毛細管現象による雨漏りを防ぐ外装シーリング設計の基礎

毛細管現象による雨漏りを防ぐ外装シーリング設計の基礎

昨日のブログのつづきになります。隙間をつくらないことが毛細管張力による雨漏りを防ぐ方法の1つになります。なぜなら隙間がなければ張力は発生しないからです。透湿防水シートを防水テープに貼る際にローラーで圧着するのも、隙間をつ …

ベランダ下屋根の劣化サインと補修で防ぐ浸水被害

ベランダ下屋根の劣化サインと補修で防ぐ浸水被害

K様から、ベランダが乗っている屋根の劣化が気になるとご連絡いただきました。ベランダが乗っているから修繕自体ができないのだろうと思い込んでいたそうです。そういったお話はよく耳にしますが、そんな事はありません。ベランダが1階 …

サッシ周りからの雨漏り原因と透湿防水シート補修法

サッシ周りからの雨漏り原因と透湿防水シート補修法

I様から、サッシ周りから雨漏りがあるとの相談をうけました。調べてみますと、透湿防水シートの端部から雨水が浸入した形跡がありました。これは、しばしば雨漏りトラブルで見かける現象です。いわゆる毛細管現象の一つです。サッシとの …

強風時の屋根異音を防ぐ固定補強と点検の重要性

強風時の屋根異音を防ぐ固定補強と点検の重要性

先日、T様からご相談の電話がありました。「風の強い日に、屋根からガタガタっと音がするようなのがここ数日感じるのですが、これって屋根の問題があるのでしょうか?」とのことでした。実はこのようなケースも珍しい事ではありません。 …

降雪後に確認すべき屋根劣化と雨漏り防止の点検手順

降雪後に確認すべき屋根劣化と雨漏り防止の点検手順

各地で降雪に注意したい状況が続いていますが、天候が変わる時はご自宅の屋根を心配して雨漏り調査のご依頼が増えます。中野のI様からも屋根の破損を心配してご連絡いただきました。調査したところ屋根に目立った破損はなかったのですが …

ドローン調査で判明した屋根劣化と迅速な修繕対応法

ドローン調査で判明した屋根劣化と迅速な修繕対応法

最短で屋根の劣化を確認したいとご要望を受け、先日所沢市にてドローン調査に行って参りました。ドローン調査の最大のメリットは、時短で調査が完了し細かいところまで分かると言うことです。また、足場を組む必要が無いので、コストも5 …

築年数別に見る笠木補修の必要時期と施工上の注意点

築年数別に見る笠木補修の必要時期と施工上の注意点

昨日のブログの続きになります。笠木回りの補修工事は、主に築20年から30数年の古い戸建てが多いのですが、新築や築浅物件のケースも少なくありません。なぜなら、笠木回りの納まりは、昔も今もさほど変わっていないからです。今も、 …

屋根葺き直し工事の流れとコストを抑える施工ポイント

屋根葺き直し工事の流れとコストを抑える施工ポイント

Y様宅から、屋根の葺き直しのご依頼がありました。 ちょうど先月、ご近所にて弊社の工事があった後だったので、ご近所の事例を聞いてから と、お考え中だったということでした。その後ご連絡を取り、早速拝見させていただきました。 …

再塗装後に必要な屋根点検と塗膜劣化確認の重要性

再塗装後に必要な屋根点検と塗膜劣化確認の重要性

A様邸では雨漏りが心配になったようです。調査したところ見た目は再塗装して特に問題ないように見えますが、心木部分を見てみると心木がスカスカになり心木を留めるクギが錆びて雨水の侵入跡が確認できました。このままにすると近いうち …

トタン屋根の劣化が原因で発生した深刻な雨漏り事例

トタン屋根の劣化が原因で発生した深刻な雨漏り事例

先日、調布市のお客様邸より、屋根からの雨漏りが酷いとご連絡を受け行って参りました。到着し屋根の方に目をやると下からでも分かるくらいトタン屋根の錆が酷いのが確認されました錆の影響により屋根裏まで酷く雨漏りしているのが見つか …

保険適用雨漏り修理事例にみる損害査定と工事対応の流れ

保険適用雨漏り修理事例にみる損害査定と工事対応の流れ

昨日のブログの続きになります。保険金を支払いが生じた雨漏り事故をある住宅瑕疵保険法人が調査したところ、最も多い雨漏り箇所は、「バルコニー」と「陸屋根」であることが分かりました。その中でも最も多いのが「笠木回り」だそうです …

外壁修繕助成制度の概要と申請時に確認すべき注意点

外壁修繕助成制度の概要と申請時に確認すべき注意点

今年の冬は晴天が続いてはいるものの厳しい寒さを感じている方も多いのではないでしょうか。関東地域では雪の被害は今のところないのですが強い乾燥や風の強い日が多いためウィルス性感染への注意や加湿への気配りなど、体にも住環境にも …

屋根材劣化を可視化するドローン点検の有効性と実例紹介

屋根材劣化を可視化するドローン点検の有効性と実例紹介

強風の際に屋根材の一部が飛んできたという大田区M様邸では屋根調査をご検討中です。屋根が実際どうなっているか見たうえで修繕をお願いしたいとの事で調査したところ屋根材の劣化が見られ、表面の一部が強風で剥がれたのが確認できまし …

スレート屋根のメンテナンス時期と劣化の見極め方

スレート屋根のメンテナンス時期と劣化の見極め方

人気のあるストレート屋根ですが、メンテナンス時期を把握しておりますか?定期塗装やメンテナンス時期を把握しておくだけでも雨漏りや酷い損傷を受けずに済みます。スレート屋根の寿命は、約10-20年と言われています。しかし、お住 …

笠木老朽化による雨漏りを防ぐ改修と防水再施工の実例

笠木老朽化による雨漏りを防ぐ改修と防水再施工の実例

S様から、バルコニーの手摺立ち上がり部の老朽化激しいので修理してほしいとの依頼がありました。S様のお住まいは、木造で外壁は窯業系サイディングで仕上げになっています。手摺壁の表面を剥がしたところ、内部の下地木材が広範囲にわ …

ドローンによる陸屋根雨漏り調査と診断精度向上の手法

ドローンによる陸屋根雨漏り調査と診断精度向上の手法

工場や鉄筋コンクリートのビル、マンションのような四角い建物は平面な形の陸屋根になっています。無駄のないシンプルでスッキリした四角い住宅を好む方も増え、陸屋根風に設計された住宅も見られます。しかし、その平らな形から雨漏りの …

カバー工法施工後に行う点検項目と防水性維持の確認法

カバー工法施工後に行う点検項目と防水性維持の確認法

昨日の続きになります。最近のカバー工法では、粘着層付ルーフィングが主流ですが、今回は通常のアスファルトルーフィングでした。粘着層付の場合は撤去する際に石綿スレートの表層が剥がれてしまいアスベストが飛散するリスクがあり、そ …

外壁塗装の役割と住宅保護における重要なメンテナンス周期

外壁塗装の役割と住宅保護における重要なメンテナンス周期

外壁塗装は、どんな建物にも必要です。その理由は・雨漏り・シロアリ・腐食など、外壁劣化の原因になることから守る役割を果たすからです日々の外壁劣化を防ぐためには、定期的な外壁塗装が効果的なのです。また、住宅の外観の美しさを保 …

乾燥天候でも発生するベランダ雨染みの原因と防水対策

乾燥天候でも発生するベランダ雨染みの原因と防水対策

ここのところ、関東では晴天が続いていますがその分、家回りもカラッカラ、の状況ではないでしょうか。つまり、それなのに最初は気にしなかったのだけれど、お天気なのになぜかいつも同じ場所が乾いていない??今年で言うと特に大雨の後 …

カバー工法による屋根修理事例と断熱防音効果の検証

カバー工法による屋根修理事例と断熱防音効果の検証

W様から屋根塗装の依頼がありました。W様のお住まいは築30年の物件で屋根材はセメント波板でした。調べてみたところ表面の劣化が酷く一部の表面に剥離が見られました。このまま塗装をすれば、屋根材の劣化が酷く塗装中に屋根材が踏み …

瓦屋根メンテナンスの重要性と熟練技術による補修事例

瓦屋根メンテナンスの重要性と熟練技術による補修事例

屋根リフォームには、現在の屋根をすべて撤去して新しい屋根にする「葺き替え工事」と、現在の屋根の上に新しい屋根を被せる「カバー工法」があります。K様邸では強風のあとから雨漏りが始まったという事で、瓦の一部がズレて破損箇所が …

屋根に苔が生える原因と放置による劣化リスクへの対処法

屋根に苔が生える原因と放置による劣化リスクへの対処法

苔を気にしたことはありますか?苔が生えるとその部分の水捌けが悪くなっている証拠なのです。更にその周りにも水分が供給されるので、より苔が生えやすくなってしまい、どんどん拡がりやすい環境になってしまっているのですまた、苔が生 …

環境条件が左右する屋根材劣化と耐候性向上のポイント

環境条件が左右する屋根材劣化と耐候性向上のポイント

M様邸では2階廊下の窓から屋根の様子が見えて、屋根材の劣化が気になっていたとの事です。調査してみると屋根の金具が浮いており屋根の表面にコケが生えています。こちらのようなスレート屋根は経年とともに撥水効果が低下します。水を …

新築後初のメンテナンスで発見された屋根ひび割れの要因

新築後初のメンテナンスで発見された屋根ひび割れの要因

新築から初めてメンテンナスを行いました。お客様邸は築10年近いスレート屋根の造りの屋根です。実はスレート屋根のヒビ割れは多く寄せられます。その原因の一つとして新築時に踏み割れを既に起こしている場合があることです。歩行時に …