防災意識から始める屋根点検とリスクマネジメント

U様は毎年記録を更新する自然災害に対して強い危機意識を持っているそうです。 それで今回は屋根や耐震の点検を行ったそうです。 9月1日は「防災の日」でした。 この日が季節の上で自然災害が多い日というわけではありませんが、 …

雨漏りが原因でその他の被害発生?結露やシロアリ発生まで…

ここ数年は、冬の雪、春の大風、その他、梅雨時や台風時以外にも自然災害による家の被害が取りざたされています。 しかし、その時は心配はしたものの、まだそこまでは、 と思っている方が大多数かと思います。 そこで 例えば 屋根か …

夏季に発生しやすいベランダ劣化と防水補修の留意点

K様邸ではベランダの床部分の黒い染みが消えなくなってきたので、ベランダのメンテナンスをご検討中です。 調査してみると床の防水層に亀裂がありました。 他にも腰壁の立ち上がり部分に隙間があり雨水の侵入が確認できます。 1階の …

健康被害に配慮した屋根修理で改善した居住性の実例

昨日のブログの続きになります。 A様は木炭を使って屋根修理を行うことに 賛同していただけました。 そこで早速とりかかってみたのですが、施工中床下を開けたらシロアリ被害が 発覚しました。急遽ヘルスコキュアという防蟻防腐剤を …

ビス釘浮きが雨漏りを引き起こす原理と補修手順

H様邸より、冬になる前に屋根のメンテナンスをお願いしたいとご依頼を受け行って参りました 屋根の上を確認してみると、特に酷い色褪せや目立った損傷は確認させませんでしたが、今後雨漏りに繋がるようなネジの浮きが確認されました。 …

屋根形状別に異なる雨仕舞い設計とメンテナンス要点

屋根の形は立地条件や土地の形、隣家との兼ね合いなどその建物ごとに違いますが、形状が複雑になればなるほど雨漏りのリスクも高くなる事を考えなければなりません。 屋根が複雑な形をしている新宿区のM様邸に雨漏り調査に伺いました。 …

アレルギー配慮が求められる屋根修理と建材選定の工夫

A様から雨漏りの連絡がありました。 A様は子どもたちがアレルギーをお持ちなので、化学物質はなるべく使いたくない という事情がありました。 雨漏りが生じている上に、シロアリが発生して木材が腐食しているので、 何とかしたい、 …

木造モルタル外壁のひび割れが雨漏りにつながる仕組みと修繕策

外壁のヒビにより雨水が侵入してくるケースがあるのを知っていますか?? 今回、お客様は外壁のひびが窓のサッシ部分に伸びてしまい、窓の橋から雨水が侵入してきてお気付きになられたそうです。家の外の壁を全部見ることは日常なかなか …

陸屋根に特有の雨水滞留と防水層劣化のリスク管理

集合住宅で雨漏りしやすい陸屋根の点検を行いました。 陸屋根は屋根がないうえに平らな形状で、豪雨や強風、紫外線の影響を直接受ける部分でもあり、雨漏り相談が非常に多い場所です。 また床部分にあたる防水層や排水口、笠木やパラペ …

バルコニー防水層劣化による雨漏り補修の施工事例

R様からバルコニーの雨漏り修理を依頼されました。 実はR様は半年ほど前にネットで色々調べてホームセンターで材料を 購入しDIYをトライしたそうです。 ところが、塗ってから2か月ほどで剥がれてきたといいます。 これは最近多 …

棟漆喰の劣化による雨水侵入と早期補修の必要性

先日、厚木市にて屋根のメンテナンスに行って参りました。 屋根の作りは瓦屋根になります。 確認してみると・・・棟の漆喰がボロボロになっているのが分かりました。 このままでは棟が崩れてしましますし、雨漏りにも直結してしまう可 …

DIY屋根修理での安全確保手順と専門施工との比較

A様から、雨漏りの修理をDIYでできるのでしょうか? とご相談がありました。 一口に、雨漏りと言っても原因は様々です。 DIYが絶対にダメです。と言うわけでもありません。 しかし、一番やってはいけないことがあります。 そ …

ベランダ防水加工が建物寿命に直結する理由と施工法

先日、調布市にてベランダ防水加工に行って参りいりました 近年、60年以上は持つといわれたコンクリートにひび割れや、コンクリートの鉄筋の腐食が起こる事が分かりコンクリートの躯体を雨水や空気中の炭酸ガスから保護する必要性があ …

誤った屋根塗装施工による雨漏り事例と正しい是正方法

T様邸では以前、知らないうちに雨漏りが始まった時に別の業者さんに屋根塗装をしてもらったそうですが、雨漏りが止まらなかったという事です。 知らないうちに雨漏りしていたというのは厄介で、数年前から雨漏りが始まっていた可能性が …

小屋裏点検で見つかる劣化症状と雨漏り予防の重要性

Y様のお宅で屋根点検を行いました。 今回は何も異常がありませんでした。 さらにY様の屋根は小屋裏があるので雨漏りがあればいち早く 発見することができます。 小屋裏というのは屋根の裏側のことです。 屋根の下地材である野地板 …

屋根塗装と外壁塗装を同時に行うことで得られる防水効果

O様から、2階建て住宅の屋根塗装のご相談のお電話をいただきました。 まずは無料調査をさせていただきました結果、 屋根の塗り替えと一緒に外壁塗装、雨樋塗装なども同時に修繕した方がよいと判断し、ご説明させていただきました。 …

軒天部位が雨水や害虫の侵入口となるケースと対策

軒天は外壁から伸びる屋根の裏側の部分のことで、見上げる形にならなければ目につく事もない場所です。 屋根の下部分なので雨水には当たらず紫外線も受けず、 劣化しないと思われるかもしれませんが、台風の時は雨が吹き上げ外壁と同様 …

カビ臭で発見された雨漏り原因と室内環境への影響

K様より、天井でのシミが目立ちカビ臭いので 雨漏りではないかと相談を受けました。 点検してみると、確かに天井の仕上げの木材が濡れて剥がれてきています。 これは間違いなく屋根に原因があるので、すぐに屋根を点検することになり …

外壁クラック調査と修復における基本手順と施工要点

先日、江東区にて外壁のヒビ割れを修理して参りました 外壁は毎日、外部の影響によって経年劣化しています。 劣化を放置しているとお住まいに悪影響を及ぼす原因に繋がってしまうのです。 例えばまず、以下のことが起こります。 ・防 …

排水ドレン詰まりによる雨漏りと修繕手順の解説

S様からベランダから雨漏りし ているので見て欲しいと依頼がありました。 雨漏りの原因として屋根が多いのは周知のとおりですが、 2階建て以上の家にお住まいの方は、ベランダからの雨漏りは少なくないです。 どうしてベランダから …

最新の野地板素材の性能比較と選定時の判断基準

U様邸の雨漏り点検で屋根の野地板に不具合が見つかりました。 野地板とは屋根の下地になる部分で垂木の上に野地板を張り、 防水シートから屋根材と重ねていくので屋根にとって重要なパーツです。 建築途中の建物で目にした事があるか …

ケラバ部雨漏り点検で確認された施工不良と改善策

ケラバ部は約築10年で雨漏りすると言われている箇所になります。 ◆ケラバとは→切妻屋根(への字型の屋根)や片流れ屋根(屋根の片方が流れるように下へ降りている屋根)の外壁から出っ張っている部分の内側で、雨樋がついていない部 …

外壁クラックからの雨水浸入を修繕した施工実例

F様から外壁が雨漏りしているので、 調べて欲しいという連絡が入りました。 雨漏りで一番多いのは屋根ですが、外壁からの雨漏り も少なくないです。 外壁からの雨漏りに気づくタイミングは、いくつかの要因によって異なる場合があり …

症状がなくても定期点検を推奨する雨漏り防止の専門的理由

一度雨漏りしても次回の雨降りには雨漏りしないかもしれないと思う方が多く、 雨漏りしているのに修理を依頼するまでに時間がかかる傾向があります。 新宿区のF様も雨漏りを認めたくないという気持ちがあったそうで、その気持ちは当然 …

波型スレート屋根の経年劣化調査と補修方法の実例

先日厚木市にて屋根が経年劣化によって傷みが目立って来たかもしれないとご依頼を受け早速行って参りました 確認してみると、波型スレート屋根であり部分的に経年劣化による、細かいひび割れ・欠けが見受けられました。 ご依頼主様と入 …