誤施工屋根の再補修で性能を回復させる施工技術

昨日の続きになります。 調べてみますと、東西のけらば側が垂木の腐朽が特にひどい ことが分かりました。これは、雨水がけらばから侵入し、 野地板と垂木の間を通過して垂木内部に侵入したのが原因だと思われます。 そこで、けらば側 …

梅雨明け後に実施すべき屋根点検とメンテナンス計画

梅雨明け後は雨漏り修理が増えますが、M様は梅雨明けを機に屋根のメンテナンスを希望されました。 こちらは旗竿地のため屋根もL字型をしており、このつなぎ目は雨漏りしやすい場所になります。 屋根の形は色々あります。 「切妻」三 …

雨樋詰まり解消で防ぐ排水不良と破損防止の清掃管理法

雨樋の流れが悪いというお客様は結構な確率でゴミや泥の詰まりが原因のことがあります。 雨樋は、古いゴミが結構溜まっている状態だと雨水をスムーズに排水することが出来ず、劣化が早まってしまうのです。 軒先の雨樋で雨水が受け止め …

誤った修理工法による屋根被害の再発防止と補修対策

M様から連絡がありました。屋根塗装をしようと思って近所の小さな工務店に依頼したところ、垂木と野地板が腐っているので、屋根修理会社に修理してもらってからの方がいいのではないかと言われたそうです。 M様のお宅は、築40年超の …

急変する天候に対応するための雨漏り予防と建物対策

近頃の天候は不安定で、急な雷雨や強風の日が多いように感じます。 雨だけでなく、風もまた雨漏りに影響しています。 屋根修理でお伺いした新宿のS様邸では、雨漏りがシャッター内部まで染みてきてしまったそうで、強風の影響で歪んで …

長寿命屋根を実現する葺き替え材選びと施工工程管理

H様から屋根葺き替えの相談がありました。 どのような屋根に葺き替えれば長持ちするのか、という質問を受けました。 通常屋根の耐用年数は約30年位です。 しかし、田島ルーフィングの「マスタールーフィング」を下ぶき材に併用 す …

初めての屋根メンテナンスで実践すべき防水対策ガイド

先日、所沢市にて、屋根のメンテンナスに行って参りました。 今回は化粧ストレート屋根のお宅になります。 初めての屋根メンテナンスだったので屋根の経年劣化が目立ちました しかし、幸いにも酷い雨漏り等は無ありませんでしたが目立 …

トタン屋根からの葺き替えで実現する防水耐風性能強化

U様から屋根修理の依頼をうけました。 U様は今まで屋根のメンテナンスをしたことが無いそうです。 U様の屋根は、築40年以上でかつトタン屋根で劣化が目立つので 葺き替えの前提で屋根材を剥がすことにしました。 一般に屋根の寿 …

笠木構造の複雑形状が引き起こす雨漏り原因と対策手法

T様邸の雨漏り調査をした時に、複雑な形のベランダの手すり上部に取り付けてある笠木の不具合が確認できました。 手すりが雨漏りの原因になると聞いて驚く方は多いと思います。 T様も手すり部分から雨漏りと聞いてビックリされていま …

台風前の外壁塗膜補修で被害を最小限に抑える施工法

意外と後回しにされがちな外壁塗装ですが、目に見えない被害が無くてもメンテナンスは定期的に必要なのを知っていますか? 専門業者の間では、目に見える被害や塗装のサインなどが現れなかったとしても平均約10年程で外壁塗装を行なっ …

雨漏り被害拡大を防ぐための初期対応と専門業者相談の流れ

最近も突然の豪雨となる日が続いています。 今まで特別大きな被害がなかったから、 特に屋根の心配はありません。といっていたのは、 長年、定期的にお世話になっているいるH様。 でも油断はできません! 実は雨漏りが気になってい …

強風被害による瓦破損修理と再施工における安全対策

近頃は強風が伴う雨降りが多発しています。 屋根は強風や豪雨によって様々な影響が出ます。 昨年の台風の時期も瓦屋根のズレや破損のご相談が多く寄せられました。 日野市Y様邸では下屋根の瓦が破損しましたが、瓦を部分的に交換でき …

隣接建物と接する雨樋交換の施工注意点と勾配設計

梅雨も明け、すっかり夏日になって参りました 先日、厚木市にて台風などに備えてメンテナンス及び雨樋の掃除も含めて、調査して参りました。 今回は、隣のお住まいと隣接している為なかなかお手入れが出来ず劣化していた雨樋を部分交換 …

金属屋根のメリットと注意点を踏まえた葺き替え設計

昨日の続きになります。 金属屋根材にもやはりデメリットはあります。 一般的に施工が難しく、凹みやすい、錆びることもあり、断熱性が低いです。 そしてデザインのバリエーションが少ないので、片流れ屋根になりがちです。 片流れ屋 …

在宅ワーク中の雨漏り被害と生活環境への影響対処策

N様は先日の大雨の時に在宅ワークをしている最中雨漏りが発生し、仕事を中断しなくてはならない状況でした。 雨漏りによる漏電で電気系統に不具合が発生すると、PC機器にも影響が出て故障の原因になってしまいます。 天井にできた雨 …

DIYによる軒天損傷と雨漏り進行を防ぐ補修リスク回避法

お客様より、軒天の雨漏りが止まらないとご連絡を受け調査して参りました。 どうやら、DIYにてご自身でベニヤ板の張り替え修理を半年ほど前に行ったようです。しかし根本的な雨漏り修理にはなっていないので結果雨漏りが進行してしま …

金属屋根葺き替え工事における施工順序と耐久改善法

昨日の続きになります。 片流れ屋根が年々増えていったのですが、その代わり減っていったのが寄棟屋根です。 過去15年間で43.6%から13.2%へと30.4%もシェアが低下しました。 ガルバリウム鋼板が多く普及している理由 …

屋根葺き替え判断基準と最適リフォーム計画の立て方

今回、藤沢市のU様からお問い合わせがありました。 屋根修理をするにあたり、屋根の葺き替えで屋根素材を変えようと思うのですが。 ということです。 今後の年数や特徴も含めて ご参考にしていただける内容をみなさまにもご紹介した …

自然乾燥遅延がもたらす浸水結露リスクの予防策

F様邸では壁紙に雨染みを発見したとの事です。 壁紙の内側にカビが発生し、基礎の木材が雨水で腐食していました。 F様邸では外壁にクラックができて雨水の侵入が確認でき、湿気を含んで内側がカビていました。 雨漏りと言えば屋根の …

火災保険を活用した屋根修理と適用条件の実務知識

数年前関東を襲った超大型台風を覚えているでしょうか? 青いビニールシートが掛かったまま何か月も放置されているお宅もあり、なかなか修復が終わっていない地域もありました。 瓦屋根が飛んでなくなっている箇所もあり、ご依頼主様は …

ガルバリウム鋼板葺き替えによる軽量化と防錆強化効果

R様から屋根の修理の依頼がありました。 R様のお宅の屋根は現在瓦屋根ですが、今回ガルバリウム鋼板の屋根に葺き替えたいとのことです。 最近、ガルバリウム鋼板屋根が普及していると感じます。 日本の屋根材を取り巻く状況が様変わ …

異常気象を踏まえた陸屋根防水設計とメンテナンス指針

梅雨も明け、これから夏季休暇も始まる季節です。 陸屋根は近頃は疑似キャンプでテントを貼りバーベキューしたり、太陽光発電のパネルを設置するのに利用したりと様々な利用価値がありますが、常に雨風や紫外線にさらされている事から、 …

台風期前に実施する屋根点検と防災対策の重要ポイント

雨が増えるこの時期になりましたが、もうお住まいの台風の対策は済んでいますか?台風の多い時期は普段の雨とは違い思わぬ方向から強い風が吹いたりするのでどうしてもい年間の中でも被害が多くなる時期なのです。 ◆代表的なチェックポ …

屋根汚れの原因分類と清掃メンテナンスによる耐久性維持

この夏の暑さは家にとっても過酷な状況が続いています。 しかし、自然環境は毎年その時になってみないとわからないことが多いようです。 そんな中、現在は症状はないが 屋根のメンテナンスに関して確認しておきたい、といったお問い合 …