透湿防水シート選定による防水性能向上の実践

昨日のブログの続きです。 弊社では、単層構造の透湿防水シートを使う方が安全だということで推奨しています。 外壁表面の温度上昇に従い、通気層内の温度も上昇します。さらに、通気層の 閉塞など、複合的な要因が加わると事態は一層 …

トタン庇の劣化原因と雨漏り修理の施工手順

先日、江東区のお客様より連日続いた突発的豪雨んびより庇から経年劣化が原因で雨漏りを起こしているかもと連絡がありました。 雨漏りが酷いことに気づいたそうです。 到着し確認してみると庇の屋根にはトタンが貼ってあって屋根の形状 …

もらい錆の進行メカニズムと外壁材保護の対処技術

錆は気づいTら発生しています。 原因として、大きく外壁の中から発生と外壁の外から発生の2つになります。 今回は、錆は近くに有る錆びた物からも移るという事を少しご説明します。 家の壁の付近に、このようなものは置いてませんか …

防水シートの摩耗を防ぐ施工管理と定期点検の勧め

昨日のブログの続きです。 シートの破れを調べたところ、劣化したのは温度上昇によるものであることが 想定されました。それは、同様のケースを何件か経験しているからです。 温度上昇が原因である場合、劣化具合に1つの共通点があり …

猛暑対策に有効な壁面緑化と断熱効果の検証

毎年言われる事ですが、今年の夏も猛暑が厳しいそうです。 猛暑対策の一環でゴーヤやヘチマなどを育てて緑のカーテンにしようとする方も多いと思います。近年では壁面緑化を行っているお店や住宅をよく見かけるようになりました。 H様 …

リフォーム前に行う外装点検と劣化診断の重要項目

一戸建てのご自宅の間取りをリフォーム とお考えのK様からお問い合わせをいただきました。 以前弊社をご利用していただいたご友人からのお勧めにて、ということでした。 ご友人からのアドバイスで、 実は!家の見えない部分の劣化は …

防水紙劣化による雨漏りの発見と適切な補修手順

I様より雨漏りの連絡がありました。I様のお宅は、 築15年の木造2階建ての住宅で外壁をガルバリウム鋼板 (溶融アルミ・亜鉛メッキ鋼板)で仕上げています。中古で購入し、最近住み始めた そうですがこの住宅を建設した住宅会社が …

クロス雨染みによる天井漏水診断と修繕の判断基準

大雨と暴風のあとに雨水の染みを発見したというケースが増えています。 F様邸でもリビングのクロスに雨染みがあったという事でした。 調査するとベランダにあるエアコンホースが貫通している壁面のつなぎ目部分に不具合を発見しました …

強化屋根構造への改修事例と耐風性能向上のポイント

先日、所沢市のお客様よりトタン屋根の劣化が激しいとご連絡頂きました。 到着し確認してみると、屋根全体に激しい劣化が確認できました 近くで確認してみると瓦棒もカバーの中はボロボロで屋根全体の修理が必要な状態でした。 トタン …

豪雨後に起こる遅延雨漏りの特徴と原因特定の方法

強風を伴う豪雨など不安定な天気が続きますが、豪雨がおさまった後に時間をおいて雨漏りが発生する事があるのです。 中野区のC様邸でも普段は雨漏りした事がなかったのですが、豪雨の後から雨漏りが始まってしまったとご相談いただきま …

瓦屋根全面劣化時の葺き替え施工と安全対策手順

近年は豪雨と共に大型台風が多くやってきていますね・・・すでに台風が発生している日本列島今年も油断できません 台風の時期は、一斉に被害が多発するため多くのお問い合わせがあり対応がすぐに出来ないケースもあります。 対策するな …

バルコニー防水層劣化による漏水原因と補修方法

K様からバルコニーから雨漏りがあるとのことで連絡がありました。 雨漏りの部位のほとんどが屋根ですが、バルコニーからの雨漏りも多い部位になります。 バルコニー内にある水切りとサイディングの間の全長シーリングは、 裏側を流れ …

気づかぬうちに進行する防水層劣化の兆候と診断手法

最近の気候は寒暖差による防水層の収縮が原因でクラックが入ったり、屋根材がダメージをおこす事もあるので注意が必要です。 雨降りが少ないから雨漏りしないだろう…というのは誤解で、見えない所で雨漏り被害は進行していると思った方 …

梅雨台風期前に行う住まいの防災耐風対策計画

いよいよ、線状降水帯が発生し、梅雨に入り間近となって参りました 梅雨に屋根の調査をしたいけど、なかなか時間もないし早く済ませたい!と言う方にお勧めなのが屋根調査でも主流になったドローン調査になります。 梅雨に入ると晴れ間 …

床下結露と通気不良が招く雨漏り被害の実例

昨日の続きになります。 結露は壁内だけに発生するわけではありません。通気を確保できている床下でも 起こることが多いです。1階の床面積が広い住宅の 中央部付近では、特に空気が滞留しやすいのです。真夏に 水分が床下に入ると、 …

高湿度環境下で進行する壁内結露と防止対策

昨日の続きになります。 U様のお宅でカビが繁殖したのは、 夏季の温度や相対湿度の上昇が原因と思われます。例えば、気象庁によれば、 東京の場合、相対湿度は、ここ10年ほど上昇傾向にあります。 湿度が上昇すると、エアコンを入 …

初期雨漏りを放置しないための早期発見と対応ガイド

一度雨漏りしても次回の雨降りには雨漏りしないかもしれないと思う方が多く、雨漏りに気づいても修理を依頼するまでに時間がかかる傾向があります。 雨漏りを認めたくないという気持ちはよく分かります。 また雨漏りしている確信がない …

ドローンを用いた梅雨前屋根点検と劣化診断の実例

お客様より「雨樋の歪みや劣化が気になる」とご依頼を受け早速調査して参りました 確認してみると雨樋は明らかに大きく歪んでしまい、雨を上手く受けられ無い状態でした雨樋の金具部分にもサビが発生しており、この状態では台風のような …

スレート屋根の耐用年数を延ばすメンテナンス要点

K様からスレート屋根のメンテナンス方法について、お問い合わせがありました。 まず、スレート屋根のメンテナンスは塗装によるものが必要となります。長くきれいに安心していただくためには、塗装やその時期、そして注意点などもお知ら …

室内カビ発生から見抜く隠れ雨漏りの構造診断

U様から大量の黒カビが発生しているので、雨漏りしているような感じが するので調べて欲しい、との連絡がありました。 U様のお宅は、築12年の木造住宅です。 黒カビは2階の壁が特に酷かったです。 そこで、原因は小屋裏にあるだ …

主要雨仕舞部位の点検リストと修繕優先順位の策定

「雨漏り修理」と聞いて一般的に思い浮かべるのは屋根ですが、屋根の中でも雨漏り修理の多い場所があります。 I様邸でもスレート屋根からの雨漏り調査を行ったのですが、屋根の一番上に位置する「棟板金」の不具合が確認できました。 …

外壁塗装が建物保護に不可欠な理由と最適施工時期

意外と後回しにされがちな外壁塗装ですが、目に見えない被害が無くても必要なのをご存知でしょうか? 専門業者の間では、目に見える被害や塗装のサインなどが現れなかったとしても約10年程で外壁塗装を行うようお伝えさせて頂いており …

トップライト雨漏りを防ぐシーリングと納まり設計

梅雨入りの声が沖縄で聞こえて、関東地方の梅雨も気になるところですが、足立区でトップライト付き住宅にお住いのA様が雨漏りの心配をされていました。 トップライトがある建物や陸屋根も、毎年梅雨入り前にはメンテナンスが増え、雨漏 …

スレートクラック修理と補修時の防水処理要点

築15年にもなると、屋根の劣化は目立ち始めたり、不具合を起こしやすくなります。今回お伺いしたお客様邸はコロニアル屋根のお宅です。 コロニアル屋根を調査したところ、割れていたのは1枚だけでありこういう割れは接着による補修で …

屋根塗装の適期判定と下地調整塗膜仕様の要点

G様から屋根の塗装をしたいということで連絡がありました。 G様は現時点では雨漏りなどないため、塗装は見栄えを良くするために するとの認識でした。 実は塗装の役割は見栄えをよくするためだけではありません。 建物の屋根は日光 …