杉並区で老朽化に伴う屋根修理　-1-

杉並区のA様は築42年の木造住宅2階建てに住んでおられます。
老朽化に伴い、屋根、外壁、設備などを含む大規模リフォームを考えているようです。
調べてみて一番気になったのは、屋根材の劣化でした。
屋根瓦で複数の箇所が破損し、棟部に重点されたしっくいは劣化していました。
谷樋の板金は腐食し、そこから雨水が浸入した形跡がありました。
A様の話に夜とよれば、これまで幾度か増改築をしており、
最初の増改築をした後から２階の室内で雨漏りが発生するように
なったそうです。

屋根の劣化状況と、雨漏りの状況から、野地板や垂木、小屋裏部材が
腐食している可能性が高いと判断しました。
しかし、それらの腐朽の度合いは、実際に屋根瓦を外さないと
分かりません。そこで、屋根工事の見積もりを作成する段階では、
野地板、垂木、小屋裏部材の腐朽度を約５割と仮定して積算しました。
屋根材も変更することにしました。耐震性を強化するために、
瓦よりも軽い溶融亜鉛めっき鋼板を採用することに決定しました。
度重なる増改築で形状が複雑になり、これが雨漏りを引き起こす
一因になっているのは明らかでした。

野地板の腐朽が屋根材の交換で１番に問題にります。
住まわれている方は、屋根材の交換で済むと思っておられますが、
屋根材や雨樋の劣化が進んでいると、野地板や垂木を含めた
大規模な改修が必要になってきます。
明日に続きます。

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