春の突風で起こる屋根被害と防風対策の基本

先日の強風で屋根材が破損して困っていると新宿区E様よりご相談を受けて調査に行ってきました。 春は突然の強風が吹く事があり、屋根修理のご相談を多くいただきます。 屋根は強風で一番被害をうけやすい場所です。 軽い屋根材は飛ん …

春の屋根塗装が最適な理由と気候条件を活かす施工時期

先日、厚木市のお客様より、春に屋根塗装をしたいと前回のメンテナンス時にご予約を頂いており、先日塗装して参りました お客様はコロニアル屋根の約築15年程のお宅になります。 屋根は家の中で最も過酷な場所にあるので、外壁よりも …

浴室天井からの雨漏りを防ぐ防水シート補修と換気対策

N様から浴室から漏水しているとの連絡をいただきました。 N様のお宅は、築25年の低層マンションです。 浴室の天井面にカビがよく生えるため、毎年ペンキを塗り替えて いたそうです。ところが最近天井ボードのジョイント部分から …

シーリング劣化が外壁よりも早い理由と補修周期の目安

M様から雨漏り修理のご依頼を受け現場に伺いました。 リビングに面した壁が湿っているのが確認できました。 調査の結果サイディング外壁のシーリングの劣化部分から雨水が侵入した痕跡が見られます。 窯業系サイディングは施工やメン …

悪徳リフォーム業者の手口と信頼できる業者選定の基準

これからの時期は、春が終わるとすぐに梅雨になります。 突発的な雨漏りなど、お住いの万が一に備え、ご自身で信頼出来る屋根修理の業者を把握していますか?もし、していないのならば、無知でいるよりも早めにご家庭ご自身に合った信頼 …

屋根断熱と天井断熱の効果を高める設計上の工夫④

昨日の続きになります。 屋根断熱と天井断熱の区分で見ると、屋根の形を考慮することが 重要になります。組み合わせの方法によっては、断熱や通気経路の施工に 手間がかかります。 推奨しない組み合わせもあります。その一つは、 切 …

DIY修理で悪化する雨漏りリスクと専門施工の重要性

O様からのお問い合わせがありました。 「雨漏りの修理をDIYでできるのでしょうか?」 とのこと。 まずは一口に、雨漏りと言っても原因は様々です。 そして同時に、DIYが絶対にダメです。と言うわけでもありません。 しかし、 …

季節変化による外壁ひび割れと雨漏り修繕の最適タイミング

雨漏りで困っているという日野市K様邸のご自宅は3階建てで、1階のお風呂場サッシ上から雨水が染みてきます。 調べてみると外壁塗装が剥がれて浮いている事を確認し雨水が侵入してしまったのです。ではなぜ外壁塗装が剥がれて浮いてし …

屋根断熱と天井断熱の外張り工法における注意点③

昨日の続きになります。 外張り工法のデメリットは以下のようになります。 通気層を小屋組み陽の垂木とは別の通気垂木と合板で形成することから 「二重垂木工法」とも呼ばれ、通気垂木と合板のコストがかさむことです。 また、上棟時 …

屋根点検を行うべき時期と劣化サインの見分け方

屋根の調査? と聞いたのですが  現在、何も心配は無いけど必要なのでしょうか。 と言うお問い合わせをいただいたのはAさまからでした。 無料点検 といっても今のところ何もないのに屋根を心配する人は確かに少ないと思います。 …

外壁が崩れ落ちる前に行う緊急雨漏り補修の重要性

C様邸では外壁を触るとボロボロ落ちるとの事でした。 調査してみると、お風呂場に面した外壁部分の劣化が特に目立ちます。 雨漏りから外壁材が水分を含み劣化したのち凍結を繰り返し剥離した事例もありましたが、こちらではまた別の原 …

屋根断熱と天井断熱の施工方法を比較した専門的検証②

昨日の続きになります。 屋根断熱と天井断熱は断熱材の施工方法は、全部で5つの工法に 細分化されます。各々工法ごとに作業性のメリット、デメリットがあります。 屋根断熱は、以下の2つがあります。 1.断熱材を下地鋼板の屋根側 …

3階建住宅に最適なドローンによる屋根調査の利点

お客様より、3階建でも時短で屋根調査がしたいとご相談のご連絡を受け早速調査に行って参りましたこれまで3階建や屋根勾配のキツイ屋根のハシゴの掛けられない屋根などは条件により屋根の点検がすぐに出来なかった建物も残念ながらあり …

地域合同による雨樋点検の意義と維持管理の実践方法

Y様からお電話をいただきました。 ご近所同士で ここ数年、風が強い日が増えたよね> ちょっと見過ごしてたけど、雨どいって点検したことある? こんなお話しをご近所でしていて。。。なのでうちもちらっと自分で点検してみたら、ち …

屋根形状に応じたメンテナンス計画と施工技術の工夫

ずっと気になっていた屋根のメンテナンスをお願いしたいと中野区T様からご連絡いただきました。 こちらは立地の関係上、屋根もL字型をしており、このつなぎ目からの雨水侵入はとても多くご相談を受けます。 土地の形状から、L字やコ …

屋根断熱と天井断熱の違いを理解するための基本考察①

本日は、八王子市の数か所で屋根断熱と天井断熱の 施工を行ったので、その考察をいたします。 小屋裏の断熱方法は大きく「屋根断熱」と「天井断熱」に分けられます。 2つの違いは、断熱材の施工位置、小屋裏の熱的環境、屋内の水蒸気 …

庇の塗膜剥離を放置せず行う早期補修と防錆対策

先日庇の塗装劣化気になるとご連絡を受け早速調査して参りました確認してみると、庇自体の塗膜の経年劣化が進行しており、塗装し直しをさせて頂きました。 このまま放置するといずれ外壁や庇自体から雨漏りする可能性が多いにあるからで …

リビング上部の複数雨漏りを防ぐ施工診断と再防水対策

1Fのリビングの窓の上枠から雨漏りがしていると思うのですが、、、 とても心配なので、すぐに見ていただきたくて。。 H様からこのような心配なお問い合わせをいただきました。 詳しく聞いてみると 実はちょっと前から何か気にはな …

陸屋根のひび割れ補修で防ぐ雨漏りと構造劣化の進行

屋根のない屋上の事を陸屋根(りくやね)といいます。 木造住宅での陸屋根は構造上あまりお勧めできませんが近年では陸屋根風に設計された住宅も見られます。 シンプルでスッキリした無駄のない四角い住宅を好む方も増えています。 限 …

庇補修で改善した簡易宿舎の雨漏りと劣化対策の実例

昨日の続きになります。 コンクリートの崩壊した部分についてはパラペットの下面のひび割れとつながっていて 広範囲に影響を及ぼしていました。近年の瓦屋根では壁との納まり部に 捨て水切りを入れて雨漏りを回避していますが、昭和の …

隣接雨樋の詰まりで起こる浸水トラブルと点検の必要性

近所の屋根と隣接している雨樋はなかなかご自身では、細かく確認しにくい箇所になります。 そのため気づいたら、劣化が進行していたことも少なくありません 雨樋の寿命を延ばすためには、定期的に塗装をすることをお勧めします。 定期 …

住宅トラブルの約半数を占める雨漏りの実態と防止策

「住宅トラブル」と聞くと思い浮かぶのはどんなことでしょうか。 大手の住宅メーカーに依頼して念願の一戸建て。 トラブルなんてうちにはありえない。と思うのがほとんどです。 なのに、いつも間にか、まさか雨漏り? こんな話も決し …

雨漏りを機に検討した屋根葺き替えと防水強化の施工法

屋根修理でよく耳にする「カバー工法」とは既存屋根の上に防水シートと金属屋根材を張っていく方法で、葺き替えより費用が抑えられるうえに工期を短くできます。 また強度が強くなり、断熱・防音の効果も期待できます。 大田区M様邸で …

庇補修の再施工手順と雨漏り再発を防ぐ防水強化策

昨日の続きになります。 補修工事は以下のような手順で行いました。 まずパラペットの棟瓦から撤去しました。棟瓦はふき土と銅線で緊結されていて 鉄くぎは使用されていないので、棟瓦にひび割れは見当たりませんでした。 それから、 …

シロアリ被害を防ぐための屋根外壁定期メンテナンス

先日江東区にて、そろそろ屋根の状態が気になるとご連絡を受け行って参りました。早速伺ってみると、天井の隅にシミが確認出来ました。 ご本人もいつからあったか不明とのことです もしやと思い、屋根裏を確認してみると…雨漏り進行中 …