軒がない住宅で起こりやすい雨漏りリスクと設計改善法

軒がない住宅で起こりやすい雨漏りリスクと設計改善法

雨漏りでお困りの中野区S様邸に伺いました。中野区S様邸はシンプルな外観で軒が短く、窓にも庇が無く外壁に直張りされており、窓まわりのシーリング材が劣化して雨水侵入が確認されました。軒や庇がないために壁面に横殴りの雨が長時間 …

サッシ周辺雨漏り対策と構造的防水処理の実践的手法②

サッシ周辺雨漏り対策と構造的防水処理の実践的手法②

昨日のブログの続きです。開口部の場合、サイディングの裏側を流れ落ちてきた雨水がサッシ上枠上面にたまるので、一般的にはサッシの上面には水がたまりやすいです。速やかに雨水を排出するにはサイディングとサッシ上枠との間は開放した …

陸棟部分の雨漏り原因と補修内容を理解するための基礎

陸棟部分の雨漏り原因と補修内容を理解するための基礎

この春も不安定な気候が特徴ですね。それを踏まえた上でできるだけ気候の安定している時にご自宅の点検をしている方も多いようです。 藤沢市のK様から先日、ご相談のお問い合わせをいただきました。毎年様々な災害などが多く報じられて …

バルコニーのセルフチェック習慣で防ぐ雨漏り被害

バルコニーのセルフチェック習慣で防ぐ雨漏り被害

O様邸で雨漏りがするとのご連絡を受けました。雨染み跡は1階の天井部分で、すぐ真上にバルコニーがあるので調査します。バルコニーの腰壁の立ち上がり部分に隙間があり雨水侵入が見られました。室内側の壁はサッシの下枠との境からも雨 …

サッシ周辺からの雨漏り調査と再施工で防ぐ再発対策①

サッシ周辺からの雨漏り調査と再施工で防ぐ再発対策①

M様から雨漏りがあるとの相談をうけました。M様のお宅は、築10年目の木造2階建て戸建て住宅で雨漏り箇所はサッシ周りということでした。調べてみますと、1階の南側壁面にある2つの開口部に、サッシ上枠に全長シーリングが施されて …

複雑な笠木構造が誘発する雨漏りと防水処理の改善策

複雑な笠木構造が誘発する雨漏りと防水処理の改善策

雨漏りが発生したと大田区F様よりご連絡いただきました。2階バルコニーの笠木から雨水が侵入していました。笠木は立ち上がりの壁の上に被せた板金の事ですが、コーナーやつなぎ目などがあるため隙間があれば雨水が侵入して雨漏りに繋が …

ベランダ劣化による排水不良と雨漏り防水の再施工法

ベランダ劣化による排水不良と雨漏り防水の再施工法

ベランダから雨漏りがする原因にはいくつかあります。・ヒビ割れ雨漏りの多くは、ひび割れによるものになります。ベランダをよくチェックして、ひび割れ箇所を突き止めることが大切になってきます。防水層にひび割れが入っていると、防水 …

地下倉庫で発生した雨漏り原因と防水改修の施工事例

地下倉庫で発生した雨漏り原因と防水改修の施工事例

I様から、雨漏りのご相談がありました。I様は環八沿いにある地下1階地上6階建てのビルのオーナーで地下1階を賃貸しています。借主が倉庫として使用しているのですが、置いてある商品が雨漏りで汚損してしまったそうです。汚損してし …

屋根以外に潜む外壁からの雨漏り原因と点検の必要性

屋根以外に潜む外壁からの雨漏り原因と点検の必要性

雨漏りは屋根が原因だと思い込んでいる方は多いと思いますが、外壁のヒビや破損または地震や電車、車などの震動による変形や反り、クギ穴などからも雨水は侵入してきます。日野市U様邸では以前に屋根点検した時は異常なかったという事で …

突然の雨漏り発生時に取るべき初期対応と応急処置法

突然の雨漏り発生時に取るべき初期対応と応急処置法

雨漏り?、と聞くと古い家屋だから、とか、大きな災害があったあと、とか何かしら、分かりやすい原因があるから、と思いがちですよね。しかし、現に雨漏りは意外に頻繁に、普通の家でも起きています。と言っても、台風や大雨の後、室内の …

雨漏りが生活環境を変えるリスクと早期対応の重要性

雨漏りが生活環境を変えるリスクと早期対応の重要性

雨漏りは住んでいる方の生活を変えてしまいます。足立区T様邸ではサッシからの雨漏りに困っているという事でした。原因は窓の上にある小屋根で、板金の劣化やサビによって雨水が侵入していました。雨漏りというのは必ず原因があり、雨漏 …

瓦屋根の隙間から発生する雨漏り修理の施工手順

瓦屋根の隙間から発生する雨漏り修理の施工手順

N様から、雨漏りのご相談をいただきました。N様のお住まいは、引掛け桟工法で屋根を葺いた瓦屋根の築42年の木造住宅です。瓦から下葺材に、雨水が浸入した形跡が確認できました。瓦を剥がしてみると、昔の工法である木皮が下葺材に使 …

集合住宅の雨漏りは早期発見と計画的改修で防ぐ

集合住宅の雨漏りは早期発見と計画的改修で防ぐ

集合住宅で雨漏りで困っていると言う事でした。屋根材や外壁にも劣化が見られ雨樋も歪んで雨水がうまく排出されない状態です。雨樋は後回しでも大丈夫でしょう、という声も聞きますが、雨水が落ちてきた時には住宅内部には、すでに雨漏り …

トップライトからの雨漏りを防ぐ施工とメンテナンス法

トップライトからの雨漏りを防ぐ施工とメンテナンス法

U様から雨漏りのご相談がありました。U様のお住まいは、築17年の木造住宅で雨漏り箇所はトップライトだそうです。。さっそく伺って原因を調べてみました。原因は、トップライトの立ち上がりコーナーの下葺材の施工不良や捨て水切りの …

工事後に発生する雨漏りの原因と保証対応の確認事項

工事後に発生する雨漏りの原因と保証対応の確認事項

激しい雨が突然降ることが珍しくない昨今。そんな中のここのところの事例です。先日、急な雨が何度かあった後に、とうとう雨漏りを発見。そしてそのあと、雨漏り工事をしてもらった。。。にもかかわらず実は直ってなかった。という事例も …

笠木劣化による雨漏りと防水再施工の具体的改善手順

笠木劣化による雨漏りと防水再施工の具体的改善手順

J様から雨漏りの相談がありました。雨漏り箇所はサッシの上部や窓付近の天井とのことです。調べてみますと金属の笠木の劣化や、取り付けネジの穴のシーリング切れなどが原因と思われました。バルコニーから雨水が浸入し、直下のサッシが …

セルフチェックで分かるベランダ防水劣化の見極め方

セルフチェックで分かるベランダ防水劣化の見極め方

寒暖差が厳しい今日この頃ですが、影響が出ているのは人間だけではありません。ベランダは紫外線や温度差で防水層が劣化し、床や壁が収縮して亀裂が入り浸水しやすい場所です。さらにエアコンの室外機などを置く場合もあり常に厳しい環境 …

新築時の防水施工不良と内部結露による雨漏り原因分析②

新築時の防水施工不良と内部結露による雨漏り原因分析②

昨日の続きになります。ユニットバスの基礎部分は図面上では基礎断熱かつ気密化することになっていましたが、実際には施工されていませんでした。そのため、床下の湿気を含んだ空気とカビの胞子がユニットバス周辺から壁の内部を経由して …

再工事が必要になった雨漏り事例と防止のための施工法

再工事が必要になった雨漏り事例と防止のための施工法

本日は、「残念ながら、再工事」となってしまったという事例をご紹介いたします。それは、多くの業者がある中、お客様には正しい選択をしていただきたい。と同時に、正しい修理方法も知っていただきたいと思うからです。雨漏り工事をして …

新築時の施工不良による雨漏り事例と早期発見の重要性①

新築時の施工不良による雨漏り事例と早期発見の重要性①

Y様は3階建て戸建て住宅にお住まいです。新築から2年経ったころの夏、1階の和室の畳にカビが生えているのに気づいたそうです。その翌年にはさらに酷くなり、畳をめくってみるとカビだらけになっていたそうです。施工した会社に相談す …

構造内部で進行する雨漏りの発見と早期対応の重要性

構造内部で進行する雨漏りの発見と早期対応の重要性

M様邸では雨降りの時に雨漏りを発見した時には、すでに建物内部の木材に浸透していました。この時期は1年の中で雨降りが少なく乾燥しているため雨漏りが発見されにくい時期でもあります。梅雨どきや台風のあとは雨量の多さや屋根の破損 …

梅雨台風前に行うストレート屋根葺き替えの重要性

梅雨台風前に行うストレート屋根葺き替えの重要性

先日所沢市に、ストレート屋根のメンテナンス及び吹き替えに行って参りました最近は暖かい日や寒い日が繰り返しており、天候がなかなか読めない日が続いておりますが年間でみると塗装に適している時期でもあるのです。今回、お客様は今ま …

バルコニー床からの漏水原因と再施工による防水改善策

バルコニー床からの漏水原因と再施工による防水改善策

2階の床が湿気が酷いので、雨漏りを疑っているとのご相談をうけました。調べてみますと、サッシ枠とFRP防水層の取り合い部に施工不良があり、それが雨水が浸入する原因となっていました。バルコニー床から外壁の立ち上がり部までFR …

気温変化によるベランダ雨漏りの原因と防水補修の実例

気温変化によるベランダ雨漏りの原因と防水補修の実例

先日雪が降った事も忘れるくらい、ここ1週間は暖かい日が多くなりました。このような季節の移り変わり目に寒暖差で体調を崩す方も多く、極端な温度の変化が建物にも大きく影響をおよぼしています。 新宿区K様邸で2階のサッシ付近に雨 …

コンクリート打ち放し住宅における防水対策と改修事例

コンクリート打ち放し住宅における防水対策と改修事例

J様から雨漏りのご相談がありました。J様はコンクリート打ち放し住宅にお住まいです。雨漏り箇所はサッシ回りからとのこと。原因をしらべてみると、モルタル仕上げの外壁とサッシの取り合い部分から雨水が浸入した形跡がありました。コ …