杉並区でエアコンの背面からの雨漏り -3-

ご住所
東京都杉並区
ご依頼内容
雨漏り修理
使用材料

スタッフより

昨日の続きになります。
今回の現場では、開口部に樹脂系部材を取り付け、部材のつばに
防水テープを貼った数日後、外壁工事の段階で外壁に穴を開けて配管
キャップなどを設置します。その後、準備が整ったら、
エアコンの室内機と室外機を設置し、スリーブ内部に冷媒管や
ドレーンを通します。スリーブの外壁側の端部では、専用のパテで
隙間を埋めます。エアコン専用のパテは既製品を使います。
エアコン専用のパテは、自在に変形するうえに、硬化しない特性を
持っています。これで館内に水が入りにくくなる上、、古くなったエアコンを
交換するときに容易にパテを取り除けます。パテはスリーブの
あいつ内端部にも充填します。
屋外に伸びた冷媒管やドレーン管にはカバーをつけておきます。
こうしておくと、強風時でも雨水がスリーブに侵入しにくい上に、
管類を保護することができます。

今回の事例で分かったことは以下の2つです。
1つは。透湿防水シートの止水処理の重要性です。今回のケースでは
4つの要因が重なって雨漏りを招いたわけですが、シートの止水処理が
完璧であれば雨漏りを防げたかもしれません。
もうひとつは、 複数工種が重なる場合のリスクです。
エアコンの配管工事では、電気工事とサイディング工事の
2種工種の関わりがあります。室内側の穴あけは電気工事の職人が、
屋外側の穴あけはサイディング工事の職人が担当します。
工事日程が異なるので、相互に意思疎通を行うことが難点です。
現場監督は両方の工種に目を配り、配管経路全体の防水処理に気を
くばる必要があります。

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