台風前点検で行う屋根雨樋補修と防災準備の基本手順

先日、所沢市にて台風シーズン前に先駆けて雨樋と屋根の点検をしておきたいとご依頼を受け行って参りました 雨樋はクラックが入っていたり雑草が生えていたりする場合は修理が必要なので、ご自身で掃除点検をしてもしっかり治せない場合 …

屋根ひさし設計で実現する快適性とデザイン性の最適化

住まいの快適性とデザイン性を両立させるために欠かせない要素の一つに、「屋根ひさし」があります。 屋根ひさしは、雨よけや日差しよけ、さらには外壁の保護など、様々な役割を果たすことで、快適でスタイリッシュな住空間を創り出すた …

瓦屋根の豪雨対策と強風時に破損を防ぐ補修技術

屋根は強風や豪雨によって様々な影響が出ます。 ゲリラ豪雨が集中した時期も瓦屋根のズレや破損のご相談が多く寄せられました。 新宿区のS様邸では下屋根の瓦が破損しましたが、瓦を部分的に交換できたので費用を抑える事ができました …

コンクリート構造物の劣化現象と鉄筋腐食への対策技術

60年以上は持つといわれたコンクリートにひび割れや、コンクリートの鉄筋の腐食が起こる事が判明し、コンクリートの躯体を雨水や空気中の炭酸ガスから保護する必要性があると言われています。 その為、バルコニーや開放廊下などには防 …

紫外線劣化が進行する屋根塗膜の診断と補修対策

U様から屋根点検の依頼を受けました。 屋根が紫外線で色褪せた状態になり、塗装を考えているとのことでした。 日差しが強い季節になってきました。紫外線は浴びすぎると人体に悪影響をおよびしますが、 それは屋根や外壁にとっても同 …

ガルバリウム鋼板葺き替えで実現する耐久防錆性能向上

先日、厚木市にて屋根の葺き替え工事に行って参りました もともとは日本瓦のお宅になります。 地震や台風の時に今の日本瓦では心配だとおっしゃっており、ご相談の結果今回は既存の瓦を撤去して、耐食性の高いガルバリウム鋼板の屋根材 …

太陽光パネル設置前に実施すべき屋根診断と防水性能確認

近年では異常気象や自然災害、地球温暖化の影響もあり、自然環境や省エネについて考える方が増えました。 震災後からは得に屋根リフォームの際に太陽光パネルを取り付ける住宅も増えました。 2022年12月に東京都で新築戸建住宅に …

段階的に是正したシート防水雨漏り修理の実践事例

昨日の続きになります。 とりあえずシート防水の穴には防水テープを貼りました。 その後の降雨で雨漏りの発生がない、とのことなので、 シート防水の他の部分やサッシ周りなどの防水はなく、シート防水の穴 が原因であることが判明し …

雨樋破損が引き起こす雨漏りの原因と勾配設計による改善策

Y様からお電話をいただきました。 雨どいの破損などのお話しをご近所でしていて。。。なのでうちも点検してみたら、ちょっとびっくりしてしまって。。。 集水器周りの外壁がけっこう黒ずんできているのですが、、、との事。 再度詳し …

住宅を次世代へ継承するための長寿命屋根リフォーム戦略

H様邸では3種類の中から屋根リフォームをご検討中です。 ・塗り替え 屋根材によって必要になります。粘土瓦は色落ちしないので塗り替えの必要はありません。既存屋根を高圧洗浄して下塗りと仕上げ塗りを行うため、廃材も出ず費用も抑 …

屋根の苔カビ発生を防ぐ定期洗浄と防藻塗装の実践法

屋根の苔・カビの発生は、屋根材の特徴や場所や環境により避けられない場合があります。見た目も悪くなるだけではなく、屋根の劣化も早まってしまい、雨漏りの原因に繋がるケースもあるのです普段は見ることのない屋根の上ですが、築10 …

シート防水層の破損が招く雨漏りの初期対応と補修要点

M様から雨漏りの連絡がありました。 M様のお宅は築25年の軽量鉄骨造2階建てで1階の天井に雨漏りがあるそうです。 M様は日頃から家のメンテナンスに熱心で、内装に関しては築20年超とは思えないほどでした。 雨漏りは初めての …

雨漏り調査から修繕までの流れと専門業者選定のポイント

ここ数年は、自然災害による家の被害が多く取りざたされていますよね。 それだけ気候による影響例が多くなってきているのです。 また、その時は心配はしたものの、なんとなく何もなかったので、と見過ごしている方も多いのではないでし …

防水構造を理解して行うベランダ雨漏り対策の基本と施工管理

ベランダは様々な防水処理を必要とする箇所が混在しているため、手すりの上部に位置する笠木や排水口、外壁と防水層の取り合いなど、屋根と同様に非常に雨漏りしやすい場所の集合体です。 ベランダや屋上にあるドレンは雨水を樋へ流して …

設計者や住宅会社などの作り手の意向で雨漏り?

昨日の続きになります。 今回のケースでは、透湿防水シートを水切りの立ち上がり外側に 被せなおして、サイディング材で仕上げました。 本来あるべく納まりとは、 2次防水となる透湿防水シートの表面を流れ落ちる水が、 水切りから …

屋根汚れ劣化放置による建物全体への影響と対策

暑い時期になりましたが、大切な家族を守るため日々家は毎日働いています。 皆さん屋根の上も天候などによってお掃除が必要なのをご存じですか? ご存じの通り、屋根は風雨などの影響を受けやすく、素人には分からない所で劣化も思いの …

屋根唐草部材の役割と適正素材選定による防水性向上策

皆さんは、家を建てる際に屋根材についてどれほど考えていますか。 家を建てる際には、外観や内装、間取りなど、さまざまな要素を考慮すると思いますが、屋根材も重要な要素の一つです。 屋根は、家を守る大切な役割を担っており、その …

ドローンで屋根の状態を確認

屋根葺き替え相談時に確認すべき構造施工品質の基準

Y様からのご相談です。 瓦屋根が劣化し、痛んできているので、葺き替えを検討しているのですが 調査をして欲しいのです、とのことでした。 早速、お伺いして、まずはドローンによる撮影を行いました。 現在の屋根は瓦屋根 下屋根は …

異常気象下の住まい防災対策と屋根メンテナンス計画

先日降った突然のヒョウに驚かれた方も多いと思います。 そんな異常気象を心配して中野区のA様にお話を聞きました。 雨漏りは毎回するわけではなく、次に雨が降っても雨漏りしないかもしれない、雨降りの時に100%雨漏りすると分か …

穴がなくても起こる雨漏りの構造的原因と対処方法

破損している場所は無いのに雨漏りがする原因を1つご紹介致します。 それは、塗装が剥がれている事が原因で雨漏りに繋がるケースがあるのです。屋根塗装や外壁塗装は、剥がれてしまうと雨漏りなどの問題が生じますが、何もしないでいれ …

軒ゼロ住宅特有の雨仕舞不良と改善ディテール設計

昨日の続きになります。 次に雨漏りを疑ったのは、1階の漏水箇所の真上に位置するサイディングの入隅部です。 一見入隅部のシーリング材に亀裂は見つかりませんでしたが、肉眼で確認できなくても 小さな隙間があれば雨漏りにつながる …

生活環境を一変させる雨漏り被害と緊急対応の重要性

雨漏りすると心配で眠れなくなり、雨降りがストレスになってしまうなど、住人の方の生活を一変します。 新宿区のE様邸ではサッシ付近からの雨漏りに困っているとの事でした。 原因は窓の上にある小屋根で、板金の施工不良により雨水が …

塗膜寿命で判断するトタン屋根の再塗装時期と耐候維持策

トタン屋根で色褪せやくすみが目立ってきたらチョーキング現象というものが発生している証拠です。 チョーキング現象が発生=塗膜の劣化のサインです。 チョーキング現象とは、外壁表面を触ると粉状(チョークの粉のようなもの)のもの …

軒ゼロ住宅特有の雨漏りリスクと防水ディテール設計

S様から雨漏りが発生したので見て欲しい、との連絡がありました。 S様のお宅は、築9年の木造住宅で、玄関わきの1階天井で 雨漏りが発生したそうです。雨漏りした箇所の真上はルーフバルコニーで そこは入隅部となっていました。 …

異常気象が住宅に及ぼす影響と雨仕舞い設計の見直し方

猛暑の中、午後には突然豪雨になるなど、コロコロ変わる天気に悩まされます。 F様邸では毎回台風の時だけ雨漏りがあるとの事でした。 このようなケースはよく聞く話ですが原因は色々思いあたります。 台風の時は普段の雨降りと違い、 …