近年の梅雨傾向と気候変化による住宅防水対策の見直し

今年の梅雨は 雨が降ったと思ったのはつかの間、その後は晴天ばかりでした。 そして水不足では?と心配し始めたころに、今度はゲリラ豪雨の発生。などなど 天気予報でいう「平年」「例年」という事例がなかなか当てはまりにくくなって …

集合住宅の雨樋メンテナンスと長期維持のための工法

集合住宅の雨漏り調査をおこないました。 来年には築30年になるためキリのよい年にメンテナンスをご希望で、屋根と雨樋、外壁塗装の改修工事を合わせて行います。 築30年になると屋根材や外壁にも劣化が見られ、雨樋も歪んで雨水が …

サッシ上部からの雨漏りにおける構造的原因と修繕法②

昨日のブログの続きになります。 I様のケースでもう1点気になることがありました。 それはサッシ上部のまぐさが外側に張り出していたことです。 この状態ですと、まぐさの上に雨水がたまり、雨漏りの原因になります。 なぜこのよう …

ベランダ経年劣化による雨漏り対策と防水リフォーム法

先日、横浜市西区のお客様よりベランダの雨漏り対策も兼ねて、リフォームのご相談をされ行って参りましたベランダやバルコニーからの雨漏りの主な原因は、基本的に経年劣化や施工不良の可能性が高いです。 実は建物自体の老朽化に大きな …

見た目ではわからない雨漏り進行と点検での早期発見法

今回は、目で見て分かる被害がなにも無いのに、雨漏りが起きる。 という事例をご紹介です。 天候の被害など、明らかに屋根の損傷が見られる場合は、雨漏りがするのもはっきりと目で見られるわけですが では、外観からは損傷が見当たら …

猛暑対策としての屋根断熱除湿工事の実践ポイント

この夏は猛暑が続き、その原因は湿気にあるといいます。 梅雨のない北海道が涼しかったように、お部屋の中も除湿で涼しく過ごす事ができます。 そんな効果が期待できるのが屋根の棟換気です。 屋根リフォームを検討中の狛江市U様より …

サッシ上部からの雨漏り事例とシーリング補修による改善①

I様から雨漏りのご相談がありました。 I様のお住まいは、築10年の木造2階建てで、三方パラペットの ガルバリウム鋼板の片流れ屋根です。 I様によると、数年前の暴風雨の際に、1階の南面のサッシの上部の 留め付けビス穴から雨 …

外壁浮き発生の原因と建物寿命を延ばす改修計画

長年住んでいると、様々な箇所で痛みは発生します。 その中でもが屋根以外に多い劣化現象は外壁です。 経年劣化により外壁部分が浮いて来たりサッシとの間に隙間が出来てしまうことが有ります。 初めは「ちょっと位大丈夫」と思ってい …

屋根の台風対策と季節ごとのメンテナンスチェック

どうやら梅雨明けしたらしい。 というよりも、むしろ これからこの暑さがいつまで続くのだろうか、、という心配の方が 多いのではないでしょうか。 それもそのはず。 ここ数年は季節の移り変わりも感じづらい年が続いています。 は …

リフォーム前に実施すべき雨漏り点検と事前診断の重要性

雨漏りは意外な場所から雨水が侵入してくる場合もあります。 リフォーム中の国立市M様邸では雨漏りを発見して非常に困っているとご相談いただき調査を行ってきました。 ベランダの笠木に亀裂が入っており、そこからの雨水侵入が確認で …

屋根の苔カビが及ぼす悪影響と放置リスクの実態

屋根のコケ、カビの発生は、屋根材の特徴や場所・環境により避けられない場合があります見た目も悪くなるだけではなく、屋根の劣化も早まってしまい、雨漏りの原因に繋がるケースがあるのです。普段は見ることのない屋根の上ですが、築1 …

悪質な屋根修理業者の詐欺手口と被害防止のチェックポイント

O様宅に、先日屋根修理業者が訪ねてきて「屋根が傷んでいるので 修理が必要だ」と工事を勧めてきたといいます。その業者は100万円の見積もりを 提示したそうです。しかし、工事終了後に届いた請求書には300万円と記載されていて …

再発雨漏りの原因分析と根本的な解決のための施工法

T様からご心配のお電話をいただきました。 聞くと、以前雨漏り修理をしたはずなのに、 最近、再発した!?のではないか  と悩んでいる。とのことでした。 これは、施工してもらった業者のミス??、ということで最初は考えたそうで …

猛暑異常気象が引き起こすベランダ雨漏りと対策法

この夏の猛暑が雨漏りに影響を及ぼしているようです。 北区A様邸のベランダ部分から雨漏りがありました。 ベランダは常に直射日光にさらされて雨や雪、強風などの影響を直接受ける場所です。 元々そんな場所が、この夏の異常気象でさ …

波型スレート屋根の経年劣化修理と耐久性改善方法

先日、鶴見区にて波型スレートが、経年劣化によって傷みが目立って来たかもしれないとご依頼を受け、メンテナンス及び塗装作業に行って参りました 調査の結果、部分的に経年劣化によろり細かいひび割れ・欠けが見受けられました。 しか …

結露と雨漏りの違いを見極めるための実践的診断方法

I様から雨漏りのご相談がありました。 早速小屋裏を調べてみますと、野地板が結露しているのが見つかりました。 野地板が結露すると色々問題点が生じます。 野地板の腐朽(腐食): 結露した水分が野地板に吸収されることで、木材腐 …

外観被害がなくても進行する屋根内部の雨漏りと対策

今回は、目で見て分かる被害がなにも無いのに、雨漏りが起きる。 という事例をご紹介致します。 天候の被害など、明らかに屋根の損傷が見られる場合は、雨漏りがするのもはっきりと目で見られるわけですが では、外観からは損傷が見当 …

屋上トップコート更新で猛暑に耐える建物メンテナンス

今年も猛暑は熱中症などを引き起こして危険な状況にありますが、建物にも大きく影響をおよぼしています。 近年では想像以上に高温になる事が原因で雨漏りするケースも増えています。 葛飾区C様邸で雨漏りにお困りとのご相談を受けて現 …

釘浮きを放置しないための点検方法と屋根補修の基礎

  先日、調布市のお客様より、ベランダから一階の屋根が見えた時釘浮きしている部分があることに気づき、屋根の上も浮いているのではないか心配だとご連絡がありました。 お伺いして確認してみると、屋根の棟板金の釘が浮い …

屋根定期診断で見抜く劣化サインと長期維持のための対策

T様のご依頼で屋根の定期診断を行いました。 T様のお住まいは築30年以上です。 雨漏り対策はこの30年で様々な変化がありT様は大変驚かれていました。 具体的には以下のような変化がありました。 1.外壁の改善: 現在では、 …

築30年屋根塗装で実現する耐久性回復と防水性の向上

昨年は自然災害での屋根被害関係の修理が多くありました。 そして今年 昨年に増してその工事が多くなっています。 ご存じの通り、環境の変化が家屋に与える被害件数は具体的には、 多くなる、というよりもむしろ 多岐にわたった、さ …

台風前に行う屋根外壁セルフチェックと点検のコツ

連日の猛暑続きで、ご自宅で過ごす時間も増えていると思います。 この機会にと雨漏り点検や屋根塗装などメンテナンスのお問い合わせを多くいただきます。 今後の備えとして考えていきたいのが、毎年勢力を増している大型台風対策です。 …

トタン屋根からガルバリウム銅板屋根への葺き替え事例

先日、厚木市にてトタン屋根からガルバニウム屋根に葺き替えに行って参りました トタン屋根は錆により穴が空いてしまうと、雨漏りが進行してしまい葺き替えが必要になります。なかなか部分修理では済まなくなるのです。 今回は、思い切 …

サッシまわりのわずかな隙間から発生する雨漏り原因と補修法

昨日のブログの続きになります。 サッシ上枠と縦桟の間に10-15mm程度の隙間を設けるとサッシの上枠に水が溜まりやすいという問題が 解決します。この隙間によって雨水がサッシの上枠を移動することで、雨水が たまることがなく …

全体を葺き替えなくても部分修理で雨漏りが止まる?

今後の台風の動きが気になる季節です。 梅雨入りから雨漏り修理のお問い合わせを多くいただいています。 「屋根修理」と聞いて、大掛かりで費用も大変そう…と大田区S様も身構えていらっしゃいました。 しかし屋根全体を葺き替えなく …