相次ぐ被害 実際、雨漏り修理の見積もりとは 相場やその内訳の比較方法

相次ぐ被害

9月に入っても引き続き全国で被害が報道されています。
関東では被害当日からは数日または数週間立っている中、当時はなかったものの今になってから雨漏りやその他の被害が現れてきたんです。という方もいるのではないでしょうか。
そんな中、どちらにしてもまずは専門業者への連絡をして、調査とともに見積もりの依頼から始まるのかと思われます。
しかし「見積もりを取ったら、業者によって金額が大きく違った」「どの見積書を信じればよいのか分からない」と困っているお話が多いのが事実です。

例として、雨漏り工事を例にとると、見積もりは単純に合計金額だけを比べても適正かどうかを判断できません。雨水の侵入経路、建物の劣化状態、工事を行う範囲、使用する材料、足場の有無などによって、必要な工事内容が大きく変わるためです。
つまり雨漏りの見積もりで重要なのは、最も安い業者を選ぶことではなく、雨漏りの原因と工事範囲が具体的に示されているかを確認することです。

雨漏りは、室内で水が落ちている場所と、建物の外側から雨水が入り込んでいる場所が一致するとは限りません。

屋根から入った雨水が防水シートや下地、柱などを伝い、離れた場所にある天井や壁へ現れることもあります。そのため、室内の濡れている部分だけを確認しても、雨水の侵入箇所を特定できない場合があります。

適正な見積もりを作成するためには、最初に雨水の侵入経路と建物の劣化範囲を確認することが重要です。

ではその現地調査なのですが、現地調査では、雨漏りが始まった時期、症状が出る雨や風の強さ、天井・壁・窓・ベランダなどの発生場所、過去の補修歴を確認します。あわせて、屋根材や板金、防水層の劣化、屋根裏や下地の水分・腐食、外壁や窓まわりからの浸入についても調べます。
今の時期の場合では、当時の画像や録画などを見ながらとなるかもしれません。
大事なのは、金額だけを見て判断せず、見積もりに含まれている工事内容と範囲を確認することが大切です。
そして雨漏りの原因は、屋根材の割れやずれだけではありません。棟板金、谷板金、防水シート、外壁、窓まわり、ベランダ、屋上など、さまざまな場所から雨水が入り込む可能性があります。

目に見える破損だけを原因と判断する業者もいれば、屋根裏や下地まで確認したうえで見積もりを作成する業者もいます。調査範囲が異なれば、提示される工事内容と金額にも差が出ます。
また、使用する材料や足場の有無によっても金額は変わってきます。
ですから、見積書を受け取ったら、合計金額だけを見るのではなく、工事内容と費用の根拠が分かるか確認しましょう。
特に、一式と書かれている見積もりには内容の確認が必要です。

雨漏り工事の見積もりは、業者によって金額が異なることがあります。主な理由は、想定している原因、工事範囲、使用材料、足場や諸経費の含め方が異なるためです。
雨漏りの見積もりで大切なのは、安さだけで選ばず、原因と工事内容に納得できるかを確認することです。

雨漏りを放置すると、屋根の下地や柱、断熱材、天井などへ影響が広がる可能性があります。気になる症状がある場合は、早めに現地調査と見積もりを依頼しましょう。

 

 

 

 

 

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

屋根工事・雨漏り・雨桶工事など屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。