防水層の浮きが原因で発生する雨漏りと改修手順の解説

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雨漏り

お客様からのご相談

U様から雨漏りのご相談がありました。U様のお住まいは木造2階建てです。
雨漏りの部位はバルコニーとのことでした。
調べてみますと、バルコニー床面において、FRP防水層に浮きが生じていました。
下地の状態を確認したところ、下地モルタルとプライマー層がかい離している
状況でした。下地モルタル表面のレスタンスによってプライマーの
含浸が不足したためか、下地モルタル中の水分過多により、プライマーの
浸透が不足したことが原因と思われます。下地となるモルタルは、打設時
表面に金ゴテ押さえを施すとモルタル内の微粒子や灰汁が上昇し、レイタンス(※)
と呼ばれる層を形成します。この層は比較的緻密で、プライマーがその部分に
塗布された場合、浸透を阻害し、接着不足となることがあります。
コンクリート下地やモルタル下地などは、打設後にレイタンスが発生するため、
ディスクサンダー(研磨や切断に使用する電動工具)などを用いてこれを
除去することが必要になります。

また、モルタル内部の含水率が高い場合にも、同様にプライマーの
浸透を妨げるため、注意が必要です。

下地に脆弱部分がある場合は、その部分を除去し、接着性能の良い
補修材に変えて不陸調整をします。また、水分過多による接着不良を
防ぐためにも、下地はよく乾燥するよう、確実に管理することが 
必要になります。

(※)コンクリートを打設した後にコンクリート表面にできる脆弱な薄膜のこと

 

この記事の監修者

株式会社 LOVE STYLE
代表取締役 阿部 泰三

雨漏り修理・雨桶工事・屋根工事業者として工事に携わり30年以上。工事監督などの実績を持つ「株式会社 LOVE STYLE」の代表取締役。

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