無機塗料はひび割れしやすい?メリットとデメリットを解説します!

無機塗料は建築やリフォーム業界で注目されていますが、その選択にはメリットとデメリットをしっかり理解することが重要です。
この記事では、無機塗料のメリットとデメリットについて解説します。
無機塗料について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

□無機塗料のメリット

無機塗料には多くのメリットがあります。
以下でそのメリットを4つに分けて解説します。

1:耐候性が高い

無機塗料の最大のメリットは、その卓越した耐候性にあります。
無機物を主成分とするこの塗料は、日常的に外壁がさらされる雨や紫外線といった外的要因による劣化が非常に少ないです。
フッ素塗料をも超える耐候性を持っているため、建物の外壁を長期間保護し、初期の美観を維持できるのです。
これにより、塗り替えの頻度を減らし、長期的なコスト削減にもつながります。

2:カビやこけが発生しにくい

カビやこけは、特に湿気の多い地域や日陰になりがちな建物の外壁に発生しやすいです。
無機塗料の場合は、有機物の含有量が少なく、カビやこけの栄養源がないため、カビやこけの発生を効果的に抑制してくれます。
結果、建物の外観を長期間にわたって美しく保てます。

3:低汚染性と防汚性に優れている

無機塗料は、汚れに対して非常に強い防御力を持っています。
親水性が高いため、塗装面に汚れが付着しても容易に雨水で洗い流されます。
また、静電気を引き起こしにくいため、ホコリやゴミが付着しにくく、塗装面を清潔に保てるのです。
これは、特に公共の建物や商業施設など、常に清潔な外観を維持したい場所に適しています。

4:不燃性

無機塗料は燃えにくい性質を持っており、火災発生時の炎の進行を遅らせられます。
これは、安全性を高める上で非常に重要な特徴です。
特に、火災のリスクが高い地域や、安全規準が厳しい施設において、無機塗料の使用は大きなメリットといえます。

□無機塗料のデメリット

一方で、無機塗料にはいくつかのデメリットも存在します。

1:ひび割れしやすい

無機塗料は硬い性質があるため、建物の動きによってひび割れを起こしやすいです。
特に地震や台風などで建物が揺れた際には注意が必要です。

2:塗装できない素材がある

全ての外壁材に対応しているわけではなく、素材によっては塗装できないこともあります。
そのため、事前に相性を確認しておきましょう。

□まとめ

今回は、無機塗料のメリットとデメリットについて解説しました。
無機塗料は耐候性や防汚性に優れ、長期間建物を保護できる一方で、ひび割れや、塗装できない素材があるといったデメリットも理解しておく必要があります。
これらの特性を踏まえ、自分のニーズに最適な塗料を選択することが重要です。