新築時の施工不良による雨漏り事例と早期発見の重要性①

Y様は3階建て戸建て住宅にお住まいです。 新築から2年経ったころの夏、1階の和室の畳にカビが生えているのに 気づいたそうです。その翌年にはさらに酷くなり、畳をめくってみると カビだらけになっていたそうです。施工した会社に …

トタン屋根のサビ発生メカニズムと防錆メンテナンス法

トタン造りのお宅にお住まいのメンテナンスに行って参りました。 トタンは鋼製ですので、1度サビが出てしまうとサビの状態がどんどん悪化し、穴が空くなどの劣化により雨漏りを起こしてしまう特徴があります。 特に穴やズレが目立った …

構造内部で進行する雨漏りの発見と早期対応の重要性

M様邸では雨降りの時に雨漏りを発見した時には、すでに建物内部の木材に浸透していました。 この時期は1年の中で雨降りが少なく乾燥しているため雨漏りが発見されにくい時期でもあります。 梅雨どきや台風のあとは雨量の多さや屋根の …

梅雨台風前に行うストレート屋根葺き替えの重要性

先日所沢市に、ストレート屋根のメンテナンス及び吹き替えに行って参りました 最近は暖かい日や寒い日が繰り返しており、天候がなかなか読めない日が続いておりますが年間でみると塗装に適している時期でもあるのです。 今回、お客様は …

バルコニー床からの漏水原因と再施工による防水改善策

2階の床が湿気が酷いので、雨漏りを疑っているとの ご相談をうけました。 調べてみますと、 サッシ枠とFRP防水層の取り合い部に施工不良があり、それが雨水が浸入 する原因となっていました。 バルコニー床から外壁の立ち上がり …

気温変化によるベランダ雨漏りの原因と防水補修の実例

先日雪が降った事も忘れるくらい、ここ1週間は暖かい日が多くなりました。 このような季節の移り変わり目に寒暖差で体調を崩す方も多く、極端な温度の変化が建物にも大きく影響をおよぼしています。 新宿区K様邸で2階のサッシ付近に …

トタン屋根を長く美しく維持するための定期メンテナンス法

現在も人気の亜鉛メッキ鋼板造りの屋根(トタン屋根)の塗装は日光や気候によりすっかっり経年劣化により剥がれている箇所や錆が目立っていたりしていませんか? 大きな穴や酷い劣化などで雨漏りが発生していない限り、錆を落としたり部 …

コンクリート打ち放し住宅における防水対策と改修事例

J様から雨漏りのご相談がありました。J様は コンクリート打ち放し住宅にお住まいです。雨漏り箇所はサッシ回り からとのこと。原因をしらべてみると、 モルタル仕上げの外壁とサッシの取り合い部分から雨水が浸入した 形跡がありま …

コロニアル屋根葺き替えで実現する軽量化と防災性能

コロニアル屋根に関して、S様からお問い合わせがありました。 まず、コロニアル屋根 とは、 軽量で施工性が良い屋根材料を使用したものです。 また、この25年余りで急速に普及したものとなります。 種類でいうとスレート屋根の商 …

寒暖差による降雪時雨漏りの原因と防水メンテナンス

まだまだ春になるのは早いかのように、昨日の雪には驚いた方も多かったと思います。 雪は屋根に大きな負担をかけるので雨漏りと大きな関係があります。 屋根に積もった雪は日中に時間をかけてゆっくりと溶けて水になり、気温が低くなる …

シーリング不良による雨漏り発生と再施工の注意点

U様から雨漏りの連絡をいただきました。 雨漏り箇所は1階と2階の天井部分だそうです。 U様は築1年未満の軽量鉄骨造ユニット住宅にお住まいです。 調べてみますと、1.2階の天井部分だけではなく さらに床下への漏水もありまし …

チョーキング現象が示す外壁劣化と再塗装の判断基準

先日調布市のお客様より、ご自身で外壁を手で触ったときに粉が付着し気になったので調査のご依頼を頂きました。これは、外壁や屋根に多く見られる現象の一つでチョーキング現象と呼びます。 チョーキング現象とは、表面にチョークの粉の …

屋根表面の汚れが与える劣化影響と定期清掃の重要性

いよいよ春! と言いたいところですが、実はまだまだ肌寒い日が続いています。 体調管理に気が抜けない昨今です。 とは言え、この気候の良い日々に合わせ 屋根の点検や、ちょっと気になる箇所を今のうちに という依頼も増えるのもこ …

積雪による屋根負荷と構造的損傷を防ぐ補強対策

季節外れの雪が降った関東ですが、雪がきっかけの雨漏りが多く発生しています。 屋根に1cm雪が積もると1㎡あたり2kgの重量になるそうで、想像以上の負担が屋根にかかる事になります。 日野市N様邸で雪の重みで屋根が歪み、雨漏 …

3階建住宅屋上防水工事の施工手順と注意点

先日、厚木市のお客様邸へ屋上防水加工のメンテナンスに行って参りました 屋根以外でもコンクリートの屋上の防水加工のメンテナンスは必須であり、家屋を長持ちさせるために雨漏りを防ぐことは重要なのです。 建築時にどんな強力な防水 …

FIX窓の結露と浸水を防ぐ防水シートと換気の改善法

T様は、中層の集合住宅にお住まいです。北側居室の FIX窓の結露が酷いとの相談を受けました。見てみると、 サッシには排水溝がなく、出窓の天板に結露水があふれていました。 その部屋には、エアコン用と思われる100φのスリー …

加湿器の使い過ぎが招く結露とカビ対策のポイント

寒い日と、比較的暖かい日が繰り返されている今年ですが どちらにしても、かなり乾燥した状態が続いていますね。 つまり、対策としての毎日の加湿器は手放せなくなっています。 そこで、ちょっとご注意を!と思い 昨年あった例をご紹 …

春の強風で破損しやすい棟板金の補修と固定強化法

ここ数日は風の強い日が続きます。 強風や台風などは屋根への影響が心配され、お問い合わせもたくさんいただきます。 中でも屋根の一番上の部分を覆う山形をした金属板の「棟板金」は特に破損しやすい場所です。 F様邸でも、この棟板 …

雨樋オーバーフローが起こる原因と排水改善の施工法

屋根業界ので谷樋は雨漏り箇所1位と言われているほど雨漏りが発生しています。谷樋とか谷板金と呼ばれるもので施工してあります。 その板金のつなぎ目などが経年劣化により穴が開いてしまったり、劣化していることによりきちんと雨水を …

新築住宅で発生したバルコニー排水溝漏水の原因と対策

O様から、漏水の相談を受けました。漏水箇所はバルコニーの排水溝付近です。 O様のお住まいは、新築間もない木造住宅です。 漏水の原因はおそらく新築の防水工事の完了後から、雨天が 続いたために排水溝の入隅部のピンホールからの …

修理後トラブルが起きる原因と再施工を防ぐ管理体制

ご存じのように昨今、 家のリフォームに関するトラブルがTVでも取り上げられています。 そして同時に 雨漏り修理に関するトラブルが最近でも起っています。 そこで今回は、トラブルを回避する例を挙げてみます。 以前あったご相談 …

屋根と外壁の同時雨漏り修理における施工管理の要点

O様邸の2階建て住宅で屋根の塗り替えをご希望ですが、その前に不具合はないか調査を行います。これを省く業者がいるようですが、後々の修繕と再塗装のトラブルはこのようなひと手間をしなかったために起こっています。 普段は見えない …

ビス釘浮きを放置した際の浸水リスクと補修手順

屋根は釘やビスでしっかり固定されており、ビスや釘が浮いてしまったり、抜けてしまうと少しずつ雨水が侵入し雨漏りの原因に繋がることがあります。屋根の釘やビス浮きなどは、約8年程でメンテンナンスをする必要があり、ちょっとしたこ …

水切りあご省略が招くマンション雨漏りの構造的要因

E様から雨漏りの相談がありました。 E様は築20年数年ほどのマンションにお住まいです。調べてみますと、 雨漏りは、E様の直上住戸から浸入した雨水によるものでした。雨水 の侵入箇所は、壁面下端に設けた押さえモルタル(葉佩) …