外壁防水シート施工不良が招く浸水トラブルの実例解説②

昨日の続きになります。 外壁の透湿防水シートの下端部が、床から壁へ立ち上げたシート防水の 室内側に設置されていたことが雨漏りの原因であったようです。 サイディングから浸入した雨水は透湿防水シートの表面を流れて 居室へと雨 …

トタン屋根からガルバリウム葺き替えで実現する長寿命化

トタン屋根造りの屋根で全体的に色褪せており所々細かい穴が空いている状態で雨漏りが進行してしまうと部分修理だけでは済まなくなります。 そうなると、屋根の葺き替え工事をすることになってしまうのです 現在は錆びにくいガルバリウ …

瓦屋根葺き替えで実現する防水性能と美観向上の効果

屋根の吹き替えを検討しているですが、というお問い合わせは金沢区のH様からでした。 詳しくお聞きすると、2Fの押入れの脇あたりに天井から雨漏りが発生し、あまりに心配だったので 屋根にはしごを使って登って見てみたところ、瓦が …

通気不足が原因の屋根雨漏りと適切な隙間設計の考え方

N様邸で雨漏りに困っているというご相談を受けました。 雨漏りは待ってくれないので急いで現場調査に伺います。 雨漏りの場所は1階のサッシ付近で、外壁のサイディング目地のコーキング劣化とサッシと外壁の取り合いの雨水の吸い上げ …

外壁から発生する雨漏りの原因特定と劣化構造の修繕手順①

O様から雨漏りの連絡がありました。雨漏り箇所は2階の居室だそうです。 O様のお住まいは築15年の鉄骨造の3階建ての戸建てです。外壁は、 白い窯業系のサイディングがベースで、アクセントがグレーの 溶融アルミ亜鉛合金めっき鋼 …

忙しい人のための屋根ドローン調査とメンテナンスの利点

6月の上旬には毎年、関東も梅雨に入りします 梅雨入り前の天候変化に悩まされて急な雨漏り等で大変になってしまう方も少なくありません。 中には、梅雨に屋根の調査をしたいけど、なかなか調査に立ち会う時間もない!早く済ませたい! …

定期点検で見抜く屋根雨漏り予備軍と早期対処の重要性

先日、神奈川区のO様宅の屋根を定期メンテアンスをさせていただいたときのことです。 O様とは築後5年目からの長いおつきあいで、 約5年ごとの定期的なメンテナンスにお伺いさせていただき もう5回目になります。 今回もO様の日 …

平面構造の陸屋根で発生する雨漏りと排水改善策

陸屋根は平たい屋根という構造上、勾配のある屋根に比べるとどうしても水はけが悪く雨漏りの原因にたびたび上がってきます。 数年前から少しずつ雨漏りがあったと台東区A様よりご相談いただきました。 陸屋根の3階建て住宅の2階廊下 …

谷樋で多発する雨漏りを防ぐための清掃と定期点検の重要性

谷樋は毎年多く雨漏りが発生する箇所になります。 谷樋は2方向の屋根がぶつかる部分に取り付けられたもので別名「谷板金」と呼ばれる部位でもあります。 この谷樋ですが、柔らかく加工しやすいと言われている「銅板」が用いられること …

屋根定期診断で防ぐ雨漏りとメンテナンスの最適周期

U様から屋根の定期診断の依頼がありました。 U様から雨漏りと浸水の違いは何かと質問されました。 この問いを聞かれることがしばしばあります。 結論から言えば、雨漏りも浸水も雨水の浸入現象に変わりはありません。 雨漏りとは、 …

屋根修理は気づいた瞬間が最適時期である理由

この夏も、たぶん とても暑い夏になるのでは、、、 ここ数年は想定できない自然環境の変化に驚かれている方も多いのではないでしょうか。 そんな想定できない場合に備えて とのことで、磯子区のT様からもお電話をいただきました。 …

野地板劣化で起こる屋根雨漏りと構造補修の重要性

H様より天井の照明器具あたりから雨漏りがあり、漏電を心配されていたので急いで伺います。 屋根の上に上がらせていただき調査した所、屋根の一部がブカブカに浮いています。 その部分を剥がしてみると、水分を含んだ野地板がボロボロ …

シーリング打ち直しで防ぐ外壁目地からの雨水侵入対策

シーリングとは、簡単に言うと「継ぎ目」になります。 建物の部材と部材の接続部分の接着剤のような役割を果たしていることなります。また、部材の伸縮を緩衝するクッションの為にもなっているので様々な箇所の対活躍しています また、 …

目に見えない雨漏り進行を防ぐための早期診断法

N様から雨漏りが気になってきたというご相談がありました。 調べてみますと、野地板や垂木など、かなりの損傷が見られました。 N様によれば、雨漏りは今までは一切起こっていなかったとのこと。 おそらく気づかぬ程度に、屋根材のす …

瓦の劣化が引き起こす雨漏りと補修で防ぐ再発リスク

雨漏りの原因で1番多いのは、やはり屋根の老朽化です。 では、老朽化 とは、 築年数がたてば皆この危険性がある、ということでしょうか。 老朽化といっても具体的に言うと、実は瓦の不具合によるケースが大半なのです。 しかし屋根 …

トップライトからの雨漏りにおけるリスクと補修技術

O様は住宅の総合メンテナンスを検討中でしたが、トップライトから水滴が垂れてきたのをきっかけに雨漏り修理の相談をいただきました。お話を伺い現場調査してみると、トップライトは大工さんが取り付けていったとの事で、雨仕舞いが甘く …

梅雨前に行う屋根外壁メンテナンスで防ぐ浸水被害

本格的に梅雨になる前にお住まい全体をまとめて調査したいとの事でしたので、先日行って参りました 実は、雨漏りってご自身ではほぼ気づかないことが多いのです 例えば、梅雨や台風などの時期に突入すると雨量が多くなります。そうする …

マンション中層階で発生した雨漏り原因と修繕事例

賃貸マンションのオーナー様から最上階の1つ下の階の居室で雨漏りが生じているとの相談を受けました。 弊社に相談する前に施工会社に相談をするように促しましたが、その会社は 施工前から何かとルーズで施工にいたるまでにも相当時間 …

屋根修理と同時に実施すべき雨漏り再発防止施工の要点

K様からいただいたお問い合わせです。 他社からなのですが、雨漏りに関するチラシが郵便受けに入っていて、ふと見ていたらいろいろ気になりだしたので。 ネットで検索している所なんです。とのことでした。 聞けばK様宅は築25年、 …

DIY修理で悪化する雨漏り被害と専門業者の重要性

Y様邸では雨漏りが心配との事でした。 調査すると1階天井の角に雨染みの跡が見られます。 真上のベランダの角には水がたまった黒い跡がありました。 サッシはベランダ床との高さの差がほとんど無く、ベランダ床から室内に雨水が侵入 …

ベランダ水たまり放置がもたらす防水層劣化と補修必要性

長年住んでいると、屋根や外壁はもちろん劣化します。 そこで忘れがちなのが、バランだ劣化です。 たまにお問い合わせで、ベランダに水溜まりが出来ているとご連絡を頂くことがあります。 大抵の場合、調査してみると、経年劣化により …

新築工事中に確認すべき防水通気処理の注意点②

昨日のブログの続きになります。 薬剤処理済の胴縁が防水性を低下させるということについて 説明いたします。 防腐防蟻処理に使われる薬剤は、木材への浸透性を高める ため、洗剤などと同様に「界面活性剤」を含んでいます。この界面 …

屋根塗装後に行うべき定期点検と劣化サインの見極め方

Y様からメールでのお問い合わせがありました。 下から屋根を見上げるとなんとなく屋根の色の差があるように感じるのですが、これって何か問題あるのでしょうか? とのこと。 お聞きすると築20年。「現地調査は無料」とのご説明をし …

突発的な雨漏りトラブルにおける再診断と原因特定法

K様邸では雨漏りが突然始まり、それ以降は雨降りのたびに雨漏りがするようになってしまったそうです。 住宅を建てた施工会社に雨漏り修理を何度頼んでも全然雨漏りが止まらず、雨が降るといつも憂鬱になると、ストレスを抱えているお客 …

経年劣化による軒天の雨漏りと内部腐食の修繕方法

先日、鶴見区のお客様より、軒天が劣化し隙間が出来ているとご連絡を受け調査して参りました。 到着し確認してみると、確かに軒天劣化し隙間が出来ていました。お客様はただ単に、軒天が剥がれただけだと思っておりました。 しかし、実 …