浴室の異常湿気が示す換気不良と結露対策の改善策

施工後の写真
ご住所
東京都渋谷区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

Y様は、築25年位の低層マンションにお住まいです。
以前からバスルームの天井面にカビがよく生えるため、毎年ご自身でペンキを塗り替えて
いたそうです。ところが最近天井ボードのジョイント部分から
水がしみ出しているのを発見したそうです。配管からの漏水を疑い
弊社に相談されました。天井ボードを一部撤去したところ、
野縁の高さまで水がたまっていました。さらに調べてみると
外壁に近いスラブ面に断熱材が施工されておらす、外壁から
スラブにかけての温度分布が外気に近い状態になって結露が
発生していました。また、このバスルームには、北向きに窓が設置
されていたものの、換気設備が設置されてなかったため、湿気を
排出できていなかったのが大きな要因でしょう。
Y様は最後まで断熱施工を検討するかどうか
迷っていらっしゃいましたが、バスルームで発生する湿気を大量に
含んだ温かな空気を輩出しないことには解決しないので、、
絶対湿度センサー付きの換気システムを採用されることを
決断されました。トイレと洗面所の2か所換気ダクトファンを3
室用の中間ダクトファンに取り換えて、トイレ、洗面所、
バスルームとも換気が出来るようにしました。一般的に窓のあるバスルーム
には換気扇をつけなくても自然換気できると考えられています。
しかし、マンションではバスルームなどの水回りは北側に配置されることが多い
ので、冬場には浴室の窓に北風が吹き込むことが多いです。逃げ場を失ったバスルームの
空気は室内に流れ込み、家中に湿気をばらまくことになり、
雨漏り現象が起こります。

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