屋根のカバー工法のメリット

屋根のカバー工法(重ね葺き)とは、既存の屋根の上に

下地処理を施して新しい屋根材を葺く工法です。

今の屋根はそのままにして既存撤去・廃棄の工程を省略

することによって費用を安価に抑えられるメリットが有ります。

但し屋根の傷み具合によっては施工できないので下地材の

破損、腐食、変形等をチエックする必要が有ります。

カラーベスト屋根や平葺き板金屋根はその下地チエックさえ

すればカバー工法には最適と言えます。

カバー工法のもう一つのメリットは遮断性、防音性が向上する

事です。

屋根全体の重さを瓦屋根と比較して考えても瓦屋根は坪当たり計算で

約165㎏、カバー工法で屋根を重ね葺きしてもガルバリウム鋼板

等で施工した場合、既存屋根と合わせた重みは瓦屋根の20%~30%

です。したがって屋根全体にかかる重量は重ね葺きすることによって

大きなリスクを負うことなく仕上げることが可能となりますが、場合に

依っては整然とした細かい部分の収め方が難しく、専門的な知識を

持って対処しなければならない場面も多く出てきます。

従って現状をよく理解しての判断での工事となりますので、私たち

とよく話し合ったうえ、施工することをお勧めします。