外壁たわみに起因する雨漏り事例と構造補修のポイント

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雨漏り

お客様からのご相談

A様から、雨漏りで1階と2階の壁紙が汚損したとの連絡を受けました。
調べてみますと、3階建ての2階部分に施工されていた窯業系サイディングが
大きくたわみ脱落しそうになっていました。
A様のお宅は三方パラペット付き屋根を採用しており、屋根のパラペット笠木の他にもバルコニーの手摺壁に施工不良がありました。
窯業系サイディングの張り方は、縦張りと横張り、工法にはくぎ留めと金具留めがあります。
金具留めは胴縁に金具で留め付ける工法と、胴縁を使わず金具だけで通気を確保する通気金具留め工法に分かれます。今回は、横張りサイディングの通気金具留め工法を採用していました。
サイディングが脱落しそうになった箇所を見ると、サイディングを面材に固定する通気金具が緩んでいました。通気金具ねじを柱や間柱に留めず、面材だけに留めていたため、サイディングの重さでねじが引き抜かれ脱落しそうになっていたのです。
通気金具留め工法施工マニュアルには、ねじの保持力と引抜強度を確保するために、通気金具は面材を介して柱や間柱に専用ねじで固定するように記載されています。
通気金具を留め付ける間隔は、柱や間柱と同じ500mm以下が指定されています。
今回は専用ねじ以外を使用し、通気金具の留め付け間隔を500mmよりも大きく
したことが問題になっています。防耐火構造認定で使用規定がある場合は、ネジの材質や径長さについて仕様規定を守らなければなりません。

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。

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