霧除け屋根雨漏れ診断

このところ霧除け屋根の現場調査で改修の必要な案件が多数あります。霧除け屋根は窓上の小さな屋根ですが、板金屋根部が劣化して錆びてしまっていたり、外壁との間に隙間が出来ていたりして、現場調査では一番目につく場所でもあります。

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改修工事の手順としてはまず既存の屋根板金を剥がして下地の野地板も取り除きます。次に新たに下地造りをします。野地板を構造用合板で貼り防水紙を貼ります。そして鼻先の3方に唐草と言う役物を取り付けます。その場合壁面の前の屋根板金を10センチほど残しておきます。ここまでの工程が済んだのが上の写真です。

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新規の下地造りがここまで済んでから、次に屋根板を被せて、壁の隙間をシール処理(変性コーキング)して完成です。

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上の写真が改修手順をへて、完成した写真です。古い霧除けはトタンで屋根回りが出来ているものが多いのですが、新規のものはアルミ合金のガルバリウム合板仕様でまとめるので、錆が出にくく何年かの工事保証もつけるようにします。霧除けは大半のものは長さが1間から1間半、出が1尺から1尺半のものが多いので、お客さんにはよく、小さな仕事で申し訳ないね!と言われますが、雨の染み込むことが非常に多い場所なのでしっかり治しておく必要が有ります。些細な仕事でも構いません。気に成ったらご連絡下さい。