
before

after
スタッフより
港区にお住まいのF様より、「天井にシミがあるので雨漏りではないか」とのご相談をいただきました。在来軸組工法の2階建て住宅にお住まいのF様は、入居後1年足らずで1階寝室の押入れ天井にシミを発見し、まもなくカビも生えてきたため、雨漏りではないかとご心配されていました。
私たちは早速F様のお宅を訪問し、調査を開始しました。雨漏りの可能性も視野に入れながら詳しく調べていくと、意外な原因が浮かび上がってきました。押入れの上部を通る2階トイレの給水管に、防露措置が施されていなかったのです。
給水管の中を流れる冷たい水によって、管の表面に結露が発生し、その結露水がポタポタと天井に垂れ落ちてシミとなり、やがてカビも繁殖したというわけです。
この問題に対し、私たちは給水管の結露防止対策として、厚さ20mmのグラスウール保温筒を給水管にしっかりと被覆し、ビニールテープをらせん状に巻き付けて防露措置を施しました。保温筒には他にもロックウールやポリエチレンフォームなど様々な種類がありますが、今回はグラスウールを使用しました。
今回のケースのように、給水管からの結露水が原因である場合、直接的な雨漏りとは異なります。給水管は室内に設置されているため、外部からの雨水が直接影響することはありません。
しかし、天井のシミやカビは、雨漏りのサインである可能性も十分に考えられます。例えば、屋根や外壁の雨漏りがトイレの近くで発生し、壁や床を通して漏水することもありますし、雨水が建物内部に侵入してトイレ周辺に二次的な損傷を引き起こすこともあります。
F様のように、入居後早期に異変に気づかれた場合でも、原因は多岐にわたります。そのため、天井にシミやカビを発見した際は、建物全体の定期的なメンテナンスを心がけ、自己判断せずに専門家にご相談いただくことが、正確な原因特定と適切な対策を講じる上で最も重要です。
ご相談だけでもお気軽にどうぞ!
ドローンによる屋根点検も好評です!
フリーダイヤル 0120ー494ー978
ご連絡お待ちしてます。
お客様の声











