スタッフより
昨日の続きになります。
このようなケースは建物のカビ被害によくあります。原因は天井裏や
壁の内部に湿気を含んだ夏場の外気を大量に取り込んであることにあります。
天井裏が湿ることで、エアコンの冷媒管などの表面に結露が発生しやすくなります。
また石こうボードが壁の裏や天井裏の水蒸気を吸いこみ、エアコンの冷気で
結露が生じ、カビが発生したのです。また、スイッチパネルや窓オペレーター
ハンドルなどにカビが発見されました。コンセントボックスから強い風が
でていることが確認できました。
換気扇によって室内が負圧になることで外気を建物内に引き込んでいるため、
エントランスの扉と枠の隙間から大量の外気が流れ込んでビュービューと
大きな音が聞こえてきました。
この建物は鉄骨造で、屋根や外壁には鋼板を使用しているため、気密性能は
あまり高くないのです。設計図書を拝見したところ、24時間換気とカビ対策で
追加した換気扇の換気量を合算すると1時間当たり7回の換気量になりました。
ヨガスタジオは、建築基準法とは別に日本フィットネス産業協会が新型コロナウイルス感染症対策のガイドラインを提示しており、その指針では1時間当たり3回の換気量を定めていました。3回というのは多めの換気量ですが、このスタジオではその2倍超の換気量が確保されていました。
これだけの換気があるために漏気が増えていたのです。赤外線サーモカメラで
確認したところ、エアコンの周辺や断熱材の隙間からの空気の流入が確認できました。
1階更衣室が最も被害が酷く部屋の換気扇に加え、シャワーユニットが2台あり
その上、狭い空間でありながら天井埋め込みエアコンが設置されており部屋も冷え切って
いました。
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