
お客様からのご相談
S様から雨漏りの連絡がありました。
晴天でも、バルコニーに水が溜まっていて雨漏りを疑っている
とのことでした。
雨漏りの部位といては、屋根が一番多いですが、
壁やバルコニーといった屋外空間も少なくないです。
バルコニーから雨漏りが生じる理由を例挙します。
1)「ドレンの詰まり」
「ドレン」というのは、ベランダの隅の方にある
排水口で、雨どいに雨水を集める役割をします。普段は
気になりませんが、意外とゴミが詰まっていることが
多いです。ゴミが詰まると雨水がたまり、経年劣化に
より、周辺に亀裂や隙間ができて、そこから雨水が侵入
することがあります。定期的にドレンの清掃を心がけ
ましょう。
2)「防水層の劣化」です。
バルコニー床に用いられるFRP防水は、軽くて
丈夫に出来ているものの、年中紫外線や風雨にさらされ、
重い物置を置かれることもあるのでそれなりに劣化が進みます。
剥がれやひび割れを放っておくと、いくいくは雨漏りが
生じます。
S様は(2)のケースでした。
ただ、FRP防水工事は費用が高価なので、ウレタン防水を
既存のFRP防水の上に施工することにしました。通常は
トップコートの塗り替えだけで対応できたのですが、今回は
劣化が思いのほか進んでおり、ウレタン防水の施工は免れませんでした。
防水層そのものが劣化してしますとどうしても金額が大きくなって
いきます。今回のウレタン防水の再防水工事は10年後が
目安になるとお伝えしました。











