
before

after
お客様からのご相談
激しい雨の降る夜、ぽつり、ぽつりと天井から落ちる水の音。
世田谷区のO様を大きな不安に陥れていた雨漏りの原因は、屋根の骨組みを支える「野地板」の深刻な劣化にありました。
今回は、ご相談をいただいてから無事に工事を終えるまでの道のりを、少し振り返ってみたいと思います。
「雨が降ると、どうも家の中が湿気っぽくて。最近は天井に小さなシミのようなものも見えてきたんです」
お電話口でのO様の声は、どこか沈んでいました。家は私たちを守る大切なシェルターであるはずなのに、そこから水が漏れてくるかもしれないという予感は、暮らしに暗い影を落とします。
早速現地へと向かい、脚立を立てて天井裏(小屋裏)へと潜り込みました。懐中電灯を片手に暗闇を進み、光を上に向けてみると、そこに広がっていたのは言葉を失うような光景でした。
光に照らされたのは、一面が真っ黒に変色した野地板でした。
長年にわたってじわじわと雨水が浸入していたのでしょう。木材はすっかり湿気を吸い込み、カビが繁殖して、手で触れると今にも崩れそうなほど脆くなっていました。
骨組みである鉄骨の梁にはうっすらと錆が浮き、配線もどこか心もとなげに垂れ下がっています。このまま放置すれば、屋根材そのものを支えきれなくなる恐れもありました。
O様に撮影した写真をお見せしながら、現在の状況と、野地板を新しく張り替える補修工事が必要な旨を丁寧にお伝えしました。「原因がはっきりわかってホッとしました。すぐにお願いします」と、その場で施工をお任せいただくことになりました。
いよいよ工事当日。熟練の職人たちとともに、傷んだ野地板の撤去と、新しい板の設置に取りかかります。
傷んでボロボロになった古い木材を慎重に取り除き、鉄骨の状態をきれいに整えた上で、真新しい合板を一枚一枚、隙間なく丁寧に並べて固定していきます。等間隔に美しく、力強く打ち込まれていくビスの音が、静かな天井裏に心地よく響き渡ります。
作業が進むにつれ、かつて暗闇と湿気に包まれていた空間が、見る見るうちに生まれ変わっていきました。
新調された野地板は、目の覚めるような明るい木肌を覗かせ、天井裏には木の爽やかな香りが広がります。整然と並んだビスがしっかりと鉄骨と木材を繋ぎとめ、これでもう、どれほど強い雨が降ろうともびくともしない、強固な下地が完成しました。
お客様の声












