水回りカビ除去後に行う再防水処理と定期点検の重要性③

昨日の続きになります。 改修工事は以下のように提案いたしました。 1.浴室や脱衣室は、入り口の建具枠まわりの防水処理を改善する。 2.浴槽天端の防水処理を行う。 3.木部などの腐朽した部材は交換し、調査のために撤去した部 …

屋根材ごとの特徴を理解した適切なメンテナンス方法

屋根瓦 と一言で言っても 多くの種類があるのをご存知でしょうか? まずは日本瓦 日本古来から使われている最もポピュラーなものですが、日本の風土や気候にも最も適している と言われています。塗装の必要はなく、100年以上持つ …

ベランダ防水立ち上がり部からの雨漏り原因と補修法

雨漏りの報告を受けて台東区T様邸へ伺いました。 大雨が降った時にリビングの天井から雨漏りがして困っていたとの事です。 調査の結果、雨漏りの原因は2階ベランダのサッシ周りからでした。 FRP防水層の立ち上がりが外側に大きく …

チョーキング現象が示す外壁劣化と再塗装の最適時期

外壁や屋根がくすんできたり白くなってきたと感じることはありませんか? それは、もしかしたらチョーキング現象が発生している可能性があります。 そもそも、チョーキング現象とは、「白亜化現象」とも呼ばれており、屋根や外壁を指で …

浴室防水不良が原因のカビ発生と改修施工のポイント②

昨日の続きになります。 さらに調べてみると、浴槽天端の防水処理が不十分なことが分かりました。 かけ流しの浴槽にたまった湯が天端付近から壁の中に流れ込み、床下地の表面を 流れて脱衣室への漏水量を増やしていたのです。 1階の …

天井シミ発見時に行うべき初期点検と雨漏り判断基準

天井にシミがあります。雨漏りだと思うのですが? このようなお電話もよくいただきます。 しかし! 実は、天井にシミがあるからといって全て雨漏り、 とは一概に言い切れないのです。 なぜなら、 冬場の加湿器の使用が原因の場合も …

天井シミが示す雨漏りか結露かを見分ける診断方法

U様邸では天井にあった小さいシミがだんだん大きく広がってきたという事です。 屋根を点検しても雨漏りしそうな所は見当たりませんでしたが、天井裏を確認するとハチが巣を作っていたのです。 天井のシミは雨漏りではなく蜂蜜だったの …

外壁錆び放置で起こる「もらい錆」雨漏りの危険と対策

お住まいの外壁の錆を放置したり近くに錆びた物を置いたりしていませんか? 例えば配管やバケツや自転車です。 錆が発生している外壁を目にしたことがあるかと思います。 勿論建物自体の経年劣化により塗膜が剥がれて錆が発生すること …

水回りカビの原因と除去方法、再発防止策①

民泊を営むK様から相談がありました。 その民泊は鉄骨鉄筋コンクリート造と鉄骨造による2階建ての建物です。 リフォームを終えた直後、1かの宿泊フロアのフローリングや壁の木部が 変色し、1階全体にカビ臭が漂いました。さらに脱 …

定期メンテナンスがもたらす雨漏り防止と長期耐久効果

実は、、、 1年前から雨漏りが起きていて、、 大したことがなかったので &見ぬふりを続けて 今に至ったのですが。 というお問い合わせ。は瀬谷区のS様からでした。 聞けば1階の脱衣所の窓周りから水がすこしづつ漏れ出し、見な …

酸性雨が引き起こす屋根材劣化と耐候性塗料の選定基準

C様邸で1階洗面所の窓付近から雨漏りするとの連絡を受け調査に伺いました。 屋根を調べてみると銅板雨樋に穴が空いていました。 雨樋が集水の機能を果たせなくなって室内に雨水が侵入してしまったのです。 過去には「銅板は一生モノ …

ベランダ防水メンテナンス施工で防ぐ再発トラブル

ベランダコンクリートの防水加工し直しに行って参りました。 全体的に経年劣化を起こしているのが分かりました。劣化により防水の塗膜は剥がれコンクリートがむき出しの状態になってしまうのです。 築30年のお宅で今まで1度もベラン …

ベランダ防水層の劣化修理と再防水施工の実例紹介

E様から雨漏りのお問い合わせがありました。雨漏りの箇所はベランダということでした。 調べてみますと、ベランダの手すりを固定した腰壁の上面から雨水が浸入したことによるもののようです。 腰壁の合板は腐食していたため、長期間に …

瓦のずれが引き起こす雨漏りと補修で防ぐ構造劣化

いつもメンテナンスでお世話になっている方からのご紹介で 瀬谷区のK様からご相談のお電話をいただきました。 まずは内容を詳しくお聞きすると 部屋の何箇所かで天井に雨染みを発見したとのこと。 そして雨樋がゆがんで見える箇所も …

建物内部に被害が出る前に行う雨漏り点検と修繕の必要性

K様邸で雨漏りがあるという事で現場調査に伺ってみると1階のお風呂場サッシ上から雨水が染みてきます。 外壁塗装が剥がれて浮いている事が確認でき、そこから雨水が侵入してしまったのです。 ではなぜ外壁塗装が剥がれて浮いてしまう …

繁忙期前に行う屋根調査で得られる予防的メンテナンス

先日梅雨前にお客様より、お家の定期メンテナンスのご依頼を受けいって参りました 以前梅雨時期に突入したとき雨漏りが発生したことがあり、その時修理を依頼しようと思い業者に問い合わせた所予約が詰まってしまってるところが多くなか …

訪問販売による屋根修理詐欺の手口と正しい対応策

O様のお住まいに先日いきなりインターホンが 鳴り、宅急便かと思って出てみると屋根修理業者で、「屋根が老朽化が酷いので とにかく早く修理をしなければ雨漏りしてしまいますよ」と言われた らしいです。O様は今まで屋根修理や塗装 …

雨漏り相談時に焦らず行う原因調査と施工判断の流れ

本日のご紹介は、栄区のY様からのお問合せの例です。。 雨漏りを発見したので3、4社の業者へ聞いてみたのですが、見積もりが大きく違っている? それに、現地調査もしてないのに、電話やネットで簡単に見積もりが出てしまう?? イ …

葺き替え以外に選べる屋根リフォーム方法とコスト比較

I様はご自宅の屋根が汚れているように見えて気になっているそうです。 屋根を調査すると屋根材の劣化はありますが、下葺き材や野地板、垂木は傷んでいなかったためI様邸の場合はカバー工法で工事を行います。 葺き替えと違い、既存の …

錆が進行したトタン屋根の危険性と防錆リフォームの要点

錆があるのに放置していることはありませんか? 錆びたままトタン屋根や外壁を放置していたりしていませんか? 実は錆って放置しておくと怖いのです トタン造りのお住まいですと、年数が経ってくると上の塗膜が劣化しそこから錆が派生 …

マンションのカビ問題と結露対策を組み合わせた改善法②

昨日の続きになります。 このようなマンションの事例は決して少なくありません。 このように冷気だまりができやすいケースのもう一つの事例が斜面地に立つマンション です。日当たりの良い南斜面に建つマンションでも、北側は斜面と向 …

バルコニー戸袋不良による雨漏りとサッシ周辺の補修事例

1F和室の窓上枠から雨水がポタポタと伝わっているようなのですが、、、 港南区のH様からこのようなお問い合わせをいただきました。 この数週間で何回も続いた春の強風で、やっぱりまただ、と気づきご連絡となったようです。 早速拝 …

遠方からの確認で気づいた屋根劣化と早期修繕の重要性

普段は暮らしていても目につかない屋根ですが、遠くから見渡した時に自宅の屋根が偶然見えて気になった事はありませんか? 荒川区T様より屋根リフォームについてご相談いただきました。 遠くから偶然自宅の屋根が見えた時に劣化に気づ …

北側居室のカビ発生要因と断熱換気の改善対策①

マンションの理事会から連絡がありました。 部屋の結露が酷くてカビが生えているとのことです。 調べてみますとアルコーブに面した部屋に結露被害が集中していました。 アルコーブとは共用廊下から玄関の距離をとるために設けた空間で …

破風板の役割と劣化が与える外壁屋根への影響を解説

デザインによっては、建物の顔ともいえる破風板ですが、その役割をご存知でしょうか? ◆役割は、簡単に3つ ・防風・防水 破風板は屋根の中に下や横から風が入り込むのを防ぎ、激しい雨や台風の際の雨水の吹き込みも防止します。 ・ …