ゲリラ豪雨に対応する外壁防水設計と排水ディテールの最適化

ゲリラ豪雨に対応する外壁防水設計と排水ディテールの最適化

先日の豪雨で屋根材が破損したと中野区のH様よりご相談を受けて調査に行ってきました。近頃のゲリラ豪雨の影響もあり屋根修理のご相談を多くいただきます。屋根は強風で一番被害をうけやすい場所です。軽い屋根材は飛んだり瓦屋根は亀裂 …

室内で雨漏りを確認した際の被害範囲と早期対応の重要性

室内で雨漏りを確認した際の被害範囲と早期対応の重要性

実は、雨漏りはほとんど生活している間に気づかないことが多いのをご存知でしょうか?例えば、梅雨や台風などの時期に突入すると雨量が多くなります。そうすると当然屋根の上を流れる雨の量も多くなります。屋根の上を流れる雨の量が多く …

瑕疵保険を活用した雨漏り修理と適用条件の実務知識

瑕疵保険を活用した雨漏り修理と適用条件の実務知識

昨日の続きになります。新築木造住宅の「構造耐力上主要な部分」で発生した保険事故について保険金の支払いが完了した170件を分析したところ、事故発生部位は大きく、基礎が62%と木構造38%に2分されました。事故の多い部位を細 …

高温多湿環境下でのベランダ防水劣化と補修の要点

高温多湿環境下でのベランダ防水劣化と補修の要点

高温注意報が出るなど、体温より高い気温が続きます。建物も高温による影響が出ており、特にベランダは紫外線や風雨を受け、常に厳しい環境にさらされています。湿気や温度差によって防水層が劣化し、床や壁が収縮して亀裂が入りやすい場 …

最新屋根材に見る耐久性と断熱性能の進化ポイント

最新屋根材に見る耐久性と断熱性能の進化ポイント

U様邸で1階洗面台のサッシ付近から雨漏りするとのご連絡を受けました。屋根を調べてみると雨樋に亀裂が入っていました。雨樋が集水の機能を果たせなくなって雨水が室内に侵入してしまったのです。早めに気づけば雨樋の交換だけでよかっ …

屋根裏湿気の原因解析と結露防止通気改善の実践事例

屋根裏湿気の原因解析と結露防止通気改善の実践事例

先日、所沢市のお客様邸へお住まいの定期メンテナンスに行って参りましたまだまだ築10年程の綺麗なお宅になります。調査を進めて行くと屋根裏に湿気がこもってしまい、野地板が湿っているのが確認されました。しかし、しっかり換気口も …

ベランダ防水再施工の目安年数とメンテナンス周期の基準

ベランダ防水再施工の目安年数とメンテナンス周期の基準

ベランダ防水加工メンテンナスに行って参りました。一般的にベランダ防水は10-15年程度で劣化が発生するため、定期的なメンテナンスが必要です。今回調査の結果、屋根、外壁等は目立った問題は無く簡単な補修等で済みました。しかし …

急変する天候に対応するための雨漏り予防と建物対策

急変する天候に対応するための雨漏り予防と建物対策

近頃の天候は不安定で、急な雷雨や強風の日が多いように感じます。雨だけでなく、風もまた雨漏りに影響しています。屋根修理でお伺いした新宿のS様邸では、雨漏りがシャッター内部まで染みてきてしまったそうで、強風の影響で歪んでしま …

笠木構造の複雑形状が引き起こす雨漏り原因と対策手法

笠木構造の複雑形状が引き起こす雨漏り原因と対策手法

T様邸の雨漏り調査をした時に、複雑な形のベランダの手すり上部に取り付けてある笠木の不具合が確認できました。手すりが雨漏りの原因になると聞いて驚く方は多いと思います。T様も手すり部分から雨漏りと聞いてビックリされていました …

雨漏り被害拡大を防ぐための初期対応と専門業者相談の流れ

雨漏り被害拡大を防ぐための初期対応と専門業者相談の流れ

最近も突然の豪雨となる日が続いています。今まで特別大きな被害がなかったから、特に屋根の心配はありません。といっていたのは、長年、定期的にお世話になっているいるH様。でも油断はできません!実は雨漏りが気になっていて、だけど …

在宅ワーク中の雨漏り被害と生活環境への影響対処策

在宅ワーク中の雨漏り被害と生活環境への影響対処策

N様は先日の大雨の時に在宅ワークをしている最中雨漏りが発生し、仕事を中断しなくてはならない状況でした。雨漏りによる漏電で電気系統に不具合が発生すると、PC機器にも影響が出て故障の原因になってしまいます。 天井にできた雨染 …

DIYによる軒天損傷と雨漏り進行を防ぐ補修リスク回避法

DIYによる軒天損傷と雨漏り進行を防ぐ補修リスク回避法

お客様より、軒天の雨漏りが止まらないとご連絡を受け調査して参りました。どうやら、DIYにてご自身でベニヤ板の張り替え修理を半年ほど前に行ったようです。しかし根本的な雨漏り修理にはなっていないので結果雨漏りが進行してしまっ …

自然乾燥遅延がもたらす浸水結露リスクの予防策

自然乾燥遅延がもたらす浸水結露リスクの予防策

F様邸では壁紙に雨染みを発見したとの事です。壁紙の内側にカビが発生し、基礎の木材が雨水で腐食していました。F様邸では外壁にクラックができて雨水の侵入が確認でき、湿気を含んで内側がカビていました。雨漏りと言えば屋根の不具合 …

異常気象を踏まえた陸屋根防水設計とメンテナンス指針

異常気象を踏まえた陸屋根防水設計とメンテナンス指針

梅雨も明け、これから夏季休暇も始まる季節です。陸屋根は近頃は疑似キャンプでテントを貼りバーベキューしたり、太陽光発電のパネルを設置するのに利用したりと様々な利用価値がありますが、常に雨風や紫外線にさらされている事から、異 …

外装防水を強化するパラペット設計と施工のディテール

外装防水を強化するパラペット設計と施工のディテール

雨漏りと深い関わりがあるパラペットとは建物のバルコニーや屋上、陸屋根の外周に取付けられた壁の事を言います。マンションや高層ビルの屋上などで目にする事が多く、落下防止や見た目の飾りだけの役割に見えますが、それだけではないの …

シーリング劣化放置が招く雨漏り進行メカニズムの解説

シーリング劣化放置が招く雨漏り進行メカニズムの解説

昨日の続きになります。まず、劣化したシーリングを剥がしてみると、露出した目地ジョイナーに塗料が付着しているのが見つかりました。これは塗り替えの際に、塗料が劣化したシーリング材の穴から入ったのが原因でしょう。続いてバルコニ …

強風後のベランダ雨漏り調査と構造的補修の必要性

強風後のベランダ雨漏り調査と構造的補修の必要性

天候の異常を感じると雨漏り点検や屋根リフォームのお問い合わせをたくさんいただきます。H様邸でも雨漏りが発生したという事で調査にうかがいました。雨水侵入の原因はベランダにありました。雨漏りは屋根からという先入観がある方も多 …

シーリング材未交換による雨漏り事例と補修改善の実例

シーリング材未交換による雨漏り事例と補修改善の実例

H様から雨漏り修理の依頼を受けました。現地に行くと、その周辺一帯に同じデザインの住宅が並んでしました。このような場合、どこか1棟で雨漏りが起こると他の住宅も同様の施工、同じ納め方の雨仕舞になっているので、連鎖的に雨漏りが …

漆喰劣化の早期発見と雨漏り進行を防ぐ補修管理

漆喰劣化の早期発見と雨漏り進行を防ぐ補修管理

先日、江東区のお客様より天井に雨染みがあるので調査して欲しいとご連絡を受け行って参りました。庭に石ころのような塊が落ちているのをご自身でも発見し、天井に雨染みが少し出始めたころ、どうしたら良いのか、悩んでいた結果時間が経 …

屋根接合部の隙間に発生する雨漏り修理と予防策

屋根接合部の隙間に発生する雨漏り修理と予防策

K様から、自宅と隣接して建っている屋外作業場の隙間がわずかに開いていて、降雨のたびに雨水が垂れてくるのが気になるとの相談を受けました。雨水が集中して流れ込み、いつも湿気ているため、壁の黒い汚れが目立ちました。この階下も同 …

屋上高温環境が及ぼすシーリング膨張と防水層劣化対策

屋上高温環境が及ぼすシーリング膨張と防水層劣化対策

I様邸は屋上がある住宅で、天井部分に雨漏りがあるという事でした。常に外気にさらされている屋上は直射日光、雨や雪、強風など寒暖差の影響を直接受ける場所で、特に今年の夏は猛暑がひどく、屋上は想像以上の高温になってしまいます。 …

棟板金の釘浮き補修と防風防水性能を高める施工法

棟板金の釘浮き補修と防風防水性能を高める施工法

お客様邸の屋根のメンテンナスに行って参りましたそろそろ梅雨関東で明ける頃になり、8-10月は台風の時期になるからです。到着し早速屋根の上を確認してみると、特に色褪せや目立った損傷は確認させませんでした。しかし棟板金の釘浮 …

棟包み板の緩みが引き起こす雨漏りの原因分析と補修法

棟包み板の緩みが引き起こす雨漏りの原因分析と補修法

S様から、降雨のたびに雨漏りがするとの連絡が入りました。D様のお宅はスレート屋根で経年劣化が目立ちました。さらに調べてみますと、雨漏りの原因は「棟包み板」の緩みであることが判明しました。「棟包み板」とは、屋根の頂部を覆う …

外壁錆劣化が内部構造に与える影響と補修の適正時期

外壁錆劣化が内部構造に与える影響と補修の適正時期

一度は、外壁の写真のような外壁の錆を目にしたことはないでしょうか?実は、錆は放置すると内側から蝕んで行くのです・・・外壁に現れる赤錆は、大気中にある水分や雨水が主な原因です。しかし木造住宅か、鉄筋で建てた建物かで錆の発生 …