠以外にも給排水設備の扉枠などがあるので、
その部分もシーリング処理をいたしました。
また、開放廊下の床面から水切り下面へ、暴風雨による吹込みによって生じる
浸入を確実に防止する対策を施します。しかし、水切りの下面は、
シーリングの施工が難しいので水切りの設置個所にシーリングを施し、
水切りの下地木材を設置して隙間をつぶしました。今回のケースのように
開放廊下の幅が900mm以上あると、風が通り抜けしやすくなります。
その結果水切りの下面に吹込みが発生しやすく、雨漏りの原因になりがちです。
水切りの上端は、両面防水テープを使って新規透湿防水シートと密着させました。
最後に通気金具留め施工でサイディングを復旧しました。











