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お客様からのご相談
コロナ禍をきっかけにテレワークが広がり、より広い住まいを求めて戸建て住宅への住み替えを検討される方が増えました。そうしたニーズの高まりもあり、戸建て住宅の建築が急ピッチで進められるケースも多くなっています。
今回ご相談いただいたY様も、新しく戸建て住宅を建てられたお客様です。
Y様がご自宅の工事を依頼したのは、大手建設会社系の会社でした。その会社ではツーバイフォー工法を手掛けていたため、「ここなら安心して任せられるだろう」と信頼し、契約されたそうです。
工事中は現場にも数回ほど足を運ばれましたが、大手系列の会社という安心感もあり、細かな施工状況までは確認されていなかったとのことでした。
しかし、入居してから1か月もしないうちに、外壁まわりなど家のあちこちで雨漏りが見られるようになりました。
すぐに施工した建設会社へ連絡し、修理をしてもらったそうです。ところが、補修から1週間も経たないうちに、今度は別の場所から雨漏りが発生しました。
その後も同じようなことが2〜3回続き、最終的には3か月ほどかけて、かなり広い範囲を再補修することになったそうです。
ところが、それで問題が解決したわけではありませんでした。
再補修から1か月ほど経った頃、今度は浴室の壁にひび割れが発生しました。さらに、玄関ドアの開閉が悪くなり、鍵がかからなくなるなど、雨漏り以外の不具合も次々に起こるようになりました。
Y様は再び建設会社に修理を依頼しましたが、今度は再三の催促にもなかなか応じてもらえなかったそうです。やむを得ず内容証明を郵送したところ、ようやく修理に来てもらえることになりました。
その結果、1階と2階の床材が腐っていることが判明しました。
新築から間もない住宅で床材の腐食が見つかるというのは、非常に深刻な状態です。単なる表面的な雨漏りではなく、建物内部に雨水がまわり、構造や下地にまで影響が出ていた可能性があります。
雨漏りは、室内に水が垂れている場所だけを直せば解決するとは限りません。外壁、開口部、屋根、バルコニーまわりなど、雨水の侵入口が複数ある場合もあります。また、侵入した雨水が壁の内部や床下を伝い、離れた場所に被害として現れることもあります。
今回のY様邸では、入居直後から複数箇所で雨漏りが発生しており、その後も補修と再発を繰り返していました。こうしたケースでは、部分的な補修だけではなく、雨水がどこから入り、どの経路を通っているのかを丁寧に調査する必要があります。
特にツーバイフォー工法の住宅では、壁や床の面材が建物を支える重要な役割を持っています。そこへ雨水が入り込み、床材や下地材が腐食してしまうと、住まいの安全性にも関わる問題になります。
Y様邸のように、施工会社による補修を何度行っても雨漏りが止まらない場合は、第三者による調査を行い、原因を客観的に確認することも重要です。
雨漏りは、発生している箇所だけを見るのではなく、建物全体の防水処理や施工状態を確認することが大切です。新築だから安心というわけではなく、施工時の防水処理や納まりに不具合があれば、入居後すぐに雨漏りが発生することもあります。
今回の事例は、新築住宅であっても、雨漏りの初期対応を誤ると被害が広がってしまう可能性があることを示すものでした。
お客様の声












