定期メンテナンスの際、「屋根のシーリングが剥がれて配線がむき出しになっている」「コンクリート部分が崩れて内部が見えている」
そんなケースは決して珍しくありません。多くは経年劣化による屋根・外壁の防水機能の低下が原因です。
この状態を放置してしまうと雨水が建物内部へ入り込み、
“漏電”という重大トラブルにつながる危険性が高まります。
雨漏りと漏電はどうつながるのか?
雨漏り=天井から水が落ちてくる、というイメージがあるかもしれません。
しかし本当に怖いのは、目に見えない“内部侵入”です。
屋根や外壁の隙間から侵入した水は、柱・梁・壁内を伝い、天井裏の電気配線に到達します。
電気配線は絶縁体で保護されていますが、
- 高湿度が続く
- 絶縁体の経年劣化が進む
- 水が配線の接続部に触れる
などの条件が重なると、絶縁性能が弱まり漏電が発生します。
漏電が起きるとどうなる?

漏電が発生すると、建物や人に深刻な被害をもたらします。
1. 感電の危険性
漏れた電気が金属部や水に触れた状態で人が触ると、感電する恐れがあります。
特に水まわり・屋外・ベランダ・天井裏は危険度が高い場所です。
2. 火災のリスク
漏電した箇所がショートすると発熱し、最悪の場合は火災につながります。
実際、住宅火災の原因として「漏電」は毎年必ず発生しています。
3. 家電の故障
雨漏りした水がコンセント・分電盤・家電内部へ入ると故障を招くだけでなく、
火花が散る「トラッキング現象」を起こすこともあります。
雨漏りが起こりやすい“前兆”を見逃さない
次のような症状がある場合、内部ではすでに水が電気系統に近づいている可能性があります。
- 天井や壁に薄いシミが出てきた
- 天井裏でカビ臭さを感じる
- 雨のあと家電のブレーカーが落ちる
- コンセント周りが湿っている、変色している
「外観は問題なさそう」でも内部で腐食が進んでいるケースは非常に多いため、早めの点検が重要です。
季節の変わり目は特に注意が必要
これから春が終わり、梅雨へ。
さらに夏には台風がやってきます。
雨漏り修理は即日で終わるものではなく、調査・見積もり・工事で時間がかかるため、
「早くやっておけば良かった…」という声も少なくありません。
まとめ:雨漏りは“家全体の安全に関わる問題”です
雨漏りは単なる水のトラブルではなく、
漏電・感電・火災・構造腐食など、重大事故を引き起こす原因となります。
配線が見えている、コンクリートが剥がれている、天井にシミがあるなどの初期症状を見つけたら、
早めの点検をおすすめします。
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