杉並区で鉄骨造の外壁塗装 -3-

昨日の続きになります。
コンクリート内部の鉄筋はコンクリートがアルカリ性であることから、
理論上は錆びることがないとされています。しかし、実際はコンクリートの中性化やひび割れによる雨水の浸入など、様々な要因によって錆びが発生し、鉄筋が
腐食することが起こり得ます。鉄筋に錆が発生すると、その体積は約2.5倍まで
膨張します。その膨張した圧力に耐えられず、コンクリートがひび割れを起こし、コンクリートの剥落や剥離が発生します。この現象を「爆裂」と言い、「爆裂」も「ひび割れ」や「浮き」と同じく、外壁を塗り替える際には下地処理として補修する必要があります。「爆裂」の補修方法は、爆裂箇所のコンクリートをはつり落とし、錆びて腐食している鉄筋を露出させます。そして鉄筋の錆びを処理したうえで、防さび材料で鉄筋を被覆します。それから、断面修復剤にて欠損したコンクリートを復元します。
ひび割れや爆裂などの予防する塗装工法として、「防水系複層仕上げ塗り」があります。
弾性を有する下地材を特殊なローラーや吹付にて塗布することにより、通常の塗装工法よりも厚い塗膜を形成します。これにより、弾性のある塗膜がひび割れを起こすような表層の動きに追従することで雨水浸入を防ぐ効果が期待できます。

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