部分補修で対応可能な雨漏り修理と施工判断基準

雨漏りしてしまうと屋根全部を葺き替えしなければいけないと考えてしまう方も多いと思いますが、実は屋根も部分的な修繕で対応できる場合も多いのです。 雨漏りが発生したC様も、屋根の葺き替えまではできないけど、部分修繕でなんとか …

外壁のもらい錆現象と防錆処置再塗装の技術的留意点

錆ているものを建物の近くに長い間置いてはいけないと言う事を知っていますか?? 発生した錆が雨や風の影響によって、別の物に移ってしまう可能性が有るのです!!それを『貰い錆』と言います。 キッチンや洗面台のシンクに茶色くなっ …

湿気や雨水浸入を未然に防ぐための計画的な雨漏り修理の重要性

I様から天井面が湿ってきて、室内に ポタポタ雨漏りがするとの連絡をうけました。 雨漏りとは、主に野地板の上に屋根材と防水材を施工した際、 雨仕舞の施工の瑕疵によって、屋根材、防水材で雨水を防止 できずに野地板の上に溢れ、 …

猛暑がベランダ防水層に与える影響と修繕事例

K様邸のベランダの雨漏りで困っているとの事です。 床との取合い部分にヒビが入っていたのを発見したのがきっかけでした。 ベランダを調査してみたところ笠木に紫外線や経年による防水層の劣化が確認できました。 この笠木は床より高 …

谷樋の詰まりや劣化が雨漏りを引き起こす仕組みと修理法

先日、厚木市にて屋根のメンテナンスに行った際、谷問から雨漏りしていることが分かり部分修理して参りました 谷樋が原因の雨漏りは毎年多く発生しています。 原因としては経年劣化によって穴が開いてしまったり、形状が歪んでしまった …

太陽光発電設置屋根で発生した雨漏りと施工改善の実例

K様から半年前に太陽光発電を設置したところ、雨漏りがするとの 相談を受けました。調べてみますと、屋根材を緊結する釘や、野地板を垂気木にとめる釘頭が さびており、野地板に結露と思われる跡があることも確認できました。 しかし …

トップライトを取り入れる際の防水ディテールと施工管理

まもなく10月というのに猛暑がぶり返しています。 足立区のS様邸では、どこからか分からない雨漏りが発生し、調査の結果トップライトからの雨水侵入と分かりました。 最近の強風や豪雨、また猛暑による高温の影響もあり、トップライ …

破風板が受ける風雨劣化と補修計画の立て方

破風板の劣化が気になりご連絡を受けることが良くあります。 ◆簡単に破風板とは? 屋根と外壁の間にある部材で、雨の吹込みを防ぐ役割をしています。よく破風板と鼻隠しを混同してしまいがちですが、妻面(三角になっている面)にある …

防水シート劣化が招いた雨漏り事例と補修技術の要点

A様より雨漏りの連絡がありました。伺うと、 「小雨では雨漏りしないが、大雨が降ると雨漏りする」とのことでした。 A様の屋根は瓦屋根です。外観を 点検したところ、防水シートが露出して劣化してある部分を 見つけました。 屋根 …

防水工事の設計段階で考慮すべき施工ポイントと相談事例

U様からお問い合わせのあった、防水工事 に関して ご説明したいと思います。 一般住宅で防水工事をする場合には 1、ウレタン防水  ウレタン防水は、全箇所に対応できる防水方法です。 防水を塗る箇所が複雑な形状でも対応できま …

屋根葺き替え検討で重視すべき耐久性と費用の比較

F様より、屋根の劣化が目立ってきたのでそろそろ 屋根点検と場合によっては葺き替えを検討するとの連絡が入りました。 F様の家は築50年超だそうです。 それまで、一度もメンテナンスしたことが無いそうですから、 いい頃合いでは …

セルフ雨漏りチェック方法と専門点検との精度比較

雨漏り防止にセルフチェックが効果的ですが、 O様は雨漏りチェックで小屋裏を確かめるという話は聞いた事があるけれど、どんなタイミングで点検すればいいか迷っていたそうです。 発見が早ければ早いほど、修繕にかかるコストも抑える …

秋季が屋根メンテナンス適期とされる科学的根拠

秋になかなか屋根のメンテナンスが出来ないが冬に塗装は不向きなのでは?とご意見をいただくことが有ります。 関東であれば、時期が冬でも外壁塗装、屋根塗装の施工をすることには問題はありません あまりおすすめが出来ないのが、雪が …

漆喰劣化に応じた応急処置の技術的な進め方

瓦屋根の漆喰の劣化を修理しにて、漆喰の応急処置に行って参りました 漆喰は経年劣化すると剥がれ落ちてしまいます。 そうなってしまうと、瓦を固定するものがなくなり瓦自体や漆喰の欠片が落下する危険があります。 また、危険なのは …

漆喰崩れを原因とする雨漏り修理と施工工程の解説

E様から雨漏りがあり来て欲しい、との連絡がありました。 E様のお宅の屋根は伝統的な日本の瓦屋根でした。調べてみたところ、 どうやら漆喰の崩れによる雨漏りのようでした。 漆喰とは、日本瓦の目地の重点や、接着に用いられる 水 …

築25年住宅における雨樋劣化調査と修繕工程の詳細

築25年の新宿区N様邸では点検も兼ねて雨漏り調査のご依頼をいただきました。 今まで雨樋の事は気にして点検した事がなかったそうですが、強風のあと雨樋が破損していたそうです。 25年修繕した事がないと雨樋も劣化や破損が出てく …

コーキング劣化による雨漏り発生と是正施工の手順

R様より、屋根のコーキング部分ががひび割れして そこから雨漏りしていると連絡がありました。 基本的にコーキングは消耗品です。一度コーキングを すると永久に持つわけではありません。およそ10年前後から ひび割れたり、剥がれ …

少量の雨水でも大規模被害につながる物理的メカニズム

屋根に落ちた雨水が谷に集中して流れる「谷樋」とは屋根と屋根が谷状に取り合う部分で、雨漏りが多く見られる部分なので雨水侵入に注意が必要になります。 谷樋板金のゆがみや劣化で水がたまってしまい雨水がスムーズに流れなくなったり …

新築住宅においても雨漏りが発生する要因と点検の重要性

季節が変わり、大気の状態が不安定いなり天候の変化が激しい日々が増えて来ましたね。 先日、厚木市のお客様よりご連絡を受けお住まいのメンテナンスをして参りました台風の時に不安になったようです。 到着し、屋根、ベランダ、外壁、 …

隣家解体が原因で露出した外壁部からの雨水侵入調査事例

ご近所で取り壊しになった家がある。と言うことで 品川区のO様からお問い合わせをいただきました。 最近、特にTVなどでも空き家問題が取り上げられていますよね。 このように、空き家はその周りの環境にも大きな影響を与えてしまい …

小屋根部分に多い雨水浸入の特徴と調査補修法

猛暑もおさまり台風が発生する季節となりました。 近頃よく耳にする線状降水帯も気がかりですが、そんなニュースを耳にすると雨漏り修理や調査のお問い合わを多くいただきます。 E様邸では窓辺に置いてある観葉植物の影響か、季節を問 …

台風後に多発する雨樋破損の確認ポイントと修理工程

先日、関東を通過した台風後に厚木市にお住まいお客様より、「雨どいが破損したかも・・・」とご連絡を受け早速行って参りました。 到着し確認してみると、繋ぎ目がずれてしまっており、雨水が途中で漏れてしまう状態でした突発的被害を …

笠木修理で実現する止水性能強化と耐久性向上の施工例

F様からバルコニーの手摺部分が老朽化しているので取り換えて欲しいとの依頼がありました。 バルコニーの手摺部分は「笠木」といいます。 バルコニーの「笠木」は、バルコニーの屋根や日除け部分に関連する要素です。 「笠木」は、一 …

屋根修理を分かりやすく説明するための基本構造知識

K様から「屋根修理」と聞いても漠然としていて詳しい事がよく分からないと質問をいただきました。 屋根は普段の生活ではそれほど気にする事もなく、修理の時も高所で行っているのでK様の疑問も当然だと思います。 ひとことで屋根と言 …

トタン庇からの雨水浸入と劣化金属屋根の対処方法

先日Y様邸へお住まいのメンテナンスに行って参りました。 Y様邸はトタン作りのお住まいで、庇からサビや経年劣化が原因で雨漏りを起こしておしました。 先日の台風の時に結構な量の雨水が庇から出てきている事がわかり、雨漏りが酷い …