
before

after
お客様からのご相談
築17年の木造住宅にお住まいの練馬区のK様は、屋根に太陽光パネルを設置して1年後、点検業者からショッキングな指摘を受けました。
「小屋裏で雨漏りしています。瓦を金属屋根へ葺き替える必要があり、費用は400万円ですが今なら100万円引きします。」
突然の高額提示に不審感を抱いたK様より、弊社へ調査のご依頼をいただきました。
現地調査を行うと、小屋裏の野地板(屋根の下地材)が広範囲で著しく濡れており、軒裏にもシミが確認できました。特に北側の垂木は含水率が40%を超え、釘がサビつくほど重度な状態です。
しかし、構造と断熱状況を詳しく調べると、原因は雨漏りではないことが判明しました。
室内の水蒸気が流入:1階の台所から吹き抜けで2階へ繋がる構造に対し、天井断熱のグラスウールや防湿シートに欠損があり、生活で生じた水蒸気が小屋裏へ流入。
複雑な断熱構造:軒先周辺と棟頂部は「天井断熱」、吹き抜け部分は「屋根断熱」という変形仕様。
機能していなかった換気経路:妻面に換気口(有孔板)はあったものの、通気層と繋がらない位置にあり、実質的に「飾りの換気口」となって水蒸気が棟へ滞留。
北側への集中:日射で温められた南側の野地板から出た水蒸気を、日当たりの悪い北側が吸い続けて乾燥しない状態に。
つまり、屋根材の劣化による雨漏りではなく、換気不足と断熱の施工不備による「内部結露」が原因だったのです。
根本原因が「水蒸気の滞留」であるため、高額な屋根の葺き替え工事は一切不要です。弊社では以下の改善案をご提案・施工いたしました。
棟換気の設置:通気層と繋がっている屋根断熱の棟頂部に「棟換気」を新設し、湿気の逃げ道を確保。
既存野地板の活用:濡れていた野地板も強度が保持されていたため、そのまま活用。
改修費用は約30万円と、訪問業者の提示額の10分の1以下で収まり、施工後は無事に結露も解消いたしました。
お客様の声












