八王子市で鉄骨造のベランダのメンテナンス

八王子市のG様からバルコニーはプール状態になっているとの連絡をうけました。
G様のお宅は鉄骨造です。
屋根や屋上と同様に雨水を水平面で受け、なおかつ紫外線の影響も大きく受けるので、ベランダやバルコニーの防水メンテナンスは重要です。
ベランダやバルコニーも屋上と同様に防水層に不具合があると建物に大きな被害をもたらします。また、洗濯物を干す機会が多いなど、頻繁に出入りをすることを考えると歩行による劣化も侮れません。
Gさまのケースでは排水口に詰まりがありました。排水口が詰まればベランダがプール状態になり、開口部の高さまで水が到達するとだドアやサッシから大量の雨水が室内側に入り込んでしまいます。
植栽の葉っぱ、土、飛んでくるゴミだけではなく、洗濯物から出る繊維くずなども排水口を詰まらせる店員となるので、こまめな掃除が大切です。
経年によって防水層を保護しているコンクリートに汚れやコケ、ひび割れなどが
発生してきます。伸縮目地が割れて取れてしまったり、隙間から草が生えてしまうなどの不具合もあります。このような状態を放置すると、コンクリートの防水層に悪影響が及びます。草木の根が伸びて防水層を破断させ、雨漏りに発展するケースもあります。
鉄骨造や鉄筋コンクリートにおける、ベランダ、バルコニーのメンテナンスは
それぞれの建物によってさまざまな方法がありますが、最近はウレタン塗膜防水や塩化ビニル樹脂系シート防水が一般的です。なおウレタン塗膜防水でも
塩化ビニル樹脂系シート防水でも、それぞれに仕様があります。狭い面積のベランダであれば密着工法と言われるコンクリート面と新たな防水層を密着させる工法が一般的です。しかし、ルーフバルコニーなどの比較的広い面積になると
密着工法ではコンクリートの動きに追従できずに破断してしまったり、水蒸気が逃げ場を失って膨れが生じる可能性があります。そのためそのような場合は、同じウレタン塗膜防水でも通気緩衝工法が適しています。また塩化ビニル樹脂系シート防水であれば機械的固定工法などの仕様で対応可能です。

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