この数年、特に話題になることが増えた、天候不良による屋根の被害。
実際に、屋根というと皆さんは下から見上げることはあっても、直接見る機会はないはず。
大丈夫なものと信じきっているのが当たり前で過ごしてきたはずです。
しかし、度重なる雨漏りや瓦の破損などをニュースで見聞きして
ご自宅の屋根に関心や見直しをする機会が増えてきていると思います。 そんな中、Y様宅にて、屋根の葺き直しのご依頼がありました。
昨年の雨風の被害で一部、今年初めまでブルーシートでしのいでいたようなのですが
色々じっくり考えて様子を見ていた ということでした。
そして、天候の落ち着いた今にとお考えがあったようです。 いくつかの瓦は飛ばされており、そこの部分は雨漏りも見られました。
瓦は耐久性があるものの、風で飛ばされやすく、地震でも崩れやすいのでメンテナンスが大変な面があります。
また、瓦屋根の下地は土葺きでした。
土葺きは断熱効果があることや、土の重さによって家が安定し、
上下の揺れを防ぐ、と考えられていましたが、地震でのずり落ちが多かったことから
最近はかなり減少しています。
瓦や土を全て取り去り、新しい野地板、防水シートを張り替えました。 今の時期に行ったことで、これから迎える梅雨シーズン、
温暖化で心配される、夏の台風などに十分備えることができました。
